こんにちは！『ローカログ』目黒エリア担当ライターのあきこです♪ みなさん、最近地震や豪雨のニュースが増えていて、防災について考える機会が多くなりましたよね。今日は目黒区在住のわたしが、目黒区地域防災計画について詳しく調べてみました。
普段の生活では意識しにくい防災計画ですが、実はわたしたちの安全を守る重要な仕組みなんです。毎日が発見のわたしとしては、知れば知るほど興味深い内容がいっぱい！ぜひ最後まで読んでくださいね。
目黒区地域防災計画ってそもそも何？
目黒区地域防災計画は、災害が起きたときに区民のみなさんの命と財産を守るための大切な計画書です。令和5年に最新版が修正されていて、震災や風水害などさまざまな災害に対応できるよう、とても詳しく作られているんですよ！
この計画では、目黒区、防災関係機関、事業者、そしてわたしたち区民がそれぞれ何をすべきかを、災害の予防・応急対応・復旧の各段階に分けて明確にしています。つまり、みんなで連携して災害に立ち向かうための設計図のようなものなんです。
計画の基本となる考え方
最新の計画では、「自助」「共助」「公助」の連携推進が大きなポイントになっています。自助は自分や家族を守ること、共助は地域で助け合うこと、公助は行政による支援のことです。
従来よりも、それぞれの役割と責任を明確にして、効率的な防災対策を目指しているのが特徴的ですね。行政に任せきりではなく、みんなで防災力を高めていこうという姿勢がしっかり表れています。
どんな災害を想定しているの？
目黒区地域防災計画では、東京都が公表している「首都直下地震等による東京の被害想定」をベースにしています。具体的には以下の地震を想定していますよ。
- 東京湾北部地震
- 多摩直下地震
- 元禄型関東地震
- 立川断層帯地震
たとえば東京湾北部地震が発生した場合、目黒区では震度6強から6弱の揺れが予想されています。また、この規模の地震では目黒区内に約24万人の滞留者と約7万8千人の帰宅困難者が発生すると想定されているんです。
数字で見ると改めて大変さが分かりますよね。でも、しっかり備えがあれば安心です！
風水害や土砂災害への対策も充実
地震だけでなく、近年増加している豪雨による水害や土砂災害への対策も重要な位置づけになっています。目黒区内には目黒川をはじめとする河川があり、台風や集中豪雨時には注意が必要な地域もあるんです。
また、区内25か所の土砂災害警戒区域（うち18か所は土砂災害特別警戒区域）も指定されていて、斜面地が多い目黒区ならではの対策も盛り込まれています。
わたしたち区民向けの防災ガイドも充実！
専門的な計画書だけでなく、区民のみなさんが実際に活用できるガイドブックもしっかり用意されています♪ これがとても分かりやすくて実用的なんです。
防災行動マニュアル
「防災行動マニュアル」は、地震や風水害などの災害時の行動や日頃からの備えについて分かりやすく解説したガイドブックです。目黒区の防災マップやハザードマップも一緒についているので、これ一冊あれば基本的な防災情報は把握できちゃいます。
外国人住民の方への配慮も素晴らしくて、日本語版のほかに英語版、中国語版、ハングル版も用意されているんですよ。国際色豊かな目黒区らしい取り組みですね。
各種ハザードマップで危険度をチェック
目黒区では、災害種別ごとに詳細なハザードマップを作成しています。これらを見ることで、自分の住んでいる地域のリスクがよく分かります。
- めぐろ防災マップ：避難所や広域避難場所、緊急医療救護所などがひと目で分かる
- 目黒区水害ハザードマップ：想定最大規模の水害時の浸水区域や程度を表示
- 目黒区土砂災害ハザードマップ：区内25か所の土砂災害警戒区域と避難方向を掲載
- 目黒区地域危険度マップ：建物倒壊危険度と火災危険度を町丁目ごとに色分け表示
さらに便利なのが、スマートフォンやタブレットで利用できる「防災地図アプリ」の配信もしていることです。外出先でもすぐに確認できるのは心強いですよね！
避難所や広域避難場所はどこにあるの？
いざというときに慌てないよう、避難場所の確認は本当に大切です。目黒区では地域避難所として区立小中学校と都立高校を中心に計38か所を指定しています。
広域避難場所は8か所を指定
大規模な火災などが発生した場合の広域避難場所として、以下の8か所が指定されています。
- 駒場東大一帯
- 駒場地区
- 中目黒公園一帯
- 駒沢オリンピック公園一帯
- 林試の森公園
- その他3か所
自分の住んでいる場所がどこの避難場所に割り当てられているか、事前にチェックしておくと安心ですね。防災マップで確認できますよ♪
避難所運営は地域が主体
避難所の運営については、避難者、地域住民、区職員、学校教職員、ボランティアなど多様な人々が役割分担して協力する自主的な運営体制が基本になっています。
つまり、行政主導ではなく地域のみなさんが中心となって運営していくということです。だからこそ、普段からの地域とのつながりが大切になってくるんですね。
地域で支え合う防災の取り組み
目黒区の防災対策で素晴らしいのは、地域の絆を大切にした取り組みがたくさんあることです。わたしも調べていて、こんなにいろいろな活動があるんだと驚きました！
防災区民組織の活動
町会・自治会などを母体とした「防災区民組織」が結成されていて、日頃からさまざまな訓練や取り組みを行っています。区では小型消防ポンプや救助用資機材を支給するなど、その活動をしっかりサポートしているんです。
先駆的な取り組みを行っている組織については、区のホームページで紹介されているので、参考にできるのも良いですね。みなさんの地域でも、ぜひ参加を検討してみてください。
目黒消防団の地域密着活動
目黒消防団は地域に密着した非常勤の消防機関で、さまざまな職業や年齢層の人たちで構成されています。日頃から訓練に励んで、火災や地震発生時には消防署と連携して活動にあたってくれます。
小中学生による「目黒消防少年団」も結成されていて、将来の防災リーダー育成にも力を入れているのが印象的です。子どもの頃から防災意識を育てるのは本当に大切ですよね。
防災語学ボランティア制度
国際色豊かな目黒区らしい取り組みとして、「防災語学ボランティア制度」があります。災害時に日本語の分からない外国人区民を支援するためのもので、避難所での通訳や掲示物の翻訳、相談対応など幅広く活動してくれます。
平常時には災害予防の啓発活動の通訳なども行っていて、区では随時ボランティアを募集しているそうです。語学力を活かして地域貢献したい方にはぴったりの制度ですね。
防災訓練で実践力を身につけよう
計画やマニュアルがあっても、実際に体験してみないと本当の備えにはなりません。目黒区では年間を通じてさまざまな防災訓練を実施しています。
総合防災訓練と総合水防訓練
毎年9月1日の「防災の日」前後に行う「総合防災訓練」では、地震を想定したさまざまな訓練が行われます。また、水害が起きやすい季節の前には「総合水防訓練」も実施されています。
特に面白いと思ったのが「夜間避難所訓練」です。夜間に地震が発生した場合を想定した訓練で、暗闇での避難の難しさや課題を実際に体験できます。昼間とは全然違う状況になることが想像できますよね。
参加することで見えてくること
訓練に参加すると、頭では分かっていたつもりでも実際にはうまくいかないことがたくさん見つかります。また、ご近所の方々との顔つなぎの機会にもなるので、ぜひ積極的に参加してみてくださいね♪
目黒駅周辺には特別なエリア防災計画も
目黒区地域防災計画とは別に、目黒駅周辺地域では独自の「エリア防災計画」も策定されています。これは、多くの商業施設や集客施設、事業所が集積する目黒駅周辺の特性を考慮した特別な計画なんです。
大規模災害発生時の人的・物的被害や避難に伴う混乱を最小限に抑え、地域の安全確保と早期回復を目指しています。「安全確保」と「混乱の防止」を目標として設定しているのが特徴的ですね。
普段からたくさんの人が行き交う目黒駅だからこそ、こうした細やかな配慮があるのは心強いです。
わたしたちにできることから始めよう
目黒区地域防災計画について詳しく調べてみて、行政の取り組みの充実ぶりに改めて感心しました。でも、それと同時に、わたしたち一人ひとりの備えと意識がとても大切だということも実感しています。
まずは自宅の安全対策から始めて、家族での話し合い、ご近所との関係づくり、防災グッズの準備など、できることから少しずつ取り組んでいきたいですね。防災は一日にしてならず、ですから！
みなさんも、この機会に目黒区の防災マップやハザードマップをチェックして、お住まいの地域の特性を把握してみてください。きっと新しい発見があるはずです♪ わたしたちみんなで、災害に強い目黒区を作っていきましょう！
「備えあれば憂いなし」
– 日本のことわざ
今日も新しいことを学んで、また一つ賢くなれました。毎日が発見というのは、こういうことなんですよね。みなさんも防災について考えるきっかけになれば嬉しいです。安全で安心な毎日を過ごしていきましょうね！
