こんにちは!『ローカログ』帯広エリア担当ライターのたけおです。今日はみなさんに、僕の住む帯広市にある北海道帯広農業高等学校、通称「帯農(おびのう)」についてお話ししたいと思います。
帯広市内で高校進学を考えているご家庭や、農業や食に興味を持つお子さんをお持ちの親御さんにとって、この学校は本当に魅力的な選択肢なんです♪
帯広農業高校ってどんな学校?
北海道帯広農業高等学校は、十勝という日本有数の農業地帯に位置する公立高校です。全日制課程に5つの専門学科を持ち、「農・食・環境」に関する専門知識と技術を段階的に学べる充実したカリキュラムが特徴となっています。
漫画「銀の匙 Silver Spoon」を読んだことがある方なら、その舞台のような雰囲気を想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。広大な自然の中で、実践的な農業教育を受けられる環境が整っているんです。
僕自身、息子の進学先として調べているうちに、この学校の魅力にどんどん引き込まれていきました。北海道の大地で学ぶ農業教育には、都市部では得られない貴重な経験がたくさん詰まっているんです。
5つの専門学科で学べること
帯広農業高校には、それぞれの産業に合わせた専門的な学科が用意されています。どの学科も十勝の特性を活かした実践的な学びが特徴です。
農業科学科
おいしく安全な農作物の栽培方法や、地域環境に優しい農業、大型機械を使った大規模経営について学びます。これからの農業を科学的視点から学び、新時代の農業経営者を育成することを目指しています。
酪農科学科
酪農の基本である「土づくり」「草づくり」「牛づくり」を科学的に学習します。経営管理能力や乳製品加工技術の習得、衛生管理、循環型農業など、将来の酪農経営者として必要な知識を総合的に身につけられるんです。
この学科の特徴は、最初の1年間を寮生活で過ごすこと。同じ志を持った仲間たちと寝食を共にすることで、強い絆が生まれ、お互いに高め合える関係性が築けるそうです。教室ではいつも牛の話で盛り上がっているとか!
食品科学科
「農業」と「食」との関わりを基本に、ジャム、パン、アイスクリーム、ハム、ベーコンなどの食品製造について実践的に学びます。原料生産となる作物の栽培や家畜の飼育も学習できるため、食の6次産業化を理解できる貴重な環境なんです。
農業土木工学科
農業を支える基盤整備や、地域の環境保全に関する土木技術を学べます。農業に必要なインフラ整備の重要性を理解し、実践的な技術を身につけることができます。
森林科学科
森林資源の有効活用や環境保全について学ぶ学科です。十勝の豊かな自然環境を活かした実習を通じて、森林管理や林業に関する専門知識を深めていけます。
入試の状況について
帯広農業高校の入試は、推薦入学が中心となっています。各学科とも募集定員の90%程度を推薦枠として設定しており、一般入試の枠は限られているんです。
推薦入試の倍率は学科や年度によって異なりますが、おおむね1倍台で推移しています。令和7年度の例を見ると、農業科学科が1.14倍、食品科学科が1.97倍といった状況でした。
学力的には偏差値41程度とされていますが、この数値だけで判断するのはもったいないと僕は思います。なぜなら、この学校で学べることは普通科高校では決して得られない、専門的で実践的な知識と技術だからです。
推薦入試が中心ということは、学習成績だけでなく、農業や食に対する熱意や適性が重視されるということ。将来の夢や目標がはっきりしている生徒にとっては、とても適した入試制度だと言えるでしょう。
卒業後の進路は?
帯広農業高校の卒業生は、進学と就職のどちらも選択できる幅広い進路実績を持っています。ここが専門高校の大きな強みなんです!
主な進学先
国公立大学では帯広畜産大学や弘前大学への進学実績があります。私立大学では、酪農学園大学や東京農業大学など、農業・酪農・食品分野の専門大学への進学が特徴的です。
短期大学や専門学校への進学者も多く、それぞれの興味や将来の目標に合わせて進路を選択できる環境が整っています。高校で学んだ専門分野をさらに深めたいと考える生徒たちにとって、理想的な進学ルートが開かれているんですね。
就職実績も充実
就職先も地元の優良企業が中心で、カルビーポテト株式会社や株式会社柳月といった、みなさんもご存じの十勝を代表する食品関連企業への就職実績があります。また、公務員として地域に貢献する卒業生も多数いるそうです。
学校紹介による就職活動のサポートも手厚く、卒業時にはほぼ全員が進路を決定できているとのこと。これは企業側からの信頼が厚い証拠でもありますよね。
学校生活の魅力
帯広農業高校には20の部活動があり、農業クラブ活動も盛んです。スポーツや文化活動を通じて、充実した高校生活を送ることができます。
特に印象的なのが「家畜に感謝する会」という行事です。11月に酪農科学科で行われるこのイベントでは、自分たちで育てた帯農産の畜産物や、農業科学科が育てた野菜を使って、3年生が準備をして石釜でピザを焼いたり、焼肉や豚汁、ヨーグルトなどを学科の全学年でいただくそうです。
命をいただくことへの感謝、仲間と協力することの大切さ、そして自分たちの手で育てたものを味わう喜び。こうした体験は、きっと一生の宝物になるでしょう。
課題研究で興味を深める
各学科では「課題研究」という授業があり、生徒たちが自分の興味のあるテーマを深く掘り下げて学ぶことができます。例えば酪農科学科では、牛にとっても人にとっても活動しやすいアニマルウェルフェアに沿った牛舎内の環境改善を研究したり、地域の幼稚園児たちに酪農の魅力を伝える酪農教育ファームを実施したりしているんです。
こうした実践的な学びを通じて、生徒たちは自ら考え、行動する力を身につけていきます。先生方のサポート体制も手厚く、一人ひとりの学びたい気持ちを大切にしてくれる姿勢が印象的です。
十勝だからこそできる学び
帯広農業高校の最大の強みは、なんといっても十勝という日本有数の農業地帯に位置していることです。広大な自然環境の中で、豊富な実験実習を行える環境は、他の地域ではなかなか得られません。
実際に作物を育て、家畜の世話をし、加工品を作る。そんな一連の流れを、すべて実践を通じて学べるんです。教科書だけでは決して得られない、生きた知識と技術が身につく環境がここにはあります。
僕がこの学校を調べていて感じたのは、「驚きと発見」「挑戦と変革」「進化」といったキーワードが学校全体に満ちているということ。生徒たちが自ら学び、成長していける環境が、しっかりと整えられているんですね。
親として感じること
小学生の息子を持つ親として、この学校の魅力は本当に大きいと感じています。普通科高校も素晴らしいですが、専門分野に特化した学びができる環境は、将来の選択肢を広げてくれる可能性を秘めているんです。
特に、食や農業、環境といったテーマは、これからの時代にますます重要になってきます。地球環境の変化、食料自給率の問題、持続可能な社会の実現…。こうした課題に向き合い、解決策を見出していける人材が求められているんですよね。
帯広農業高校で学ぶ生徒たちは、まさにそんな未来を切り拓いていける存在なのではないでしょうか。志の高い仲間たちと切磋琢磨しながら、自分の夢に向かって着実に歩んでいける3年間は、かけがえのない財産になるはずです。
最後に
北海道帯広農業高等学校は、十勝の大地で農業や食の未来を学べる、とても魅力的な学校です。5つの専門学科それぞれに特色があり、充実した設備と熱心な先生方のもとで、実践的な知識と技術を身につけることができます。
進学実績も就職実績も確かで、卒業後の選択肢が広いことも大きな魅力です。何より、同じ志を持つ仲間たちと過ごす高校生活は、きっと素晴らしい思い出になることでしょう。
農業や食に興味がある、自然に囲まれた環境で学びたい、実践的な技術を身につけたい…そんな思いを持つお子さんにとって、帯広農業高校は理想的な学び舎だと僕は思います。
みなさんも機会があれば、ぜひ学校見学に足を運んでみてください。広大な敷地と充実した施設、そして何より生き生きと学ぶ生徒たちの姿を見れば、この学校の魅力がきっと伝わるはずです。
「教育は、世界を変えるために使える最も強力な武器である」
ネルソン・マンデラ
十勝の大地で、未来の農業や食を支える人材が育っていく。そんな素敵な学校が僕たちの住む帯広市にあることを、本当に誇らしく思います。お子さんの進路選択の一助となれば幸いです。それでは、また次の記事でお会いしましょう!


















