こんにちは、『ローカログ』福井県担当ライターのれんじです。福井市で小さな印刷工房を営みながら、北陸の地域情報を発信しています。みなさんは鯖江市と聞いて何を思い浮かべますか?めがねの産地として有名ですが、実は一年を通じてさまざまなお祭りが開催される魅力的なまちなんです。今回は、鯖江市のお祭りを一覧でご紹介します。
春のお祭り|つつじの名所で楽しむ鯖江の風物詩
春の鯖江市といえば、やはり西山公園のつつじが欠かせません。「日本の歴史公園100選」にも選ばれたこの公園は、市民の憩いの場として長く親しまれています。
さばえつつじまつり(5月上旬)
昭和35年に始まった「さばえつつじまつり」は、2025年で第64回を迎える歴史あるイベントです。約5万株のつつじが咲き誇る西山公園を舞台に、毎年約20万人もの来場者で賑わいます。日本海側でも最大級のつつじの名所として知られています。
イベント期間中は、たくさんの屋台が立ち並ぶほか、ステージ企画やキッズコーナーなども充実。食のエリアでは鯖江産のおいしい食べ物を楽しむことができます。ゴールデンウィークの家族のおでかけにもぴったりですね。
河和田塗 越前漆器まつり(5月3日〜4日)
約1500年の歴史を持つ越前漆器の産地、河和田地区で開催されるお祭りです。会場となる「うるしの里会館」では、漆器の展示販売はもちろん、職人の技を間近で見学できる貴重な機会が用意されています。
お得な「お買物券」も販売され、1,000円で1,100円分のお買い物ができるのも嬉しいポイント。伝統工芸に触れながら、特別な器を手に入れてみてはいかがでしょうか。
冬から早春のお祭り|ユニークな伝統行事を体験
すりばちやいと(2月20日・3月2日)
天台宗の寺院・中道院で行われる「すりばちやいと」は、お灸を焚いたすり鉢状の護摩炉を頭にかぶり、加持祈祷を受けるという全国的にも珍しい伝統行事です。元三大師が疫病に苦しむ庶民を救うために始めた加持秘法が起源とされています。
頭痛や諸病平癒のご利益があるとされ、受験シーズンと重なることから合格祈願に訪れる学生も多いそうです。毎年2月20日と3月2日の午前7時30分から午後5時まで行われ、老若男女問わず多くの参拝者で賑わいます。
西山公園イルミネーション(冬季)
鯖江市民の憩いの場として親しまれている西山公園で、冬の風物詩となったイルミネーションイベントが開催されます。2025年は鯖江市制70周年を記念した特別な装飾も施され、約1万個の優しい光が冬の夜を彩ります。
それぞれの家族が協力してツリーを装飾し、願い事を書いたカードも飾られています。静かな冬の公園で、じんわりとあたたかい気持ちになれる空間です。
夏のお祭り|盆踊りと熱気あふれるイベント
やんしきまつり(8月上旬)
「やんしき踊り」は、嶺北・丹南地域に広く伝わる盆踊りで、鯖江が発祥の地とされる伝統芸能です。西山公園を会場に、毎年8月上旬に開催されるこのお祭りでは、市内外から多くの参加者が集まります。
2000年に地元出身者を中心に復活を遂げ、現在も有志たちが力を合わせて毎年開催を続けています。夏の夜に響く独特のリズムと踊りは、一度体験すると忘れられない思い出になるはずです。
秋のお祭り|多彩なイベントが目白押し
鯖江市の秋は、特にイベントが充実しています。伝統的なお祭りから新しい取り組みまで、さまざまな催しが開催されます。
めがねフェス(9月中旬)
全国から眼鏡好きが集まる「めがねの感謝祭」です。主なイベント内容は次のとおりです。
- めがね供養
- めがね展示・販売
- めがねステージ
- めがねグルメ
- めがねグッズ販売
- めがねワークショップ
国内シェア90%以上を誇る眼鏡産地ならではのイベントで、最新のめがねを見たり、オリジナルグッズを購入したりできます。2025年は9月20日〜21日に開催予定です。
さばえ門前まつり(9月中旬)
松阜神社とその参道を会場に行われるお祭りです。地域の人々が集い、飲食ブースや出店が立ち並びます。神社の厳かな雰囲気の中で、地元の食や文化を楽しめる貴重な機会です。
さばえまつり(9月下旬)
2024年に初開催された比較的新しいお祭りで、「つくる」をテーマにした祭典です。西山公園の芝生広場を会場に、飲食ブースやアーティストによるパフォーマンス、鯖江の廃材から楽器をつくるワークショップなど、約70もの多彩なコンテンツが集結します。
鯖江の歴史から生まれた「イッココ音頭」を踊る盆踊り大会も行われ、誰でも参加できるのが魅力。高校生から70代まで、約100人がつくり手となって運営に関わるという、まさに市民参加型のお祭りです。
CAVA SAVA さばえクラフトマーケット(10月)
西山公園で開催される年に一度のクラフトマーケット。アクセサリーや雑貨などのハンドメイドアイテムやセレクト商品、おいしいグルメが大集合します。地元の魅力がギュッと詰まった2日間で、2025年は10月11日〜12日に開催予定です。
鯖江JAZZフェスティバル(10月)
2025年に初開催される新しいイベントです。「日本の歴史公園100選」に認定されている西山公園を会場に、2日間にわたってジャズの生演奏を楽しめます。公園の自然豊かな環境の中で、上質な音楽に浸る贅沢な時間を過ごせそうですね。
RENEW(11月上旬)
福井県鯖江市・越前市・越前町で開催される産業観光見学イベントです。持続可能な地域づくりを目指し、越前漆器・越前和紙・越前打刃物・越前箪笥・越前焼・眼鏡・繊維の7産地の工房や企業を一斉開放。見学やワークショップを通じて、ものづくりの現場を体感できます。
通年開催のイベント
誠市(3月〜12月)
春から冬にかけて定期的に開催されるマーケットイベントです。地元の産品や手作り品が並び、地域の人々との交流を楽しめます。
鯖江市のお祭りを楽しむポイント
鯖江市は福井鉄道の西山公園駅が最寄りとなるイベントが多く、電車でのアクセスも便利です。特に西山公園で開催されるイベントは、駅から徒歩約1分という好立地。イベント時は駐車場が混雑することもあるので、公共交通機関の利用がおすすめです。
季節ごとにさまざまな表情を見せる鯖江市のお祭り。伝統行事から新しいイベントまで、どの季節に訪れても楽しめるのが魅力です。みなさんも気になるお祭りがあれば、ぜひ足を運んでみてください。きっと新しい発見があるはずです。
本日の名言
「すべての偉大な業績は、情熱から生まれる」
― ラルフ・ワルド・エマーソン
伝統を守り続ける職人さんたちも、新しいお祭りをつくろうとする若い世代も、みんな情熱を持って取り組んでいます。鯖江市のお祭りには、そんな人々のあたたかい想いがたくさん詰まっています。みなさんの毎日も、小さな情熱から素敵な一日になりますように。


















