こんにちは!『ローカログ』新潟エリア担当- ライターのたつやです。最近、新潟市内を歩いていると、赤い電動自転車をよく見かけませんか?実は、新潟市のコミュニティサイクルがここ数年で大きく進化しているんです。
皆さんも「ちょっとそこまで」の移動で迷ったことはありませんか?バスを待つ時間がもったいないけど、歩くには少し遠い。そんな時にピッタリなのが、新潟市で展開されているシェアサイクルサービスです。
「にいがた2km」エリアを結ぶ革新的なサービス
新潟市が力を入れている「にいがた2kmシェアサイクル」は、新潟駅・万代・古町の3つのエリアを結ぶ約2kmの都心軸を中心に展開されています。2022年9月にスタートしたこのサービスは、44箇所のポートに170台の電動アシスト付き自転車を配置し、まちなかの回遊性を飛躍的に向上させています。
運営を担当するのは一般社団法人にいがたレンタサイクルで、NTTドコモ・バイクシェアのプラットフォームを活用した公設民営方式で実施されています。スマートフォンのアプリをダウンロードして登録すれば、QRコードを読み取るだけで誰でも簡単に利用できるシステムになっているんです♪
驚きの利用者数の推移
このシェアサイクルの人気ぶりを示すデータがあります。利用登録者数は初年度がおよそ5,000人だったのに対し、1年後には約12,000人、2024年8月時点では約17,000人と、まさに倍々のペースで増加しているんです!
特に注目すべきは、平日のお昼でも多くの自転車が利用されている点です。新潟駅前のポートでは20台中15台が利用されていることもあり、別のポートではすべて利用されていることもあるそうです。
利用方法と料金システム
簡単3ステップで利用開始
にいがた2kmシェアサイクルの利用方法は本当にシンプルです。まずは専用アプリをダウンロードして利用者登録を行います。次に、利用したいポートで自転車のQRコードをアプリでスキャン。そして利用後は、どのポートでも返却可能という自由度の高さが魅力です。
料金は30分198円で、1日の延長料金上限は2,200円に設定されています。この手頃な価格設定も利用者増加の要因の一つと考えられますね。日本国内で契約したスマートフォンが必要ですが、24時間いつでも利用できる便利さは格別です。
従来のレンタサイクルとの違い
新潟市では、従来から「にいがたレンタサイクル」も運営されています。こちらは新潟市が回収した放置自転車を再整備して貸し出すサービスで、6時間500円、追加1時間100円という安価な料金設定が特徴です。ただし、利用料金は現金での支払いとなり、エリアも中心市街地に限定されています。
一方、シェアサイクルは電動アシスト付きで、アプリ決済、どこでも返却可能という現代的な利便性を備えているのが大きな違いです。用途や予算に応じて選択できる選択肢があるのは、利用者にとって嬉しいポイントですね。
新潟ならではの課題と取り組み
冬の利用減少への対策
新潟市のシェアサイクルには、雪国ならではの課題もあります。月別の1日当たりの平均利用回数を見ると、最も多い9月はおよそ327回なのに対し、冬の1月や12月は3分の1程度に減少してしまいます。
この季節変動は避けられない現実ですが、新潟市では「にいがた2kmシェアサイクル事業」に総額8200万円の予算を投入し、利用料収入の増加によってメンテナンス費や人件費を賄う持続可能な運営モデルを目指しています。さらに、自転車に企業広告を掲載する広告事業も展開し、利用料以外の収入源確保にも取り組んでいます。
実際の利用者の声
自分の時間で行動できる。バス待ってる時間、その分どこかに寄ったりとか使えるので。ちょっと通ってみたことのない場所を行ったりすると新しい風景が見える
このように、東京から仕事で訪れた方からも好評を得ています。公共交通機関の補完的な役割を果たしながら、新潟の街をより身近に感じられるツールとして機能していることがわかります。
他社サービスとの連携
新潟市内では、「にいがた2kmシェアサイクル」以外にも、HELLO CYCLING(ハローサイクリング)のサービスも利用可能です。これにより、利用者はより多くの選択肢を持って、自分のライフスタイルに合ったシェアサイクルを選ぶことができます。
複数のサービスが共存することで、ポート数や利用可能エリアの拡大につながり、結果的に新潟市全体のモビリティ向上に貢献しているのです。
地域経済への波及効果
シェアサイクルの普及は、単なる交通手段の提供にとどまりません。まちなかの回遊性が向上することで、商業施設への立ち寄り機会が増え、地域経済の活性化にもつながっています。
新潟の平坦な地形は自転車との親和性が高く、信濃川と阿賀野川がつくり上げた越後平野の特性を活かした交通施策として、大きな可能性を秘めているんです。観光客にとっても、新潟の街を効率的に回れる貴重な移動手段となっています。
今後の展望と期待
「にいがた2km」を新潟市全体の成長エンジンにするという構想のもと、シェアサイクルは重要な役割を担っています。GPS機能を活用したデータ分析により、利用実績に基づいた戦略的なポート配置も行われており、さらなる利便性向上が期待できます。
僕自身も家族と一緒に利用したことがありますが、中学生の息子や小学生の娘も「また使いたい」と話していました。家族連れでも安心して利用できるサービスとして、今後ますます身近な存在になっていくでしょう。
まとめ
新潟市のコミュニティサイクルは、単なる交通手段を超えて、まちづくりの重要な要素として機能しています。電動アシスト付き自転車による快適な移動、アプリを使った手軽な利用方法、そして手頃な料金設定により、市民や観光客の新しいライフスタイルを支えているのです。
雪国特有の課題はあるものの、継続的な改善と地域との連携により、持続可能なサービスとして発展を続けています。皆さんもぜひ一度、新潟のシェアサイクルを体験してみてください。きっと新しい街の魅力を発見できるはずです。
継続は力なり – 住岡夜晃
この言葉通り、新潟市のコミュニティサイクル事業も着実な継続により、多くの人に愛されるサービスへと成長を続けています。僕たち新潟市民にとって、より豊かで便利な暮らしを支える大切な社会インフラとして、今後も温かく見守っていきたいですね。


















