みなさん、こんにちは。『ローカログ』周南エリア担当ライターのさとねです。今日は少しゆったりとした気持ちで、山口県周南市の須々万地域にあった「山口県立徳山高等学校徳山北分校」についてお話させてください。自然豊かな山あいに位置し、地域の子どもたちの学び舎として親しまれてきたこの学校。どんな歴史があり、どんな魅力があったのか、地域の記録としてしっかりとお伝えしていきたいと思います。
徳山北分校ってどんな学校だったの?
山口県立徳山高等学校徳山北分校は、周南市須々万奥に位置していた公立高校です。「真・健・和」という校訓のもと、真実を追求し、心身ともに健やかで、人との和を大切にする教育が行われていました。
学校の特色としては、少人数制を活かした、一人ひとりに寄り添うきめ細やかな指導が挙げられます。クラスの仲間や先生との距離がとても近く、アットホームな雰囲気の中で学校生活を送ることができたのが大きな魅力でした。
「文武両道」の精神を大切にし、勉強だけでなく学校行事や部活動にも力を入れていたんですよ。生徒と先生、そして地域が一体となって学びの場を支えてきた、まさに「地域に根ざした学校」だったと言えるでしょう。
79年の歴史を紡いだ歩み
徳山北分校のルーツをたどると、1944年に開校した「山口県立都濃農林学校」にさかのぼります。戦後の学制改革を経て「都濃高等学校」となり、普通科と農業科を併設する学校として地域の教育を担ってきました。
1976年には「山口県立徳山北高等学校」として独立。かつては650人もの生徒が通っていた時期もあり、活気にあふれた学校だったそうです。その後、2012年に山口県立徳山高等学校の分校となり、「徳山北分校」という名称で新たなスタートを切りました。
時代の流れとともに少子化が進み、2023年3月に79年の歴史に幕を下ろすことになりましたが、地域の若者たちを育て、社会へと送り出してきた功績は計り知れないものがあります。
沿革の主なできごと
- 1944年:山口県立都濃農林学校として開校
- 1947年:都濃高等学校に改称し、普通科・農業科を設置
- 1976年:山口県立徳山北高等学校として独立
- 2012年:徳山高等学校徳山北分校に改編
- 2023年:79年の歴史を閉じる
学校教育の特色と教育目標
徳山北分校では、「人としての在り方、生き方の体得を目指したキャリア教育の推進」を教育方針の柱としていました。生徒たちが将来自立した社会人として活躍できるよう、基礎学力の定着はもちろん、勤労観や職業観を育むことにも力を入れていたのです。
具体的な教育目標としては、次のような項目が掲げられていました。
- 基礎学力の定着と向上のために、能力や適性に応じた教育を推進すること
- 高い勤労観・職業観と進路目標の達成のために、キャリア教育を推進すること
- 自立できる社会人を育てるために、基本的な生活習慣の確立を図ること
- 健全な心身を育むために、安心で安全な教育環境の整備を図ること
どの項目を見ても、生徒一人ひとりの将来を真剣に考えた内容になっていますよね。先生方が親身になって進路相談に乗ってくださったという卒業生の声も多く、まさに「顔の見える教育」が実践されていた学校でした。
学校生活の様子と温かな校風
小規模校ならではの魅力といえば、やはり生徒同士や先生との距離の近さではないでしょうか。徳山北分校では学年を超えた交流がとても盛んで、年に数回行われる交流会イベントなどを通じて、先輩・後輩の垣根を越えたつながりが生まれていました。
学校行事も充実しており、全校生徒と教職員が一丸となって取り組むイベントは、毎回あたたかな雰囲気に包まれていたそうです✨
卒業生からは「行事が多くて他学年とも関われるので協調性が養われた」「先生方が進路の相談に親身になって乗ってくださった」といった声が寄せられています。少人数だからこそ実現できた、一人ひとりを大切にする教育がしっかりと根付いていたのですね。
在校生・卒業生の声
「たいへん少人数でしたが学校行事が多く、全校生徒、職員の方と深い関わりが持てる学校でした。進学面では先生方が親身になって考えてくださいました。」(卒業生)
「学校の行事が多く、他学年とも関われるので協調性が養われます。」(卒業生)
所在地と周辺環境について
徳山北分校は、周南市の北部に位置する須々万(すすま)地域にありました。JR岩徳線の周防花岡駅からバスでアクセスでき、山々に囲まれた静かな環境の中で落ち着いて学ぶことができる場所でした。
須々万は古くから農業が盛んな地域で、のどかな田園風景が広がっています。わたしも取材で訪れたことがありますが、空気が澄んでいて、心がすーっと落ち着くような場所なんですよ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 山口県立徳山高等学校徳山北分校 |
| 所在地 | 山口県周南市須々万奥430-1 |
| 電話番号 | 0834-88-1010 |
| 最寄り駅 | JR岩徳線 周防花岡駅 |
| 課程 | 全日制課程 普通科 |
徳山北分校が輩出した著名な卒業生
79年という長い歴史の中で、徳山北分校からは多くの卒業生が巣立っていきました。地元・周南市で活躍する方々をはじめ、さまざまな分野で活躍する人材を輩出してきたのです。
元モデルの井下典子さん、元山口県議会議員の山本忠由さん、周南市議会で活躍された田村勇一さんなど、政治や文化などさまざまな分野で卒業生が活躍しています。地域に根ざした学校だからこそ、地元を愛し、地元に貢献する人材が育まれてきたのかもしれませんね。
徳山北分校と本校・徳山高等学校との関係
本校である山口県立徳山高等学校は、周南市鐘楼町にある県内屈指の進学校です。理数科と普通科を擁し、毎年多くの生徒が難関大学や国公立大学に合格しています😊
徳山北分校は2012年から本校の分校として位置づけられていましたが、教育目標や校風には独自の特色がありました。本校が「進学」に重点を置く一方で、分校では「自立」と「キャリア形成」を軸にした教育が行われていたのです。
どちらの学校も「生徒の将来を真剣に考える」という点では共通しており、徳山高校グループとしての教育理念がしっかりと受け継がれていました。
地域とともに歩んだ学校の記憶
閉校を迎えた2023年3月、最後の卒業生3名が巣立っていきました。少人数ながらも、彼らは学校の伝統を受け継ぎ、最後の年を精一杯駆け抜けたそうです。
卒業生で同窓会・緑陽会の会長を務められた田村勇一さんは「母校の思い出は卒業生一人一人の心の中に永遠に灯されていく」と語っておられました。学校という建物はなくなっても、そこで過ごした日々の記憶や、育まれた絆は消えることがありません。
須々万の地で79年間にわたり、何千人もの若者たちを育ててきた徳山北分校。その存在は、地域の歴史の中にしっかりと刻まれています。わたしもこうして記事にすることで、この学校のことを知っていただけたらうれしいなと思っています。
今後の周南市の高校選びについて
徳山北分校が閉校となった今、周南市周辺で高校進学を考えている方は、本校である徳山高等学校をはじめ、周南市内や近隣地域の高校を検討されることになるでしょう。
徳山高等学校は県内トップクラスの進学実績を誇り、東京大学や九州大学、山口大学など多くの国公立大学への合格者を輩出しています。また、文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)にも指定されており、理数系の探究活動にも力を入れています。
進学を重視する方、部活動に打ち込みたい方、それぞれの目標に合った学校選びをぜひ楽しんでくださいね。お子さんの将来を考える時間は、きっと家族にとっても大切なひとときになるはずです。
本日の名言
「人生において最も大切な時。それは常に、今である。」
── レフ・トルストイ(ロシアの文豪)
徳山北分校の歴史を振り返りながら、わたしは「今この瞬間を大切にすること」の意味を改めて感じています。過去の思い出は心の中で輝き続け、未来への希望は今この瞬間から始まります。みなさんも、どうか今日という日を大切にお過ごしくださいね♪ 最後までお読みいただき、ありがとうございました。


















