こんにちは、『ローカログ』岡山県担当ライターのあつやです。みなさん、岡山県の東南部に位置する瀬戸内市をご存じでしょうか?
「日本のエーゲ海」と称される牛窓の美しい海岸線や、日本刀の聖地として知られる長船など、歴史と自然が織りなす魅力あふれるまちです。そんな瀬戸内市では、一年を通じてさまざまなお祭りやイベントが開催されています。
今回は、瀬戸内市のお祭り一覧を季節ごとにまとめてみました。地元の方はもちろん、観光で訪れる予定の方にもきっと参考になるはず。ぜひ最後までお付き合いくださいね😊
瀬戸内市を代表する秋のお祭り
牛窓秋祭り(牛窓だんじり)
瀬戸内市で最も有名なお祭りといえば、毎年10月第4日曜日に開催される「牛窓秋祭り」でしょう。牛窓神社の秋の祭礼として、なんと延宝4年(1676年)から340年以上も続く歴史ある行事です。
この祭りの見どころは、なんといっても「牛窓だんじり」。江戸時代末期から明治初期にかけて造られた船形のだんじりは、けやき材を主材とし、船底には木製の車輪が付けられています。
だんじりは全部で数基あり、御召船風に造られているものや、船首が竜・獅子・麒麟になったものなど、それぞれに個性があります。欄間には見事な浮彫が施されていて、職人技の粋を感じられますよ。
さらに注目したいのが「唐子踊」と「太刀踊」。これらは岡山県指定重要無形民俗文化財に登録されており、紺浦地区に伝わる唐子踊りは朝鮮通信使が伝えたともいわれています。鮮やかな衣装をまとっただんじりの引き手たちが町を練り歩く姿は、見物客の熱気を最高潮に盛り上げます。
2025年は10月26日(日)に開催予定。朝9時頃から17時頃まで、牛窓神社を中心に牛窓地域一円でお祭りが繰り広げられます。
備前長船刀剣まつり
「日本刀の聖地」として知られる長船で毎年開催されるのが「備前長船刀剣まつり」。2025年は11月23日(日)に慈眼院前広場で行われます。
このイベントでは、刀剣ファンはもちろん、家族連れでも楽しめる体験が盛りだくさん。甲冑を着た武将たちと一緒に刀剣について学んだり、迫力満点のステージパフォーマンスを観覧したりできます。
当日のプログラムには以下のような内容があります。
- 刀匠慰霊祭(10:00〜)
- 技刀術の披露
- 学べる刀剣クイズ
- 一刀両断チャレンジ
- スペシャル兜作成コーナー
- フード・ドリンク販売コーナー
入場は無料で、10時から15時まで開催。小雨決行ですが、荒天時は内容を縮小して行われる場合があります。刀剣好きの方には見逃せないイベントですね!
牛窓オリーブ収穫祭
牛窓オリーブ園では、秋になるとオリーブ収穫祭が開催されます。オリーブの実りを祝うこの祭りでは、収穫体験や地元グルメを楽しむことができます。
瀬戸内海を望む丘の上にあるオリーブ園は、普段から観光スポットとして人気。収穫祭の時期はいつも以上に賑わいを見せます。
夏から初秋にかけてのお祭り
牛窓八朔ひなかざり
港町・牛窓には、古くから八朔(旧暦8月1日)の頃にひな人形を飾る珍しい風習が残っています。「牛窓八朔ひなかざり」は、子どもの健やかな成長を願って毎年9月頃に開催されるイベントです。
牛窓しおまち唐琴通りを中心に、町内各所にひな人形が飾られ、レトロな街並みがいっそう華やかに彩られます。「ししこま」と呼ばれる米粉で作ったお供えも、この地域ならではの風習として見どころのひとつ。
ゆったりと街歩きを楽しみながら、各家庭や店舗に飾られた美しいひな人形を眺める時間は、じんわり心があたたまります。
長船まつり
夏の夜を彩る「長船まつり」は、瀬戸内市長船エリアで開催される夏祭りです。地域の方々が一体となって盛り上げるお祭りで、屋台や出店も並び、夏の思い出作りにぴったり。
お子さんを連れた家族連れにも楽しめる内容で、地元の夏の風物詩として親しまれています。
瀬戸内市の文化を感じるイベント
瀬戸内牛窓国際交流フェスタ(朝鮮通信使行列)
牛窓は江戸時代、朝鮮王国から幕府へ派遣された「朝鮮通信使」が寄港した港町として知られています。その歴史を今に伝えるのが「瀬戸内牛窓国際交流フェスタ」です。
華やかな民族衣装をまとった朝鮮通信使行列は、まるでタイムスリップしたかのよう。朝鮮舞踊やサムルノリ(韓国の伝統打楽器演奏)、郷土芸能なども披露され、国際色豊かな一日を過ごせます。当日はマルシェも開催されるので、食べ歩きも楽しめますよ。
備前福岡の大市
瀬戸内市長船町福岡は、かつて山陽道沿いの宿場町・市場町として栄えた歴史ある地域。「備前福岡の大市」では、その伝統を受け継ぐ賑やかな市が開かれます。
地元の農産物や手作り品、骨董品など、さまざまな品物が並ぶ様子は、往時の賑わいを思わせます。歴史好きの方にはたまらないイベントですね。
瀬戸内・喜之助フェスティバル
瀬戸内市ゆかりの人形師・竹田喜之助にちなんだ「瀬戸内・喜之助フェスティバル」も、地域を代表する文化イベントのひとつ。人形劇の上演やワークショップなど、大人も子どもも楽しめる内容で、毎年多くの来場者で賑わいます。
その他の注目イベント
牛窓オリーブガーデンマーケット
牛窓オリーブ園で定期的に開催される「牛窓オリーブガーデンマーケット」。地元のクリエイターや飲食店が出店し、ハンドメイド雑貨やこだわりのグルメを楽しめます。
オリーブの木々に囲まれたロケーションで、すーっと深呼吸したくなるような心地よい時間が流れています。カメラ散歩にもおすすめのスポットです📷
牛窓しおまちアート
古い町並みが残る牛窓で開催される「牛窓しおまちアート」は、アーティストの作品展示やワークショップが楽しめるイベント。路地裏を歩きながらアート作品を探す時間は、まるで宝探しのようなワクワク感があります。
須恵古代まつり
須恵古代館で毎年開催される「須恵古代まつり」では、ステージイベントや屋台が並び、家族連れで楽しめる内容となっています。スーパーボールすくいなど、お子さんが喜ぶ出店もあり、地域のお祭りとして親しまれています。
黙水さんまつり
寒風陶芸会館と史跡寒風古窯跡群を会場に開催される「黙水さんまつり」は、やきもの文化を体験できるユニークなイベント。陶芸体験や作品展示など、焼き物の里ならではの催しが楽しめます。
瀬戸内市のお祭りへのアクセス
瀬戸内市のお祭り会場へは、JR赤穂線を利用するのが便利です。牛窓方面へは「邑久駅」から東備バスで約25分。長船エリアへは「長船駅」が最寄り駅となります。
お祭り開催日は周辺道路が混雑することもあるので、公共交通機関の利用がおすすめ。また、各イベントの詳細は瀬戸内市観光協会のホームページで確認できます。
わたし自身、岡山市に住んでいますが、瀬戸内市は車で30分ほどの距離。息子と一緒にお祭りを見に行くこともあり、家族で楽しめる雰囲気がとても気に入っています。
みなさんも、瀬戸内市のお祭り一覧を参考に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?歴史ある伝統行事から、グルメやアートを楽しめるイベントまで、きっとお気に入りが見つかるはずです✨
最後に、今日の名言をひとつ。
「祭りは、人と人をつなぐ心の架け橋である」― 日本のことわざ
お祭りに参加すると、なんだか心がほっとあたたまりますよね。地域の人々が大切に守り継いできた伝統行事には、言葉では言い表せない特別なエネルギーがあります。瀬戸内市の美しい風景とともに、その土地ならではのお祭りを体感してみてください。きっと素敵な思い出になりますよ😊


















