こんにちは!『ローカログ』世田谷エリア担当ライターのすーちゃんです。皆さんは世田谷区の公共工事がどのように発注されているかご存知でしょうか?実は区では、価格だけでなく技術力や地域貢献度も含めて総合的に評価する「総合評価方式」という入札制度を導入しているんです。
この制度は単純に安い業者を選ぶのではなく、品質と価格のバランスを重視した画期的な仕組みなんですよ。今回は世田谷区の総合評価方式について、ボクが詳しく調べた内容をお伝えしていきますね♪
世田谷区総合評価方式の基本概要
世田谷区では令和4年度から「世田谷区建設工事総合評価方式入札」を本格的に導入しました。これまでの価格のみで落札者を決める方式とは大きく異なり、価格に加えて技術力や地域貢献度などを総合的に評価して最も評価値の高い業者を選ぶという画期的な制度です。
この制度の背景には、令和3年2月の世田谷区公契約適正化委員会からの答申があります。従来の施工能力審査型総合評価方式を改定し、公契約条例の趣旨をより具体的に反映させることで、過度な低価格入札を抑制し、労働環境の整備にも配慮した入札制度を目指しているんです。
評価項目と配点の詳細
世田谷区の総合評価方式では、評価項目が大きく2つに分かれています。価格点とその他の評価点がそれぞれ50点満点となっており、合計100点満点で評価されます。
価格点(50点満点)
価格点は入札金額に基づいて算出されます。ただし、単純に安ければ良いというわけではなく、低入札価格調査制度も併用されているため、極端に安い価格での入札には慎重な審査が行われます。これにより品質の確保と適正な労働環境の維持を図っているんですね。
その他の評価点(50点満点)
その他の評価点は以下の3つの要素から構成されています。
- 施工能力評価点:20点
- 地域貢献評価点:15点
- 公契約評価点:15点
施工能力評価点の内容
施工能力評価点では、過去の工事成績や優良工事実績、配置予定技術者の資格や実績などが評価されます。技術者の専門性や経験値を重視することで、工事の品質向上を図っているのが特徴です。
特に配置予定技術者については、必要な資格を持っているだけでなく、類似工事での実績も重要な評価ポイントとなります。工事開始後に技術者を変更する場合は、同等以上の施工能力を持つ技術者を配置する必要があり、これを満たさない場合は違約金の対象となることもあります。
地域貢献評価点の特徴
地域貢献評価点では、災害時協力協定の締結状況や区内本店事業者かどうかなどが評価されます。地域密着型の事業者を優遇することで、災害時の迅速な対応や地域経済の活性化を図っているんです。
公契約評価点の意義
公契約評価点は世田谷区公契約条例の趣旨を反映した評価項目で、労働者の働きやすい環境整備への取り組み状況などが評価されます。これにより適正な労働条件の確保と労働環境の改善を促進しているのが画期的ですね!
総合評価方式の実施手順
世田谷区の総合評価方式は「特別簡易型」として実施されています。技術的な工夫の余地が小さい工事において、施工計画の評価を要件とせず、定量化された評価項目と入札価格を総合的に評価する方式です。
入札参加者は必要な書類を提出し、区が定めた評価基準に基づいて各項目の点数が算出されます。最終的に価格点とその他の評価点を合計した総合評価点が最も高い業者が落札者となります。
実際の運用事例と課題
世田谷区では本庁舎等整備工事でも総合評価方式が採用されました。しかし、この工事では施工者が入札時に提出した技術提案の実績要件を満たさない事態が発生し、約1億4200万円の違約金請求という問題も起きています。
この事例では、免震接続に関する実績を持つ技術者の配置が要求されていたにも関わらず、工事途中で実績要件を満たさない技術者に変更されたことが問題となりました。総合評価方式では入札時の提案内容を確実に履行することが求められるため、事業者側も慎重な対応が必要です。
他自治体との比較
東京都内の区市町村では多くの自治体が総合評価落札方式を導入しており、世田谷区も平成22年度から継続的に実施しています。各自治体で評価項目や配点は異なりますが、価格だけでなく技術力や地域貢献度を重視する傾向は共通しています。
世田谷区の特徴は、公契約条例の趣旨を具体的に反映させた評価項目を設けている点です。労働環境の整備を評価に組み込むことで、働く人たちにとってもより良い環境づくりを促進しているんですよ◎
今後の展望と期待
世田谷区では令和6年度も引き続き総合評価方式の試行実施を継続し、検証を重ねながら制度の改善を図っています。品質と価格のバランスが取れた公契約の実現を目指すとともに、地域経済の活性化や労働環境の改善にも貢献することが期待されています。
皆さんも区内で工事が行われる際は、この総合評価方式によって選ばれた業者が施工していることを知っていただけると、より安心して見守ることができるのではないでしょうか?
世田谷区の総合評価方式は、単なる価格競争から脱却し、真に地域に貢献できる事業者を選定する画期的な制度です。今後もこの制度がさらに発展し、区民の皆さんにとってより良い公共工事が実現されることを期待しています♪
本日の名言
「思い立ったが吉日」
– 日本のことわざ
何事も始めるのに遅すぎることはありません。世田谷区の総合評価方式も、より良い制度を目指して継続的に改善を重ねています。皆さんも新しいことにチャレンジする際は、この言葉を思い出してくださいね!

















