こんにちは、『ローカログ』熊本担当ライターのけいごです。熊本県北部に位置する玉名市は、菊池川の恵みと豊かな自然に囲まれた歴史あるまち。みなさんは玉名市にどんなお祭りがあるかご存じですか?
ぼくも熊本県内で何度か引っ越しを経験してきましたが、その土地のお祭りを知ることで地域の魅力がぐっと深まると感じています。玉名市には、1300年以上続く伝統行事から、1万発の花火が夜空を彩る大イベントまで、実にさまざまなお祭りが一覧できるほど揃っているんです。今回は玉名市のお祭りを一覧にして、季節ごとの見どころとともにご紹介していきます。お出かけの参考にしてもらえたらうれしいです。
玉名市のお祭り一覧|春から初夏の祭り
玉名市の春は、花と歴史が織りなす美しい季節です。なかでも人気なのが「高瀬裏川花しょうぶまつり」。例年5月下旬から6月上旬にかけて、高瀬裏川水際緑地一帯で開催されます。
江戸時代に米の集積地として栄えた高瀬の町並みを背景に、約6万6000本もの花しょうぶが咲き誇る光景は圧巻。夜間にはライトアップも行われ、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。ぼくも家族と一緒に訪れたことがありますが、息子も「こんなにたくさんの花しょうぶは初めて見た」と感動していました。
10年に一度の特別な祭り「外嶋住吉神社年紀祭」
2025年5月3日・4日には、大浜町で「外嶋住吉神社年紀祭」が開催されます。航海の安全や五穀豊穣を祈願するこの祭りは、なんと10年に一度しか行われない貴重な行事。米引き行事や御神幸行事は玉名市の重要無形民俗文化財に指定されており、地域の誇りとして受け継がれています。
こうした希少なお祭りに立ち会えるチャンスは、そうそうありません。2025年は特別な年になりそうですね。
玉名市のお祭り一覧|夏から秋のイベント
夏から秋にかけての玉名市は、熱気あふれるお祭りが目白押しです。なかでも外せないのが「玉名花火大会」。毎年10月に菊池川の高瀬大橋上流付近で開催されます。
約1万発の花火が夜空を彩り、約8万人もの観客が訪れる熊本県北部を代表する花火大会です。河川敷から見上げる大輪の花火は迫力満点。有料のS席椅子席も用意されているので、ゆったりと観覧したい方にはおすすめです。小雨決行ですが、荒天の場合は延期となることもあるので、事前に公式情報をチェックしておくと安心ですよ。
1300年続く伝統「小天天子宮 火の神祭り」
玉名市天水町小天で毎年10月に行われる「火の神祭り」は、1300年以上の歴史を持つ伝統行事です。玉名市指定重要無形民俗文化財にも認定されています。
和銅6年(713年)の創建当時、流行していた悪病を退治するため、素足で火の中を渡ったという古事にならって行われるこの神事。少年2名がオキ火の中を裸足で渡る「火渡り神事」は、見る者の心を打つ荘厳な光景です。悪病退散・無病息災を祈る人々の思いが、今も脈々と受け継がれています。
玉名市のお祭り一覧|晩秋から冬の祭り
晩秋の玉名市で最大のイベントといえば「玉名大俵まつり」です。毎年11月23日(勤労感謝の日)に玉名市役所周辺で開催されます。
このお祭りは、玉名市の繁栄と五穀豊穣に感謝して行われる秋の一大イベント。江戸時代、玉名はお米の集積地として栄え、大坂へ向けて船に米俵を積み込む際に俵を転がして運んでいたことにちなんでいます。メインイベントの内容をご紹介しますね。
- 俵ころがしレース:重さ1トンの巨大な俵を転がしてタイムを競う迫力満点の競技
- 米俵積出王決定戦:重さ60キロの俵を抱えて速さを競う力自慢のイベント
- グルメイベント:玉名の農水産物や加工品、キッチンカーが大集合
会場は熱気と活気に溢れ、子どもから大人まで楽しめる内容となっています。玉名市産業祭も同日開催されることが多く、県産あさりのつかみ取りやトマト早食い大会、お米の重さピッタリ当てなど、盛りだくさんの催しが楽しめます。
流鏑馬が見られる「梅林天満宮例大祭」
11月下旬には「梅林天満宮(津留菅原神社)例大祭」も開催されます。ここでは勇壮な流鏑馬が奉納され、見ごたえのある伝統芸能を間近で見学できます。菅原道真公を祀る歴史ある神社で、厳かな雰囲気のなか行われる神事は一見の価値がありますよ。
玉名市のお祭り一覧|新年を祝う伝統行事
新しい年の幕開けを祝う行事も、玉名市にはしっかりと根付いています。元日に行われる「大野下雨乞い奴踊り」は、五穀豊穣と雨乞いを願って奉納される伝統の踊り。地域の人々が衣装を身にまとい、独特のリズムで踊る姿は新年にふさわしい華やかさです。
また、蓮華院誕生寺奥之院では除夜の鐘も打つことができます。日本一の大梵鐘「飛龍の鐘」を撞くことができるのは貴重な体験。年末年始の玉名市は、心静かに新年を迎えたい方にもぴったりの場所です。
繁根木八幡宮秋季大祭「節頭奉納」
玉名市の氏神様として親しまれている繁根木八幡宮では、毎年秋に「節頭奉納」が行われます。地域の氏子たちが神輿を担ぎ、五穀豊穣と無病息災を祈願する伝統行事。勇壮なかけ声とともに練り歩く姿は、地域の絆の深さを感じさせてくれます。
ほかにも6月12日には「龍火下り」という神秘的な行事も。玉名市には一年を通して多彩なお祭りがあり、いつ訪れても何かしらの行事に出会える可能性があります。
玉名市のお祭りをもっと楽しむために
玉名市へのアクセスは、JR玉名駅や新幹線の新玉名駅が便利です。新玉名駅から玉名市役所まではタクシーで約5分、JR玉名駅からも約7分程度。お祭り当日は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用がおすすめです。
また、お祭りの前後には玉名温泉でゆっくりするのもいいですね。歴史あるお湯に浸かりながら、お祭りの余韻に浸る時間は格別です。玉名市の観光情報サイト「たまララ」では最新のイベント情報が随時更新されているので、お出かけ前にチェックしてみてください。
玉名市お祭り一覧カレンダー
| 時期 | お祭り・イベント名 | 会場・特徴 |
|---|---|---|
| 1月1日 | 大野下雨乞い奴踊り | 五穀豊穣を願う伝統の踊り |
| 5月下旬〜6月上旬 | 高瀬裏川花しょうぶまつり | 高瀬裏川水際緑地、約6万6000本の花しょうぶ |
| 6月12日 | 龍火下り | 神秘的な火の行事 |
| 10月上旬 | 玉名花火大会 | 高瀬大橋上流付近、約1万発 |
| 10月 | 小天天子宮 火の神祭り | 1300年続く火渡り神事 |
| 11月23日 | 玉名大俵まつり・産業祭 | 玉名市役所周辺、1トンの大俵レース |
| 11月下旬 | 梅林天満宮例大祭 | 流鏑馬奉納 |
| 12月31日 | 蓮華院誕生寺奥之院 除夜の鐘 | 日本一の大梵鐘 |
玉名市のお祭り一覧をこうしてまとめてみると、その多彩さに改めて驚かされます。ぼく自身、まだ訪れていないお祭りもあるので、来年こそは家族を連れて出かけてみたいと思っています。
玉名市のお祭りは、地域の歴史や文化、そして人々の想いが詰まった宝物のような存在です。みなさんもぜひ、気になるお祭りを見つけて足を運んでみてくださいね😊
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」
― イチロー(元プロ野球選手)
玉名市のお祭りも、地域の人々が長い年月をかけて守り続けてきたからこそ、今の姿があります。一つひとつの伝統を大切にする心が、未来へとつながっていく。そんなことを感じさせてくれる玉名市のお祭りに、みなさんもぜひ触れてみてください。きっと、じわっと心があたたまる体験が待っていますよ。


















