みなさん、こんにちは!『ローカログ』岐阜県担当ライターのよしきです。中津川市って、実は一年中どこかでお祭りや伝統行事が開催されているのをご存知でしょうか?わたし自身、岐阜県内を転々としてきましたが、これほど多彩な祭りが残っている地域はなかなかありません。
今回は中津川市のお祭り一覧として、春夏秋冬それぞれの代表的な祭りから、800年以上も続く伝統行事まで、地元ならではの魅力をたっぷりとご紹介していきますね。初めて訪れる方も、地元の方も、きっと新しい発見があるはずです♪
春を彩る中津川市の祭り(4月〜6月)
春の中津川市は、桜とともに始まる祭りが目白押しです。4月上旬には苗木さくら祭りと椛の湖さくらまつりが同時期に開催され、市内各所が桜色に染まります。特に苗木城跡から見る桜は圧巻で、わたしも毎年のように足を運んでしまうほどです。
4月16日に近い日曜日には、県の重要無形民俗文化財にも指定されている杵振り花馬祭りが蛭川の安弘見神社で執り行われます。この祭りの杵振り踊りは、独特のリズムと動きで見る人を魅了します。地域の人々が大切に守り続けてきた伝統が、今でもしっかりと息づいているのを感じられる瞬間ですね。
5月になると、ゴールデンウィーク中につけち森林の市が開催され、木工品や山の幸が並びます。そして毎月第一日曜日に開催される六斎市は、5月の春の中山道六斎市まつりで特に盛り上がりを見せます。江戸時代から続く市の伝統が、140年ぶりに復活したものなんですよ。
5月中旬のひとつばたご祭りは、天然記念物のヒトツバタゴの白い花が満開になる時期に合わせて開催されます。まるで雪が降ったかのような幻想的な光景は、一度見たら忘れられません。
夏本番!熱気あふれる祭り(7月〜9月)
夏の中津川市は、まさにお祭りシーズンの本番!7月第2日曜日には東濃歌舞伎中津川保存会吉例歌舞伎大会が開催され、地元の役者さんたちが熱演を繰り広げます。
8月に入ると各地で花火大会が目白押しです。8月上旬のふくおかふるさと花火大会、そして中津川市最大の夏祭りである「おいでん祭」は8月12日・13日の2日間にわたって開催されます。初日の納涼花火大会では清流中津川の沿岸でスターマインを含む花火が夜空を彩り、2日目の本まつりではオープニングパレード、中津川おどり「和」、風流おどりなど、街中が熱気に包まれます。
同じく8月13日・14日には、つけち夢まつり・花火大会も開催され、山あいの夜空に大輪の花が咲きます。わたしも家族で訪れたことがありますが、のんびりとした雰囲気の中で楽しめる花火は格別でした。
9月29日の恵那文楽は、恵那神社の祭礼に奉納される人形浄瑠璃で、江戸時代から続く貴重な伝統芸能です。人形の繊細な動きに、思わず息をのむほどの迫力があります。
秋深まる伝統の祭り(10月〜12月)
秋の中津川市は、収穫の喜びと伝統文化が融合する季節です。10月第2日曜日には、800年以上の歴史を誇る花馬祭りが坂下神社で開催されます。
この花馬祭りは、平安時代末期の木曽義仲の戦勝祝いが起源とされ、華やかな花串で飾られた3頭の木曽馬が街を練り歩きます。参拝者が花串を奪い合う様子は勇壮で、福を呼ぶとされる花串を手に入れようと、みなさん必死になりますよ!
10月下旬の金曜日から日曜日には、中津川ふるさとじまん祭・菓子まつりが開催されます。匠の技術が光る工芸菓子の展示や、中津川銘菓の全品2割引き以上での販売、B級グルメ屋台村など、和菓子の街・中津川ならではの魅力が満載です。栗きんとんをはじめとする秋の味覚を楽しめる絶好の機会ですね。
11月上旬には、中山道三宿街道祭りとして、落合宿まつり、馬籠宿場まつり、秋の中山道六斎市ごへーまつりが同時期に開催され、中山道の宿場町が一年で最も賑わいを見せます。
地歌舞伎の伝統を守る秋の公演
中津川市は「地歌舞伎の宝庫」としても知られ、秋から冬にかけて各地で公演が行われます。
- 10月第3日曜日:蛭川歌舞伎公演
- 10月最終日曜日:加子母歌舞伎公演
- 11月第3日曜日:常盤座歌舞伎定期公演・常盤座子ども歌舞伎発表会
- 11月第4日曜日:坂下歌舞伎公演
- 12月第2日曜日:東濃歌舞伎大会
これらの地歌舞伎は、プロの役者ではなく地元の人々が演じるもので、観客から「大向こう」と呼ばれる声援が飛び、おひねりが舞台に撒かれるなど、舞台と観客が一体となって楽しむことができます。
冬から早春の伝統行事(1月〜3月)
年が明けて1月10日には、商売繁盛を祈願する十日えびす大祭が開催されます。福笹を求める人々で賑わい、新年の活気にあふれています。
1月下旬の根の上高原どんどやきは、正月飾りや書き初めなどを焼き、一年の無病息災を願う伝統行事です。高原の澄んだ空気の中で行われるどんどやきは、都市部では味わえない特別な体験ですよ。
2月上旬の氷雪の灯まつりは、寒さの厳しい中津川ならではの幻想的なイベントです。氷の彫刻や雪灯籠がほのかな灯りに照らされ、冬の夜を温かく演出してくれます。
20年に一度の特別な祭り「御神木祭」
そして忘れてはならないのが、伊勢神宮の式年遷宮に関連する「なかつがわ御神木祭」です。20年に一度、伊勢神宮の御用材を中津川市の裏木曽から伐り出す際に執り行われる、まさに千年の伝統を受け継ぐ大神事なんです。
2025年6月には、御用材伐採式から始まり、お木曳きや餅まき、太鼓演奏、獅子舞演奏などが市内各所で繰り広げられました。護山神社から中津川駅前を経てふるさとにぎわい広場まで、御用材を運ぶ様子は圧巻で、地域全体が一つになって神聖な行事を支える姿に感動しました。
六斎市で感じる江戸時代の賑わい
毎月第一日曜日に開催される六斎市は、中津川市の定期的な楽しみの一つです。江戸時代には毎月3と8のつく日に市が立ち、東濃地方はもちろん、木曽や飛騨、三河地方の産物が集まる一大集散地だったそうです。
現在の六斎市では、地元ブランド商品の販売やイベントが行われ、新町通りと本町通り一帯が歩行者天国になります。商店街ならではのこだわり商品や、中津川ならではの特産品に出会えるチャンスです。特に春と秋の六斎市まつりは規模も大きく、多くの人で賑わいます。
まとめ:一年中楽しめる中津川市の祭り
中津川市のお祭り一覧をご紹介してきましたが、いかがでしたか?春の桜祭りから始まり、夏の花火大会、秋の伝統行事、冬の幻想的なイベントまで、本当に一年中どこかでお祭りが開催されているんです。
特に800年以上続く花馬祭りや、江戸時代から受け継がれる地歌舞伎、20年に一度の御神木祭など、歴史と伝統を今に伝える貴重な文化財が、地域の人々によって大切に守られています。こうした伝統を次の世代へつなげていく姿勢に、わたしはいつも心を打たれます。
みなさんも機会があれば、ぜひ中津川市の祭りに足を運んでみてください。きっと、地域の温かさと伝統の重みを感じられるはずです。そして何より、祭りを通じて地元の人々と触れ合うことで、中津川の本当の魅力を発見できると思います!
「伝統とは火を守ることであり、灰を崇拝することではない」- グスタフ・マーラー
中津川市の祭りは、まさにこの言葉通り、形だけでなく心を受け継ぎながら、今も生き生きと続いています。次はどの祭りに参加してみようか、今から楽しみですね♪

















