みなさん、こんにちは!『ローカログ』山口エリア担当ライターのはるみです。夏の夜空に花火が上がる音、屋台の賑わい、そして提灯の灯り…。夏祭りって、何歳になってもワクワクしますよね◎ 山口市には、伝統と文化が息づく素敵な夏祭りがたくさんあるんです。今回は地元で暮らすわたしが、山口市の夏祭りの魅力をたっぷりとご紹介していきますね。
日本三大火祭り「山口七夕ちょうちんまつり」
山口市の夏祭りといえば、なんといっても「山口七夕ちょうちんまつり」が代表的です!毎年8月6日と7日の2日間、山口市中心商店街やパークロード周辺、大殿地区、湯田温泉エリアなどが、約10万個もの紅提灯で埋め尽くされるんですよ。その幻想的な光景は、日本夜景遺産にも認定されていて、県外からも多くの方が訪れる人気のお祭りなんです。
このお祭りの歴史はとても古く、約600年前の室町時代まで遡ります。当時山口を統治していた守護大名の大内盛見が、お盆の夜に先祖の冥福を祈るため、笹竹の高灯籠に火を灯したことが始まりとされています。明治時代に入ってから七夕まつりとして定着し、1979年に現在の「山口七夕ちょうちんまつり」という名前になったそうです。
紅提灯が織りなす光のトンネル
日が暮れる頃、竹に付けられた数万個の紅ちょうちんに、ひとつひとつ手作業でロウソクの火が灯されていきます。この手作業での点灯作業も、このお祭りならではの伝統なんですよ。ロウソクならではのゆらめく炎の灯りが、街全体を幻想的な雰囲気で包み込んでいきます。
特に中心商店街のアーケードは圧巻です!紅い光のトンネルの中を歩いていると、まるで時間がゆっくり流れているような、不思議な感覚になるんです。わたしも毎年訪れますが、何度見てもその美しさに心が動かされますね。
巨大なちょうちんツリーは必見
お祭りの目玉のひとつが、高さ約15メートルにもなる巨大な「ちょうちんツリー」です。竹で組まれた円錐形の骨組みに、約800個もの紅ちょうちんが飾られている姿は本当に見事で、多くの方が記念撮影をされています。家族連れやカップル、お友達同士で浴衣を着て写真を撮っている姿を見ると、こちらまで嬉しくなってきます♪
ちょうちん山笠と御輿の巡行
静かで幻想的な提灯の灯りとは対照的に、お祭りを盛り上げてくれるのが、ちょうちん山笠とちょうちん御輿の巡行です。紅提灯で飾られた3基の御輿が山口駅通りを練り歩く様子は、威勢がよくて迫力満点!そのうち1基は「姫みこし」と呼ばれていて、公募による女性たちの手で担がれているんですよ。
イベントも盛りだくさん
お祭り期間中は、ステージイベントやワークショップ、キッチンカーの出店など、さまざまな企画が行われます。ちょうちん作りのワークショップでは、お子さんも楽しく参加できますし、作った提灯は持ち帰ることもできるんです。地元のアーティストによる音楽演奏なども楽しめて、提灯の灯りと音楽が織りなす雰囲気は、まさに夏の夜にぴったりですね。
室町時代から続く伝統「山口祇園祭」
7月下旬には、もうひとつの伝統的なお祭り「山口祇園祭」が開催されます。こちらも約600年の歴史を持つ、山口市を代表する夏祭りのひとつなんですよ。毎年7月20日から27日まで、八坂神社や山口市中心商店街一帯で催されます。
このお祭りは、1369年(応安2年)に大内弘世が京都の祇園社(現在の八坂神社)を市内竪小路に勧請し、その後1459年(長録3年)に京都の祇園祭を取り入れた祭礼が始まりとされています。当時、大内氏が京都を模した町づくりを進めており、その名残が今も受け継がれているんですね。
県の無形民俗文化財「鷺の舞」
初日の20日には、八坂神社で「鷺の舞」が奉納されます。雌雄の鷺に見立てた頭と羽をつけて舞う姿は、県の無形民俗文化財にも指定されている貴重な祭事なんです。興味深いのは、この鷺の舞は元となった京都の祇園祭では今は行われていないということ。約3分間という短い舞ですが、歴史の重みを感じられる貴重な機会です。
迫力の御神幸と御還幸
初日には「御神幸」として、八坂神社から駅通りにあるお旅所まで、祇園囃子を乗せた山車を先導に、3基の神輿が裸坊に担がれて巡幸します。最終日の27日は「御還幸」として、女神輿も加わり、合計3基の神輿が八坂神社へ奉納される巡幸が行われるんですよ。神輿を担ぐ熱気と、観客の盛り上がりは本当に圧巻です!
約1,500人が参加する市民総踊り
中日の24日には、お祭りのハイライトともいえる「市民総踊り」が開催されます。19時30分から21時頃まで、中心商店街で行われるこの総踊りには、毎年約1,500人もの参加者が集まるんです。「大内の殿様」という曲に合わせて、市内各地から参加する団体が個性的に踊りを披露します。音楽に合わせて山口の町を練り歩く姿は、見ているだけでも元気をもらえますよ♪
地域の絆が感じられる「ふしの夏まつり」
7月26日には、小郡エリアで「ふしの夏まつり」が開催されます。椹野川東津河川公園を会場に、16時30分から22時まで、屋台や露店、ステージイベント、そして20時からは約3,000発の花火が夜空を彩ります。昭和53年に始まったこのお祭りは、その起源をさらに200年前の江戸時代から続く管絃祭にまで遡ることができるそうです。
今年は特別企画として、ステージの上から思いの丈を叫ぶ「愛の主張」や、花火終了後には夜フェス(ナイトバザー)も企画されているんですよ。地域の方々が一体となって作り上げるお祭りで、アットホームな雰囲気が魅力です。
音楽と花火で楽しむ「音楽と花火の夕べ」
8月8日には、陸上自衛隊山口駐屯地内グランドで「音楽と花火の夕べ」が開催されます。16時30分から21時まで、多くの音楽団体による生演奏を楽しむことができ、20時からは約1,500発の花火が打ち上げられます。駐屯地が一般公開されるこの日は、普段なかなか入ることのできない場所でお祭りを楽しめる貴重な機会なんです。
足湯や手相占いといったユニークな企画もあり、さらに「夢」「希望」「自衛官への応援メッセージ」を戦車などにペイントする体験もできるんですよ!駐屯地ならではの特別な体験ができるのも、このお祭りの魅力ですね。
山口市の夏祭りを楽しむコツ
訪れる時間帯とベストスポット
山口七夕ちょうちんまつりを楽しむなら、日が暮れる18時半頃からがおすすめです。徐々に暗くなる空と、じんわり明るくなる提灯のコントラストが本当に美しいんですよ。写真撮影をされる方は、まだ空に少し明るさが残る時間帯が特に絵になります。メインストリートは混雑しますが、少し脇道に入った場所にも素敵な提灯が飾られているので、ゆっくり散策するのもおすすめです。
持ち物と服装の準備
夏のお祭りですから、暑さ対策は必須です。こんな持ち物があると便利ですよ。
- 飲み物(熱中症対策に必ず持参しましょう)
- タオルやハンカチ
- 虫よけスプレー
- 小さめのバッグ(両手が空くタイプがおすすめ)
- モバイルバッテリー(写真をたくさん撮る方は特に)
- ウェットティッシュ
服装は涼しく動きやすいものが一番です。浴衣で参加するのも雰囲気が出て素敵ですが、長時間歩くことを考えると、歩きやすい履物を選ぶことが大切です。せっかくのお祭りを足の痛みで台無しにしたくないですもんね。
お子さん連れでも安心
山口市の夏祭りは、お子さん連れのご家族にもおすすめです。会場内には休憩スペースもありますし、トイレも複数箇所に設置されています。山口七夕ちょうちんまつりでは迷子センターも設けられているので、万が一のときも安心です。小さなお子さんがいる場合は、ベビーカーよりも抱っこ紐のほうが移動しやすいかもしれませんね。
屋台グルメも楽しみのひとつ
お祭りといえば屋台グルメは欠かせません!焼きそば、たこ焼き、かき氷といった定番メニューはもちろん、山口ならではのグルメも楽しめるんです。瓦そばや山口名物の外郎など、この機会にぜひ味わってみてください。夏祭りの屋台で食べる料理って、いつもよりおいしく感じるから不思議ですよね◎
キッチンカーも多数出店していて、オシャレなフードやドリンクも楽しめます。家族やお友達とシェアしながら、いろんな味を試してみるのも楽しいですよ。
アクセスと駐車場情報
山口七夕ちょうちんまつりの会場へは、JR山口駅から徒歩5分程度とアクセス抜群です。JR新山口駅からはバスで約30分、中国自動車道小郡ICからは車で約20分です。公共交通機関の利用がおすすめですが、車で来られる方は、山口県教育会館や山口県埋蔵文化センター、山口県立図書館などの駐車場をご利用いただけます。
ただし、お祭り当日は混雑が予想されるので、できれば早めに到着するか、少し離れた場所に停めて歩くことも検討してみてくださいね。
周辺の観光スポットも一緒に
お祭りに来たら、ぜひ周辺の観光スポットにも足を運んでみてください。瑠璃光寺五重塔や常栄寺雪舟庭など、歴史ある名所が徒歩圏内にあります。特に瑠璃光寺の五重塔は、日本三名塔のひとつに数えられる美しい建造物で、昼間に観光を楽しんで、夜は夏祭りを満喫するというプランもおすすめですよ。
地域の温かさに触れる夏祭り
山口市の夏祭りで特に素敵だなと感じるのは、地域の方々の温かさです。提灯の準備から当日の運営まで、多くの地域住民やボランティアの方々が関わっているんですよ。商店街の方々が店先に提灯を飾ったり、地域の子どもたちが手作りの提灯を持って参加したり。そんな光景を見ていると、このお祭りが本当に地域に根付いた文化なんだなと実感します。
提灯の灯りがとても幻想的で感動しました。子どもたちも大喜びで、家族みんなで素敵な思い出ができました。来年も絶対に来たいです。(女性/30代前半/主婦)
鷺の舞を初めて見ましたが、歴史の重みを感じる貴重な体験でした。市民総踊りも迫力があって、見ているだけで元気をもらえました。(女性/40代前半/会社員)
夏の特別な思い出を作りに
山口市の夏祭りは、長い歴史と伝統が息づく特別なイベントです。紅い提灯の灯りに包まれて、おいしい食べ物を味わいながら、大切な人とゆっくり過ごす時間は、きっと心に残る夏の思い出になるはずです。わたしも毎年家族と一緒に訪れますが、息子も「今年も楽しみだね」と心待ちにしているんですよ。
それぞれのお祭りに違った魅力があって、何度訪れても新しい発見があります。地域の歴史や文化に触れながら、夏の夜をじんわりと楽しむ。そんな贅沢な時間を、山口市の夏祭りで過ごしてみませんか?みなさんにとっても、素敵な夏の一日になりますように。
「急がば回れ」
わたしの座右の銘でもあるこの言葉、お祭りを楽しむときにも当てはまるかもしれませんね。焦らずゆっくりと、会場を歩きながら細部まで味わってみてください。提灯のひとつひとつ、屋台の賑わい、人々の笑顔…。そんな小さな発見を積み重ねていくことで、お祭りの本当の魅力が見えてくるはずです。それでは、山口市の夏祭りでみなさんにお会いできるのを楽しみにしています!


















