こんにちは!『ローカログ』京都エリア担当ライターのすみれです♪ 京都市にお住まいで美味しい豆腐屋をお探しのみなさん、今日は地元の私が自信を持っておすすめする豆腐屋さんをご紹介しますね。京都の豆腐って本当に特別で、一度味わったらその奥深さにハマってしまうんです。
実は、京都市内には創業100年を超える老舗から話題の新しいお店まで、素晴らしい豆腐屋さんがたくさんあります。娘と一緒に豆腐屋さん巡りをするのが我が家の楽しみの一つで、今では近所の豆腐屋さんとも顔馴染みになりました。
なぜ京都の豆腐はこんなにおいしいの?
京都市で豆腐を作るのに欠かせないのが、やっぱり良質な地下水です。京都の地下水は鉄分が少なくて軟らかく、豆腐作りには最高の条件が揃っているんです。これって本当に重要で、豆腐は約90パーセントが水でできているからこそ、水の質がそのまま味に反映されるんですよ。
それから忘れてはいけないのが、精進料理との深い関わりです。鎌倉時代から室町時代にかけて禅宗が広まり、お肉を食べない僧侶の方々にとって豆腐は貴重なタンパク源でした。南禅寺や清凉寺などの有名な禅寺があることも、京都の豆腐文化を支えてきたんですね。
さらに、京都は降水量が比較的少なく、夏と冬、昼と夜の寒暖差が激しい気候なんです。この気候条件が大豆の品質向上に影響し、結果として美味しい豆腐が生まれる土壌を作り上げているんですよ♪
創業100年超の老舗豆腐屋さんたち
嵯峨豆腐 森嘉(右京区)
嵐山観光の際にぜひ立ち寄ってほしいのが森嘉さんです!安政年間に創業したこちらのお店は、戦後の豆腐ブームの起点となった記念すべき存在なんです。川端康成の小説『古都』にも登場し、全国的に京豆腐の名を広めるきっかけを作りました。
森嘉さんの嵯峨豆腐が特別なのは、凝固剤に「すまし粉」(硫酸カルシウム)を使っているから。桶の中で絹ごし状に豆乳を固め、布を敷いた深い箱の中に層にして積み重ねて固める独特の技法で作られています。横に切ると絹ごし豆腐、縦に切ると木綿豆腐のような食感が楽しめるんです。
一般の豆腐2丁分もある大きさで、そのままでも湯豆腐にしても絶品です。清凉寺のすぐお隣という風情ある立地も魅力の一つですね。
とようけ屋 山本(上京区)
北野天満宮の門前町にあるとようけ屋さんは、明治30年創業の老舗豆腐屋さんです。屋号の「とようけ」は豊宇気毘売神(とようけひめのかみ)という食物の神様から頂いたもので、現在は3代目の方が豆腐本来の味を追求されています。
こちらでは敷地内に井戸を掘って清らかな地下水を使用し、大豆の産地によって茹で温度や時間を変えるなど、細やかな職人技で豆腐を作られています。豆腐だけで15種類以上、全商品合わせると30種類以上もあるんです!
併設の「とようけ茶屋」では、できたての豆腐料理が味わえます。お昼だけの営業ですが、地元の人も観光客も並ぶ人気店なんですよ。私もよく娘と一緒にお邪魔しています。
平野とうふ店(中京区)
麩屋町通りにある平野とうふ店さんは、明治時代から続く老舗中の老舗です。北大路魯山人さんや白洲次郎さんにも愛され、「柊家」「俵屋旅館」「炭屋旅館」といった京都の老舗旅館御三家でも使われているんですよ。
こちらの素晴らしいところは、今でも機械に頼らず昔ながらの手作り製法を守り続けていること。50メートル以上の深さから汲んだ地下水と厳選した大豆で作る豆腐は、にがりの量や加えるタイミングによって絶妙な甘みが生まれます。木綿ごしのしぼり汁を洗剤代わりに使うところまで徹底していて、まさに職人気質です♪
賀茂とうふ 近喜(北区)
天保5年(1834年)創業の近喜さんは、湯葉作りから始まった豆腐屋さんです。創業時の店名は「湯葉喜」だったそうで、豆腐作りを始めたのは明治末から大正にかけての3代目からなんです。現在6代目の方が受け継がれています。
6代目の林さんは「豆腐作りに決定的なものは、水ではなく大豆なのではないか」という信念のもと、日本各地の様々な大豆を使い分けて約10種の豆腐を製造されています。特におすすめは青大豆を使った「汲出し豆腐 青碧(あお)」です。青大豆ならではの香り豊かで、大豆本来の甘みがしっかり感じられます。
南禅寺豆腐屋 服部(左京区)
明治43年創業の服部さんは、100年以上南禅寺門前で豆腐を作り続けています。創業当時より南禅寺門前の湯豆腐店に卸を行い、3代目が十年来開発してきた100パーセントにがり豆腐を発売しました。戦後、凝固剤はすまし粉が主流となった中で、京都でのにがり豆腐復活のパイオニア的存在なんです。
手作り製法にこだわり、大豆そのものの味を大切にした豆腐作りが評判です。観光地にありながらも地元の人にも愛され続けている、本当に貴重なお店ですね。
京都市内で豆腐料理を楽しめるスポット
南禅寺エリアで味わう湯豆腐
南禅寺界隈は湯豆腐発祥の地とも言われています。江戸時代のガイドブックにも、門前茶屋で湯豆腐を楽しむ人々の様子が描かれているんですよ。天明2年(1782年)には「豆腐百珍」という豆腐料理本がベストセラーになったほど、当時から豆腐は人気の食材でした。
- 南禅寺 順正:江戸時代の文化サロン「順正書院」の面影を残す建物で、贅沢なひとときが過ごせます
- 総本家 ゆどうふ 奥丹:寛永12年(1635年)創業の湯豆腐の老舗で、昔どうふが名物です
- 料庭 八千代:美しい庭園を眺めながら名物湯豆腐を堪能できます
嵯峨野エリアの豆腐グルメ
天龍寺や清凉寺といった禅寺の境内で、森嘉の嵯峨豆腐を使った料理が楽しめます。嵐山商店街では豆腐ソフトクリームや豆腐コロッケなど、新しいスタイルの豆腐グルメも見つけられますよ♪ 最近は豆腐を使ったスイーツも人気で、豆腐ワッフルや豆腐アイスクリームなど、観光のお土産としても喜ばれています。
豆腐屋さん巡りのコツとポイント
京都市で豆腐屋さんを巡る時に知っておいてほしいことがいくつかあります。まず、昔ながらの豆腐屋さんでは「白豆腐」という呼び方をすることが多いんです。これは一般的な木綿豆腐のことなんですが、京都の白豆腐は他の地域のものよりもなめらかで上品な仕上がりになっています。
それから、手作り豆腐は日持ちがしないので、できるだけ早めに食べることをおすすめします。店主さんも「豆腐は生もん」とおっしゃるように、作り立てが一番おいしいんです。お店によっては鍋やボウルを持参すると、昔ながらのスタイルで購入できるところもあります。地元の雰囲気を味わいたい方は、ぜひ試してみてくださいね。
朝の開店時間に行くと、まだ温かい作り立ての豆腐に出会えることもあります。特に冬の朝は湯気の立つ豆腐が本当に美味しそうで、見ているだけでほっこりした気持ちになりますよ♪
季節ごとの楽しみ方と特別な豆腐たち
京都市の豆腐屋さんでは、季節に合わせて特別な豆腐も作られています。夏には冷奴に最適な絹ごし豆腐や、青ゆずの皮が入った香り豊かな豆腐、冬には温かい焼き豆腐など、一年を通じて違った味わいが楽しめるんです。
春の新大豆が出回る時期には、特に甘みの強い豆腐が味わえます。秋には栗豆腐や柿豆腐など、季節の食材を使った創作豆腐を作るお店もあるんですよ。私の娘も豆腐が大好きで、季節ごとに家族で豆腐屋さん巡りをするのが楽しみの一つになっています。
豆腐加工品の魅力も見逃せません
豆腐そのものだけでなく、湯葉や油揚げ、がんもどき(京都では「飛竜頭」と呼びます)も見逃せません。特に手揚げの油揚げは、ジューシーで豆腐屋さんならではの味わいです。厚揚げも絶品で、外はカリッと中はふんわりとした食感が楽しめます。
湯葉は生湯葉と乾燥湯葉があり、それぞれ違った楽しみ方ができます。生湯葉はそのままわさび醤油で、乾燥湯葉は煮物や鍋物に使うと美味しいんです。がんもどきも手作りのものは具材がたっぷり入っていて、食べ応えがありますよ。
地元住人だからこそ知る豆腐屋さんの魅力
長年京都市に住んでいる私だからこそお伝えできるのが、豆腐屋さんとのお付き合いの楽しさです。顔馴染みになると、新商品を試食させてもらったり、美味しい食べ方を教えてもらったりすることができるんです。
また、お店の方から京都の食文化について教えてもらうこともあります。例えば、なぜ京都の豆腐が全国的に有名になったのか、どんな歴史があるのか、そういった話を聞くのもとても興味深いものです。小さな一歩から始まった豆腐屋さんとの関係が、私の京都ライフをより豊かにしてくれています。
おうち時間が増えた今だからこそ、地元の豆腐屋さんで本物の味を楽しんでみませんか? きっと新しい発見があるはずです。手作りの温かみが感じられる豆腐は、心も体も満たしてくれますよ♪
まとめ:京都市の豆腐文化を味わい尽くそう
いかがでしたか?京都市には本当にたくさんの素晴らしい豆腐屋さんがあります。それぞれに歴史があり、職人さんの技と心がこもった豆腐は、きっとみなさんの心も温めてくれることでしょう。1000年以上の歴史を持つ京都の豆腐文化は、今も脈々と受け継がれているんです。
観光で訪れる方も、地元にお住まいの方も、ぜひ一度これらの豆腐屋さんを訪ねてみてください。京都の水と伝統が育んだ本物の味に、きっと感動されるはずです。私も引き続き、新しい豆腐屋さんの発見を楽しみにしています!
小さな一歩が未来を変える
- すみれの座右の銘より
今日も素敵な豆腐との出会いがありますように。みなさんの京都ライフがより豊かになることを願って、また次回の記事でお会いしましょう♪ 美味しい豆腐を囲んで、家族との時間もより温かいものになりそうですね。


















