こんにちは、『ローカログ』三重県担当ライターのとわです。みなさん、熊野市といえばどんなイメージがありますか?世界遺産の熊野古道や雄大な自然がまず思い浮かぶ方も多いかもしれませんね。
でも実は、熊野市は年間を通じてさまざまなお祭りやイベントが開催される、伝統行事の宝庫なんです。今回は熊野市のお祭りを一覧にまとめてご紹介しますので、お出かけの参考にしてもらえたらうれしいです♪
1月〜3月|新年を祝う熊野市のお祭り
寒い季節だからこそ、心あたたまる行事が盛りだくさん。1月には地元の方に愛される伝統的なお祭りがいくつも開催されます。
大馬神社例祭(1月6日)
毎年1月6日に井戸町の大馬神社で行われるお祭りです。平安初期の創建と伝えられる歴史ある神社で、一年の平安を祈願する弓引き神事が見どころになっています。若者たちが川で禊を行い、直垂に烏帽子姿で弓を引く姿はとても神聖な雰囲気に包まれますよ。
一乗寺・開運だるま市(1月第2週の金・土曜日)
毘沙門天を祀る一乗寺で開催される、新年恒例のだるま市です。大小さまざまなだるまが並び、一年の開運を祈願する人々で賑わいます。受験シーズンと重なることもあり、合格祈願に訪れる学生さんや保護者の姿も多く見られますね。
産田神社大祭(1月10日)
安産と子育ての神様として知られる産田神社のお祭りです。日本書紀にも登場するイザナミノミコトがカグツチノ神を産んだ場所とされ、子どもの健やかな成長を願う「奉飯」をいただくことができます。骨付きさんま寿司は、さんま寿司発祥の地ならではの特別な一品です。
花の窟神社春季例大祭(2月2日)
日本最古の神社といわれる花の窟神社で行われる、五穀豊穣を祈願する神事です。高さ約45メートルの御神体の頂上から166メートルもの大綱を引き出す「お綱かけ神事」は圧巻のひとことに尽きます。三重県指定無形民俗文化財にもなっている貴重な行事ですよ。
楊枝薬師まつり(3月18日)
紀和町楊枝にある楊枝薬師堂のお祭りです。後白河法皇が頭痛を治されたという伝承があり、頭部の病にご利益があるとされています。京都の三十三間堂の棟木もこの地の柳が使われたという言い伝えが残っているのも興味深いですね。
4月〜6月|初夏を告げる熊野市のお祭り
新緑の季節には、自然を活かしたイベントが多く開催されます。家族で楽しめる行事も多いので、お子さんとのお出かけにもぴったりです◎
泳げ!鯉のぼりくん(4月下旬〜5月上旬)
七里御浜海岸で約200匹の鯉のぼりが泳ぐ、熊野市の春の風物詩です。獅子岩付近から約1キロにわたって青空を泳ぐ鯉のぼりは、まさに壮観な眺め。市民団体が30年以上続けているイベントで、連休中に訪れる人々を笑顔でお迎えしています。
あら!さかな熊野灘ほうばい祭り(5月4日)
二木島漁港周辺で開催される海のイベントです。関船乗船体験や海上綱渡りなど、海を活かしたユニークな催しが人気を集めています。地元特産品の販売やビアガーデンも楽しめるので、潮風を感じながらのんびり過ごせますよ。
丸山千枚田の虫おくり(6月上旬)
日本の棚田百選にも選ばれている丸山千枚田で行われる幻想的な伝統行事です。1340本もの松明が棚田を照らす光景は、一度見たら忘れられない美しさがあります。「虫おくり殿のおん通りよい〜」の掛け声とともに、豊作を願いながら練り歩く様子に心が洗われます。
8月|夏本番!熊野市の花火と火祭り
熊野市の夏は熱い!8月には全国的にも有名な花火大会をはじめ、迫力満点のお祭りが目白押しです。
紀和の火祭り(8月第1土曜日)
小川口河川敷で開催される夏祭りです。メインの「柱まつり」では、高さ約20メートルの柱に取り付けられた竹籠めがけて、燃える松明を投げ入れる伝統行事が行われます。北山砲の発射や紀和瀞流太鼓、打ち上げ花火も楽しめる一夜限りの特別な夜です。
紀伊半島太鼓フェスタ「響鼓in熊野」(8月第1日曜日)
記念通り商店街で開催される太鼓の競演イベントです。紀伊半島各地から集まった太鼓チームが野外舞台で熱演を繰り広げ、歩行者天国となった通りには夜店も並びます。太鼓の迫力ある音が響き渡る、熱気あふれる夏の一日となりますね。
遊木追善花火大会・ビアガーデン(8月中旬)
遊木漁港で行われる地域密着型の花火大会です。盆踊りや屋台も出て、地元の人々と一緒にお盆の夜を楽しむことができます。大規模な花火大会とはまた違う、あたたかな雰囲気が魅力的です。
熊野大花火大会(8月17日)
紀州最大の花火大会として全国から多くの人が訪れる、熊野市を代表する夏の一大イベントです。約1万発の花火が夜空と熊野灘を舞台に打ち上げられ、世界遺産の鬼ヶ城を背景にした「鬼ヶ城大仕掛け」や、船から花火玉を投げ入れる「海上自爆」など、ここでしか見られない名物花火が満載です。
江戸時代から300年以上続くとされるこの花火大会は、もともとお盆の初精霊供養として始まったと言われています。大岩壁に響く轟音と爆風は体に響くほどの大迫力で、一度体験したらまた訪れたくなること間違いなしです!
9月〜11月|実りの秋を祝う熊野市のお祭り
涼しくなってきた秋は、収穫を祝う行事や歴史あるお祭りが各地で行われます。じっくり伝統文化に触れるには最適な季節ですね。
黒潮海童まつり(9月上旬)
磯崎漁港で開催される海のお祭りです。屋台や縁日が並び、海の恵みに感謝しながら楽しいひとときを過ごせます。地元で獲れた新鮮な海の幸を味わえるのも魅力のひとつですよ。
花の窟神社秋季大祭(10月2日)
春季大祭と同じく「お綱かけ神事」が行われるほか、秋季大祭ならではの見どころもあります。神聖な白石を載せた花車を引く「お白洲引き」や道中踊りなどが行われ、前日の宵宮では花車の練りともちまきも楽しめます。
木本神社例大祭(10月第2日曜日)
「暴れ神輿」の異名をもつ御神輿が木本町を練り歩く、勇壮なお祭りです。江戸時代に奥熊野代官所が置かれた歴史ある町で、各地区からさまざまな山車が出されて賑やかに行列します。400年以上の歴史を誇る伝統行事の迫力をぜひ体感してみてください。
紀和ふるさとまつり(11月3日)
紀和町B&G海洋センター周辺で開催される地域のお祭りです。かつて銅鉱山で栄えた時代の「山神祭」をルーツに持ち、70年以上にわたって地域に愛されてきました。子どもからお年寄りまで楽しめるイベントが盛りだくさんで、地域の絆を感じられる一日となります。
大森神社例大祭・どぶろく祭(11月23日)
育生町尾川の大森神社で行われる、どぶろくを用いた珍しい例大祭です。神事に使われた自家醸造のどぶろくが参拝者にふるまわれ、杉木立ちと清流に囲まれた境内がほろ酔い気分に包まれます。余興やもちほりも楽しめる、秋の終わりを締めくくるお祭りです。
熊野市のお祭りを楽しむためのポイント
熊野市のお祭りを存分に楽しむために、いくつかのポイントをまとめました。お出かけ前にチェックしてみてくださいね。
- お祭りの日程は年によって変更されることがあるため、事前に最新情報を確認しましょう
- 熊野大花火大会は非常に混雑するので、早めに会場に到着するか、公共交通機関の利用がおすすめです
- 山間部で行われるお祭りは交通手段が限られるため、車でのアクセスを検討してください
- 伝統行事では地域の方への配慮を忘れずに、マナーを守って見学しましょう
熊野市には、日本最古の神社から続く神事や、300年以上の歴史を持つ花火大会など、ここでしか体験できないお祭りがたくさんあります。四季折々の行事を通じて、熊野の豊かな自然と文化にじんわりと触れてみてはいかがでしょうか?
わたしも今年は丸山千枚田の虫おくりに行ってみたいなと思っています。松明の灯りに照らされた棚田の風景、想像するだけでわくわくしますね✨
本日の名言
「旅は私にとって、精神の若返りの泉である。」
― アンデルセン
日常を離れて新しい土地のお祭りに出かけることで、心がリフレッシュされることってありますよね。熊野市のお祭りが、みなさんにとって素敵な思い出になりますように。次の休日は、ぜひ熊野市へ足を運んでみてくださいね◎


















