こんにちは、『ローカログ』秋田担当ライターのまゆのはです。みなさん、潟上市のお祭りをご存じですか?秋田県の中央部に位置する潟上市には、千年以上の歴史を誇る神事から、家族みんなで楽しめる夏祭りまで、魅力あふれる行事がそろっています。今回は、潟上市で開催されるお祭りを一覧でご紹介しますね。
潟上市を代表する夏の三大まつり
潟上市では、毎年夏になると「かたがみ三大夏まつり」と呼ばれるお祭りが開催されます。地域の人々に長く愛されてきたこれらの行事は、旧天王町・旧昭和町・旧飯田川町それぞれの歴史と文化を今に伝えています。お祭りの時期になると、市内はどこか懐かしくてあたたかい雰囲気に包まれますよ。
飯田川鷺舞まつり
かたがみ三大夏まつりの幕開けを飾るのが「飯田川鷺舞まつり」です。毎年8月第1日曜日に、潟上市役所飯田川出張所前広場で開催されます。この鷺舞は寛文4年(1664年)、下虻川神明社が建立された際に、秋田藩二代藩主・佐竹義隆公の御前で舞われたことが始まりとされています。
長い間、地域の人々の記憶から薄れていた鷺舞でしたが、昭和60年に地元有志の手によって復活を遂げました。白い鷺をかたどった衣装をまとった踊り手たちが、優美な舞を披露する姿は圧巻です。孫鷺舞や子鷺舞の群舞と、親鷺の舞いが観衆を魅了します。
五穀豊穣を願うこのお祭りでは、舞の奉納だけでなく、地域住民が参加できるふれあいタイムも設けられています。炎天下でも多くの方が訪れる人気のお祭りですよ♪
八郎まつり
潟上市の夏を熱く盛り上げるのが「八郎まつり」です。八郎潟が世紀の干拓事業によって大きく姿を変えた時代、その湖岸に暮らす人々の郷愁と畏敬の念から、昭和42年に誕生しました。2025年で第57回を迎える歴史あるお祭りです。
まつりのシンボルといえば、なんといっても体長64メートルもある「太郎龍」でしょう。約80人もの担ぎ手たちによって担がれた龍体が、市内を力強く練り歩く姿は壮観そのもの。「八郎太郎伝説」を現代に蘇らせる龍体パレードは、見る人の心を揺さぶります。
八郎太郎伝説をご存じでしょうか?十和田湖に住んでいた八郎太郎という龍が、辰子姫という美しい女性に恋をし、田沢湖の辰子のもとへ通うようになったという伝説です。潟上市の八郎まつりは、この伝説を後世に伝え続ける大切な役割を担っています。
2025年の八郎まつりは8月10日に大久保駅前広場で開催予定です。午前中から神事が執り行われ、午後には龍体パレードやステージイベントが楽しめます。当日のスケジュールは以下のとおりです。
- 10:00 供養祭(馬踏川河口)
- 11:00 鎮魂祭(元木山)
- 13:30 御前祭(八郎神社)
- 14:00 龍体パレード出発
- 16:00 大久保駅前広場到着・セレモニー
- 17:00 郷土芸能披露
- 18:30 フィナーレ
郷土芸能の披露やビンゴ大会など、お子さんからお年寄りまで楽しめる内容になっていますよ。
天王グリーンランドまつり
潟上市の夏を締めくくる人気イベントが「天王グリーンランドまつり」です。道の駅てんのう「天王グリーンランド」を会場に、毎年8月下旬に開催されます。2025年は8月24日の開催予定で、朝10時から夜20時頃まで一日中楽しめます。
このお祭りの最大の見どころは、夜空を彩る花火ショーです。約3000発もの花火が打ち上げられ、夏の終わりを華やかに演出してくれます✨ フィナーレの花火は、じんわりと胸に染みる美しさですよ。
日中はキャラクターショーやお笑いフェス、盆踊り大会など盛りだくさんの内容です。特産品の販売コーナーもあり、地元グルメを堪能できます。家族連れで訪れる方も多く、子どもから大人まで幅広い世代に愛されているお祭りです。
国指定重要無形民俗文化財「東湖八坂神社例大祭」
潟上市で最も歴史のあるお祭りといえば、「東湖八坂神社例大祭(統人行事)」でしょう。昭和61年に国の重要無形民俗文化財に指定された、千年以上の歴史を持つ由緒ある神事です。毎年7月6日・7日に、東湖八坂神社を中心に潟上市天王地区と男鹿市船越地区で執り行われます。
この祭典は、毎年7月8日の新統御竹受けに始まり、一年間にわたってさまざまな祭事が繰り広げられます。クライマックスとなるのが7月7日の「牛乗り」と「くも舞」の神事です。
山太鼓が境内に響きわたる中、神格をまとった神人・スサノオノミコトが御神牛に乗り、船越水道へと練り歩きます。やがて天王岸に一行が姿を現すと、山太鼓が一斉に打ち鳴らされ、深紅の衣をまとった神人・ヤマタノオロチが船上で「くも舞」を舞います。まさに神話の世界「スサノオノミコトのヤマタノオロチ退治」伝説が目の前に蘇る、神秘的な光景です。
厳格に継承されてきたこの統人行事は、地域の人々の誇りであり、心のよりどころでもあります。一度は足を運んでみたい、特別なお祭りですね。
潟上市のお祭りの楽しみ方
潟上市のお祭りを満喫するためのポイントをお伝えしますね。夏祭りシーズンは7月から8月にかけてが見ごろです。複数のお祭りを巡りたい方は、日程を確認して計画を立てるのがおすすめです。
お祭りの開催時期をまとめると、以下のようになります。
| お祭り名 | 開催時期 | 会場 |
|---|---|---|
| 東湖八坂神社例大祭 | 7月6日~7日 | 東湖八坂神社ほか |
| 飯田川鷺舞まつり | 8月第1日曜日 | 市役所飯田川出張所前広場 |
| 八郎まつり | 8月中旬 | 大久保駅前広場 |
| 天王グリーンランドまつり | 8月下旬 | 道の駅てんのう |
秋田市からのアクセスも良好なので、日帰りでも十分に楽しめます。わたしも毎年、どれかひとつは必ず訪れるようにしていますよ。お祭り会場では地元の美味しいものにも出会えるので、ぜひお腹を空かせて行ってみてくださいね😊
三湖伝説を結ぶ広域イベントも
八郎太郎伝説に登場する三つの湖(十和田湖・田沢湖・八郎潟)をつなぐ「八郎太郎三湖伝説祭」という広域イベントもあります。鹿角市の道の駅かづのを会場に、潟上市の八郎まつりと仙北市のたざわ湖・龍神まつり、そして花輪ばやしが一堂に会する貴重な機会です。
三湖伝説に興味のある方は、こちらのイベントもチェックしてみてはいかがでしょうか。秋田の壮大な伝説を肌で感じられる、ふわりと心が浮き立つような体験ができますよ。
おわりに
潟上市のお祭り一覧、いかがでしたか?伝統的な神事から賑やかな夏祭りまで、それぞれに違った魅力がありますね。地域の歴史や文化に触れながら、ほっとするひとときを過ごせるのがお祭りの醍醐味です。
みなさんも、ぜひ潟上市のお祭りに足を運んでみてくださいね。きっと心があたたかくなる、素敵な思い出ができるはずです🌻
本日の名言
「祭りとは、人と人とをつなぐ見えない糸である」
― 柳田國男(民俗学者)
お祭りは、世代を超えて人々をつなぎ、地域の絆を深めてくれる大切な行事です。日々の忙しさの中でふと立ち止まり、地元のお祭りに参加してみる。そんな時間が、自分を大切にすることにもつながるのかもしれませんね。みなさんの毎日が、ふわりと心地よいものでありますように。


















