こんにちは、『ローカログ』岡山県担当ライターのあつやです。みなさんは岡山県高梁市と聞いて、どんなイメージを持ちますか?「備中松山城のある町」「城下町の雰囲気が残る場所」といった印象を持つ方も多いかもしれませんね。
じつは高梁市には、四季折々に楽しめるお祭りがたくさんあるんです。約400年続く盆踊りから、仕掛け花火が見事な秋の花火大会まで、その種類は実に多彩。今回は高梁市のお祭りを一覧でご紹介しながら、それぞれの魅力をお伝えしていきますね。
春のお祭り|桜と伝統芸能を楽しむ
春になると、高梁市の城下町には華やかな空気が流れます。歴史ある町並みと桜が織りなす風景は、何度見てもほっとする美しさです。
町屋通りの雛祭り(4月)
毎年4月の桜が咲く時期に、本町地区で開催されるのがこちらのお祭りです。江戸時代の面影を色濃く残す町家の玄関先に、大切に受け継がれてきた雛人形がずらりと並びます。江戸後期から現代までの約70組もの雛人形が公開され、歩くだけで時代を超えた旅をしているような気持ちになれますよ。
国橋まつり大神楽大会(4月)
備中神楽の創始者である西林国橋を顕彰するため、毎年4月に行われる神楽のイベントです。備中神楽は日本の故事を演劇仕立てにし、勇壮な舞で五穀豊穣を願う神事として知られています。国指定重要無形民俗文化財にも選ばれている伝統芸能を間近で見られる、貴重な機会です。
初夏のお祭り|自然と触れ合うひととき
新緑が美しくなる初夏には、自然豊かな高梁市ならではのお祭りが開催されます。のんびりとした雰囲気の中で、心がすーっと癒されていくような体験ができますよ。
神楽の里でホタル祭り(6月)
福地小学校前を流れる福地川一帯では、毎年6月の初めに多くのゲンジボタルが飛び交います。暗闘に光るホタルの姿は本当に幻想的で、初夏の風物詩として地元の方にも親しまれています。ホタル祭りの日には備中神楽の上演もあり、静かな夜を優雅に過ごせます。
夏のお祭り|高梁の夏は踊りと花火でにぎやかに!
高梁市のお祭りといえば、やっぱり夏が最も盛り上がる季節です。県下最大規模の盆踊りをはじめ、各地で花火大会やイベントが目白押し。家族みんなで楽しめる行事がたくさんありますよ 😊
備中たかはし松山踊り(8月14日〜16日)
約400年の歴史を持つ、岡山県下最大規模の盆踊りがこちらです。江戸時代の1648年、備中松山藩主・水谷勝隆の時代に五穀豊穣と町家の繁栄を祈って踊ったのが始まりとされています。現在は県の重要無形民俗文化財にも指定されている、由緒ある伝統行事です。
3日間にわたってJR備中高梁駅前大通りで開催され、期間中は十数万人もの人々で踊り一色に染まります。「松山踊り(地踊り)」と「ヤトサ踊り」は参加型なので、誰でも踊りの輪に入れるのが嬉しいポイント。優雅な所作の松山踊りと軽快なリズムのヤトサ踊り、両方を体験してみてくださいね。
スケジュールは以下のとおりです。
- 8月14日:子供連・団体連踊り競演会、19時30分から一般参加可能
- 8月15日:団体連踊り競演会、精霊流し(高梁川)
- 8月16日:納涼茶会(高梁市役所市民ホール)、19時から一般参加の踊り
備中たかはし納涼花火
ききょう緑地公園で開催される夏の花火大会です。屋台やバンド演奏、ダンスなどのステージイベントが楽しめるほか、20時20分からは花火と音楽をシンクロさせた「音楽花火」が打ち上げられます。夜空を彩る光と音の競演は、夏の思い出にぴったりですね。
夫婦岩ひまわり祭り(8月上旬)
成羽地区の標高400メートルにそびえる夫婦岩付近で、ひまわりの開花時期に合わせて開催されるイベントです。16時からはビアガーデンがオープンし、20時頃からは花火も上がります。子ども太鼓やちくわ笛の演奏、子ども神楽など、さまざまな催しが予定されていますよ。
風ぐるまサマーフェスタ(8月上旬)
有漢町で開催される夏祭りで、約1,000発の花火が夜空を彩ります。地域の方々が手作りで盛り上げる温かい雰囲気のイベントです。
マンガ灯籠まつり(8月)
川上町地頭で行われる一夜限りのお祭りです。旧川上町時代から続いていた「マンガ絵ぶたまつり」を継承する行事で、青森のねぶたを模した大型灯籠が闘夜を鮮やかに彩ります。市内の小中学校や高等学校の児童・生徒が描いた約300個のマンガ灯籠と、実行委員会・住民有志で制作した大型灯籠が町を練り歩く姿は圧巻ですよ ✨
秋のお祭り|歴史ある城下町の風情を満喫
過ごしやすい気候の秋は、お祭りを楽しむのにぴったりの季節。高梁市では城下町らしい風情あるイベントが開催されます。
城下町高梁の秋祭り(10月)
毎年10月に城下町エリアで開催される秋の風物詩です。歴史ある町並みを舞台に、地域の伝統文化を感じられるひとときを過ごせます。備中松山城の城下町として栄えた歴史を、肌で感じてみてはいかがでしょうか。
やたかの星まつり(10月)
秋の夜空を楽しむお祭りで、2025年は10月25日の15時から20時まで開催予定です。澄んだ空気の中で見上げる星空は、都会では味わえない贅沢な体験になりますね。
吹屋アート展(10月〜11月)
ベンガラの町として知られる吹屋地区で開催されるアートイベントです。2025年は10月4日から11月2日までの期間、赤い町並みの中でさまざまなアート作品を楽しめます。歴史的な景観とアートの融合は、訪れる人の心をじんわりと温めてくれますよ。
晩秋〜冬のお祭り|年の瀬を彩る伝統行事
高梁市では、秋から冬にかけても見逃せないお祭りがあります。特に成羽愛宕大花火は、全国的にも珍しい秋の花火大会として人気を集めています。
成羽愛宕大花火(11月)
約320年の歴史を持つ、中四国最大規模の仕掛け花火大会です。江戸時代の宝永元年(1704年)、成羽藩主の山崎義方が愛宕神社に勧請のため奉納したことが始まりとされています。
最大の見どころは「絵の出る動く仕掛花火」。7つの異なる景観を描く仕掛け花火は、江戸時代の花火職人から受け継がれた秘伝の技術で作られています。また「大銀滝」と呼ばれる大規模な仕掛け花火は、幅広い光のカーテンが成羽川の水面に映り込み、息を呑む美しさです。
2025年は11月8日(土)の19時から20時に開催予定。有料席も用意されており、自由席は中学生以上1名1,000円です。秋の夜長に、歴史ある花火を楽しんでみてはいかがでしょうか 🎆
高梁稲荷神社霜月大祭(12月第1日曜日)
高梁市の年の瀬の風物詩として親しまれているお祭りです。当日は稲荷神社から付近が歩行者天国になり、参道には露店が立ち並びます。多くの参拝者が買い物を楽しみながら、一年の感謝を込めてお参りをします。
高梁市のお祭りを楽しむポイント
高梁市へのアクセスは、JR伯備線の備中高梁駅が便利です。岡山駅から特急で約35分、各駅停車でも約1時間で到着します。車の場合は岡山自動車道の賀陽インターチェンジから約20分ほど。駐車場はイベントによって異なりますので、事前に確認しておくと安心ですね。
お祭りの時期は混雑が予想されますので、公共交通機関の利用がおすすめです。また、夏の松山踊りに参加する際は、動きやすい服装と履き慣れた靴を用意しておくと、思いっきり踊りを楽しめますよ。
まとめ|高梁市のお祭りで四季を感じよう
高梁市のお祭りを一覧でご紹介してきましたが、いかがでしたか?備中の小京都と呼ばれるこの町には、400年近い歴史を持つ盆踊りから、320年続く伝統の花火大会まで、驚くほど多彩なイベントがそろっています。季節ごとに違った魅力があるので、何度訪れても新しい発見がありそうですね。
わたしも子どもを連れて、ぜひ松山踊りに参加してみたいなと思っています。みなさんも気になるお祭りを見つけたら、ぜひ足を運んでみてくださいね 🍀
「夢中で日を過ごしておれば、いつかはわかる時が来る」― 坂本龍馬
高梁市のお祭りに夢中になって、心から楽しむひとときを過ごしてください。きっとその時間が、かけがえのない思い出になるはずです。


















