こんにちは、『ローカログ』新潟県担当ライターのよしあきです。新潟市に暮らしながら、県内各地の魅力を発信しています。みなさんは魚沼市と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?やっぱり「コシヒカリ」でしょうか。実は魚沼市には、全国的にも珍しい伝統行事がたくさん残っているんです。今回は魚沼市のお祭り一覧として、季節ごとの見どころを余すことなくお届けします!
魚沼市が誇る「三大奇祭」とは?
魚沼市には、地元の人々が大切に守り続けてきた「三大奇祭」と呼ばれる伝統行事があります。どれも江戸時代から続く歴史ある祭りばかり。他の地域ではなかなか見られない、ユニークな風習が今も息づいています✨
雪中花水祝(せっちゅうはなみずいわい)
毎年2月の第2土曜日に堀之内地区の八幡宮で開催される冬の伝統行事です。なんと、極寒の雪の中で新婚の男性に冷水を浴びせかけるという大胆な神事が行われます。江戸時代の文筆家・鈴木牧之が著した「北越雪譜」にも記録されている由緒あるお祭りなんですよ。
新婿への水かけには、子宝や子孫繁栄の願いが込められています。元日に汲んだ「若水」を頭からザブンと浴びせられる光景は、見ているだけで身が引き締まる思いに。昼間には「うまいもの市」や「はと市」も開催され、地元グルメも楽しめます。
しねり弁天たたき地蔵まつり
毎年6月の最終土曜日、小出地区の弁天堂境内で行われる宵祭りです。「天下の奇祭」とも評されるこのお祭り、いったいどんな内容かご存じですか?
このお祭りでは、男性は女性の腕をつねり(しねり)、女性は男性の肩をたたくことが許される年に一度の無礼講が繰り広げられます。江戸時代中頃から続くとされ、独特の化粧を施した老若男女が夜の街を練り歩く姿は、他では絶対に見られない光景です。
湯の里雪まつり「百八灯」
3月初午の前夜、折立温泉で行われる約380年続く伝統行事です。稲荷大明神を祀るこの祭りでは、雪原に108本のろうそくが灯されます。じんわりと広がる幻想的な光景は、雪国ならではの美しさ。
農家にとって大切な作神様への感謝と五穀豊穣を願う行事として、江戸時代初期の寛永年間から受け継がれてきました。温泉街ならではの温かいおもてなしも魅力のひとつです。
夏の風物詩!魚沼市の夏祭り&花火大会
魚沼市の夏は、お祭りと花火で大いに盛り上がります。家族連れでもカップルでも楽しめる、夏の思い出づくりにぴったりのイベントをご紹介しますね🎆
魚沼小出まつり
毎年8月25日から27日の3日間にわたって開催される、魚沼市最大級の夏祭りです。小出市街を舞台に、昔ながらの伝統行事から賑やかなイベントまで盛りだくさんの内容が楽しめます。
お祭りの見どころは以下のとおりです。
- 御神輿渡御(ごしんよとぎょ)
- はやし屋台・踊屋台
- 民謡流し
- 演芸大会やカラオケ大会
- 露店や境内での出店
中日の8月26日には、魚野川青島大橋付近で約2,000発の花火が打ち上げられます。尺玉やスターマインが中心のパワフルな構成で、川面に映り込む花火は風情満点。特にフィナーレを飾る市民花火は必見ですよ!
盆踊り「大の阪(だいのさか)」
8月14日から16日までの3日間、堀之内地区の八幡宮境内で踊られる盆踊りです。国の重要無形民俗文化財に指定されており、2022年にはユネスコ無形文化遺産「風流踊」のひとつとしても登録されました。
江戸時代中期頃、越後縮(えちごちぢみ)を扱う商人たちの行き来の中で伝えられたとされています。ゆるやかな曲調に合わせた優雅な踊りは、昔ながらの情緒をたたえていて、見ているだけでほっこりした気持ちになります。地元の保存会の方々が大切に継承している姿にも、じんわりと心が温まりますね。
秋のお祭りも見逃せない!
夏が終わっても、魚沼市のお祭りはまだまだ続きます。秋ならではの風情ある行事をチェックしておきましょう🍂
堀之内十五夜まつり
毎年9月12日から14日に八幡宮境内で行われる「八幡宮秋季大祭」です。踊り屋台や屋台囃子、民謡流し、神輿花の御礼など、多彩な催しが繰り広げられます。
中日には花火大会も開催され、八幡宮に奉納された花火が夜空を彩ります。JR上越線「越後堀之内駅」から徒歩5分というアクセスの良さも嬉しいポイント。秋の夜長に、しっとりとした祭りの雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
皇大市(こうだいいち)
6月と9月の第1日曜日に開催される市です。地元の特産品や新鮮な農産物が並び、買い物を楽しむ人々で賑わいます。特に9月は新米シーズンと重なるため、魚沼産コシヒカリを求める方にもおすすめですよ。
冬から春にかけてのイベントも充実
雪深い魚沼市ならではの、冬から春にかけてのイベントもご紹介します。雪国の暮らしに根ざした行事は、どこか懐かしさを感じさせてくれます⛄
結の灯り 魚沼雪洞まつり
1月下旬から3月上旬まで開催される冬のイベントです。雪洞(かまくら)に灯されたろうそくの光が、白銀の世界をやさしく照らします。幻想的な風景は、インスタ映え間違いなし。寒い季節だからこそ味わえる、スッと心に染み入る美しさがあります。
お神送り・お神迎え
11月1日の「お神送り」と12月1日の「お神迎え」は、魚沼市に伝わる独特の風習です。神様を送り出し、また迎え入れるという素朴な信仰心が今も息づいています。派手さはありませんが、地域の絆を感じられる温かな行事です。
魚沼市のお祭り年間カレンダー
魚沼市で開催される主なお祭りを月別にまとめました。お出かけの計画にぜひ役立ててくださいね。
| 開催月 | お祭り・イベント名 | 開催場所 |
|---|---|---|
| 1月~3月 | 結の灯り 魚沼雪洞まつり | 市内各所 |
| 2月 | 雪中花水祝 | 堀之内 八幡宮 |
| 3月 | 湯の里雪まつり「百八灯」 | 折立温泉 |
| 6月 | しねり弁天たたき地蔵まつり | 小出 弁天堂境内 |
| 6月・9月 | 皇大市 | 市内 |
| 8月14日~16日 | 盆踊り「大の阪」 | 堀之内 八幡宮 |
| 8月25日~27日 | 魚沼小出まつり | 小出市街 |
| 9月12日~14日 | 堀之内十五夜まつり | 堀之内 八幡宮 |
| 11月1日 | お神送り | 市内各所 |
| 12月1日 | お神迎え | 市内各所 |
魚沼市のお祭りを訪れる際のポイント
魚沼市のお祭りをより楽しむために、いくつかのポイントをお伝えしますね。事前に知っておくと、当日がもっと充実したものになりますよ。
まず、アクセスについて。魚沼市へは関越自動車道「小出IC」または「堀之内IC」が便利です。JRをご利用の場合は上越線「小出駅」や「越後堀之内駅」が最寄りとなります。お祭り期間中は駐車場が混雑することもあるので、公共交通機関の利用もおすすめです。
また、冬のお祭りに参加する際は防寒対策を万全に。雪中花水祝を見学する場合は、長時間屋外にいることになるため、温かい服装と滑りにくい靴を準備してくださいね。夏祭りでは浴衣姿で参加するのも風情があって素敵です♪
地元の人々が守り続ける伝統の魅力
魚沼市のお祭りには、何世代にもわたって受け継がれてきた人々の想いが詰まっています。派手な演出やイルミネーションはなくても、素朴で温かな雰囲気がそこにはあります。地域の方々が笑顔でお祭りを楽しむ姿を見ると、こちらまで元気をもらえるんですよね。
特にユネスコ無形文化遺産にも登録された「大の阪」は、世界にも認められた貴重な文化財。実際に足を運んで、その優雅な踊りを目にすると、きっと心に残る体験になるはずです。
魚沼市のお祭り一覧、いかがでしたか?コシヒカリだけじゃない魚沼の魅力を、ぜひ体感しに来てくださいね。わたしも次の夏は、小出まつりの花火を家族で見に行こうと計画中です😊
本日の名言
「祭りとは、人と人とをつなぐ糸である」
― 柳田国男(民俗学者)
お祭りは、地域の歴史や文化を次の世代へと伝える大切なバトン。魚沼市で受け継がれてきた伝統行事には、先人たちの知恵と願いが込められています。みなさんもぜひ、魚沼市のお祭りに足を運んで、その「糸」を感じてみてくださいね。きっと、心がじんわり温かくなる体験が待っていますよ!


















