こんにちは、『ローカログ』滋賀県担当ライターのひであきです。滋賀県守山市って、実はお祭りの宝庫だってご存じでしたか? 冬の勇壮な火まつりから、春の伝統神事、夏の活気あふれる市民祭り、そして冬のあたたかなイルミネーションまで、守山市では一年を通じてさまざまなお祭りが開催されています。今回は守山市のお祭り一覧をまとめてみましたので、お出かけの参考にしていただけたらうれしいです。
守山市を代表する冬の風物詩「勝部の火まつり・浮気の火まつり」
毎年1月の第2土曜日、守山市の冬の夜空を真っ赤に染めるのが「勝部の火まつり」と「浮気の火まつり」です。勝部神社と住吉神社の二社で同日に行われるこの祭りは、滋賀県の無形民俗文化財に指定されている歴史ある行事なんですよ。
この火まつりの起源は鎌倉時代までさかのぼります。言い伝えによると、土御門天皇の病の原因が数千年も生きた大蛇だったとされ、その大蛇を退治して炎で焼いたところ天皇が回復したのだとか。退治された大蛇の胴体は勝部に、頭は浮気(住吉神社のある地域)に飛んでいったとされ、それぞれの神社で大松明を燃やして無病息災を祈願するようになったそうです。
祭りの見どころは、なんといってもふんどし姿の若衆たちが大松明を担いで練り歩く勇壮な姿です。「ごうよ」「ひょうよ」という独特の掛け声が響き渡るなか、大松明に一斉に火がつけられると炎は天高く立ち上がり、見る者を圧倒します。800年以上も続くこの伝統行事、冬の寒さを忘れるほどの熱気に包まれますよ。
開催情報
- 開催日:毎年1月第2土曜日(2026年は1月10日予定)
- 会場:勝部神社(守山市勝部1-8-8)、住吉神社(守山市浮気町152)
- アクセス:JR守山駅から徒歩約6〜10分
- 料金:無料
国の無形民俗文化財が揃う「守山三大まつり」
ゴールデンウィークの5月5日、守山市内の各所では「守山三大まつり」と呼ばれる伝統的なお祭りが一斉に催されます。「すし切りまつり」「長刀まつり」「豊年踊り」のいずれも国の無形民俗文化財に指定されている貴重な祭礼で、全国的にも珍しい神事を間近で見られる絶好の機会です。
すし切りまつり(下新川神社)
守山市幸津川町にある下新川神社で行われる「すし切りまつり」は、袴姿の若者がふなずしを古式に則って切り分け、神前に供える独特の神事です。切り方の作法が厳格に決められており、見物人からは時折あたたかいヤジが飛ぶなど、厳かさのなかにもほっとする雰囲気が漂います。前日の5月4日には宵宮も行われ、毎年約2,000人もの人が訪れる人気の祭りです。
長刀まつり(小津神社)
杉江町の小津神社で奉納される「長刀まつり」は、ユネスコ無形文化遺産の構成要素にも認定されている格式高いお祭りです。約1,400年前、琵琶湖の氾濫で流されたご神体を湖から迎えた際の喜びが踊りとなって今に伝わっているとされています。
きらびやかな衣装に身を包んだ子どもたちによる長刀振りは、見ていて思わず頬がゆるむかわいらしさ。見物人から「所望」の掛け声がかかると踊りを披露するという、観客参加型の一面もあります。小津・玉津の両学区11町が8年に1度の持ち回りで踊りを担当しており、2025年は杉江町が当番とのこと。
豊年踊り
「豊年踊り」は五穀豊穣を祈願する古式ゆかしい踊りで、色鮮やかな衣装に身を包んだ踊り手たちが、太鼓の音色に合わせて田楽系統の舞いを奉納します。華美な衣装や道具の芸術性の高さも見どころのひとつ。春の陽気のなか、のんびりと伝統芸能を堪能できる時間は格別ですよ。
守山最大の夏祭り「もりやま夏まつり」
毎年7月下旬、JR守山駅西口周辺が熱気に包まれるのが「もりやま夏まつり」です。守山駅前西口ロータリーから泉町交差点、中山道東門院周辺にかけてが歩行者天国となり、滋賀県内でも最大級のスケールで開催される市民参加型の夏祭りとして親しまれています。
2025年は7月26日(土)の15時から21時まで開催されました。5つの商店街がそれぞれ趣向を凝らしたイベントを展開し、ストリートダンスやよさこい演舞、地元小学生による迫力の和太鼓演奏など、見どころ満載の一日となります。
もちろん、お祭りといえば屋台グルメも欠かせませんよね。焼きそばやかき氷といった定番メニューはもちろん、商店街の軒先で販売されるコロッケには長蛇の列ができるほどの人気ぶり。家族連れでも、友人同士でも、一日中楽しめるお祭りです。駐車場は予約サイトを利用するのがおすすめですよ。
開催情報
- 開催日:毎年7月下旬の土曜日
- 時間:15:00〜21:00頃
- 会場:JR守山駅西口ロータリー〜泉町交差点周辺
- アクセス:JR守山駅下車すぐ
- 料金:入場無料
駅前を彩る冬の光「もりやま冬ホタル」
守山市の冬をじんわりとあたためてくれるのが、毎年11月から翌年1月にかけて開催される「もりやま冬ホタル」です。守山駅前緑地公園を中心に、ブルーとホワイトを基調とした約2万球のイルミネーションが灯され、まるでホタルが舞っているかのような幻想的な雰囲気を演出します 🌟
2025年度は記念すべき20周年を迎えるとのこと。点灯式は11月7日(金)17時から行われ、守山市のPRキャラクター「もーりー」も登場して会場を盛り上げます。点灯期間は2026年1月16日(金)までで、ライトアップ時間は17時から22時となっています。
11月23日(日)には「もりやま冬ホタルマルシェ」も同時開催されるので、お買い物も楽しめます。ベンチに腰掛けながらゆっくりイルミネーションを眺められるスポットもあり、デートにもぴったり。近江守山ライオンズクラブや市内6中学校の生徒会が制作したペットボトルツリーにも、ぜひ注目してみてくださいね。
開催情報
- 開催期間:2025年11月7日(金)〜2026年1月16日(金)
- ライトアップ時間:17:00〜22:00
- 会場:守山駅前緑地公園ほか
- 料金:入場無料
- 問い合わせ:守山商工会議所(077-582-2425)
そのほかの守山市のお祭り・イベント
ここまで紹介した主要なお祭り以外にも、守山市ではさまざまなイベントが開催されています。みなさんの興味に合わせて、ぜひ足を運んでみてください 😊
もりやまいち
守山市観光物産協会が主催する「もりやまいち」では、篭かきレースやカルタ大会など、地域に根ざしたユニークなイベントが楽しめます。地元の特産品も並び、守山の魅力を再発見できる催しです。
守山55秋まつり×全日本いかだサミット
2025年9月27日(土)には、守山市民ホールにて「守山55秋まつり」と「全日本いかだサミット in 守山」が同時開催されました。11時から18時30分まで、入場無料でさまざまな催しが行われ、秋の一日を楽しく過ごせるイベントとなっています。
各学区の夏祭り
夏場には市内各学区でも地域密着型の夏祭りが開催されます。「なかす夏まつり」など、小学校グラウンドなどを会場にしたアットホームな雰囲気のお祭りも多く、子どもたちにとっては夏の思い出づくりにぴったりです。
守山市のお祭りを楽しむためのポイント
守山市のお祭りは、そのほとんどがJR守山駅からアクセスしやすい場所で開催されています。駅から徒歩圏内で行ける祭りが多いので、公共交通機関を利用するのがおすすめです。夏まつりや冬ホタルの時期は周辺道路が混雑することもあるため、時間に余裕をもってお出かけくださいね。
特に火まつりや守山三大まつりは、日本の伝統文化を肌で感じられる貴重な機会です。お子さんの教育にもなりますし、大人も非日常の空間に心が洗われるような体験ができますよ。わたしも息子と一緒に訪れたことがありますが、本物の伝統行事に触れる経験は何物にも代えがたいものでした。
守山市は琵琶湖の東岸に位置し、自然豊かで住みやすいまちとしても知られています。お祭りをきっかけに、周辺の観光スポットや美味しいお店も巡ってみてはいかがでしょうか。
「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である」― チャールズ・チャップリン
今日の名言はチャップリンの言葉をお届けしました。お祭りって、日常を少し離れた視点から眺めるきっかけをくれるものだと思います。忙しい毎日のなかでも、季節の行事を楽しむ心のゆとりを大切にしていきたいですね。守山市のお祭り一覧、ぜひブックマークしておいて、次のお出かけの参考にしてください。無理せず、自然体で、滋賀の魅力を一緒に楽しんでいきましょう!


















