こんにちは、『ローカログ』熊本担当ライターのけいごです。みなさんは宇土市にどんなお祭りがあるかご存知でしょうか?熊本市と天草のちょうど中間に位置する宇土市には、古くから受け継がれてきた伝統行事がたくさんあります。
ぼく自身、熊本県内で何度か引っ越しを経験してきましたが、宇土市のお祭りには独特のあたたかさがあると感じています。今回は宇土市のお祭りを一覧で季節別にまとめてご紹介しますので、ぜひお出かけの参考にしてみてください。
春のお祭り(3月〜5月)
粟嶋神社春季大祭(3月1日〜3日)
春の訪れとともに開催されるのが、新開町にある粟嶋神社の春季大祭です。こちらの神社には高さ30センチほどの小さな「ミニ鳥居」があり、参拝者がこの鳥居をくぐることで安産や婦人病にご利益があるといわれています。
毎年この時期になると、県内外から多くの女性参拝者が訪れ、境内は華やかな雰囲気に包まれます。家族で参拝される方も多く、お子さん連れでも楽しめる春のお祭りです。
うと花園桜まつり(3月下旬)
立岡自然公園では約2,000本の桜が咲き誇り、熊本県内でも屈指の花見スポットとして知られています。桜まつりでは、ステージイベントや「うと創作お茶漬け大食い大会」など、ユニークな企画が盛りだくさんです。
夜にはライトアップされた桜が幻想的な雰囲気を演出してくれますよ。家族でピクニックがてら訪れるのもおすすめです◎
網田マリンフェスタ(5月上旬)
宇土マリーナの芝生広場で開催される地域の手づくりイベントです。網田地区の若手有志が中心となって企画しており、毎年違ったステージイベントが楽しめます。物産展も同時開催されるので、地元グルメも堪能できます。
夏のお祭り(6月〜8月)
紫陽花マンドリンコンサート(6月)
住吉自然公園では約2,000株のあじさいが見ごろを迎える6月に、マンドリンコンサートが開催されます。満開のあじさいに囲まれた会場でオリジナル曲「あじさいの歌」などが演奏され、初夏の風物詩となっています。
公園からは有明海が一望でき、金峰山や雲仙普賢岳も眺められる絶景スポットです。
椿原八幡宮太鼓奉納(7月・3年に1度)
熊本県有形民俗文化財に指定されている伝統行事です。欅の大木をくりぬいて作られた大太鼓は重さ約1トン、面径1.3メートル、胴長2メートル余りという迫力のサイズ。30人ほどの男性が担いで急勾配の83段の階段を上り、奉納する姿は圧巻です。
うと地蔵まつり(8月23日・24日)
「川尻の精霊流し」「山鹿の灯籠まつり」と並んで肥後三大夏祭りのひとつに数えられる宇土市最大のお祭りです。約380年前から続く歴史ある祭典で、毎年8月23日・24日の2日間にわたって開催されます。
「なむじぞう、だいぶつさん、あーげてくださいおさいせん」という子どもたちの歌声が夕暮れの街に響き渡ります。普段は小さなお堂に祀られているお地蔵様を、子どもたちが飾り立てて通りに奉るのが特徴です。
商店街には生活雑貨や日用品を素材にした「造りもん」と呼ばれる作品が並び、訪れる人々の目を楽しませてくれます。夜には約1,500発の花火が打ち上げられ、民踊パレードやコンサートも開催。例年約9万人が訪れる一大イベントです😊
秋のお祭り(9月〜11月)
中秋の名月合同茶会(9月)
轟水源の水を使用した本格的なお点前が披露される風情あるイベントです。各社中が腕を振るい、秋の夜長にぴったりの落ち着いた雰囲気を楽しめます。
西岡神宮秋季例大祭・宇土御獅子舞(10月19日)
約270年の歴史を持つ「宇土御獅子舞」は、熊本県の重要無形文化財に指定されています。雌雄一対、二人立ちの獅子舞で、「宇土の寝獅子」とも呼ばれています。
眠った雌雄の獅子を玉振りで起こすところから舞が始まり、銅鑼の音に合わせて荘重な動作で練り歩きます。「獅子に咬まれた子どもは病気や怪我をしない」という言い伝えがあり、多くの親子連れが見物に訪れます。
獅子舞の巡行ルートは以下の通りです。
- 本町一丁目をスタート
- 宇土市役所前
- 市民会館裏
- 船場橋
- 西岡神宮(最終地点)
宇土大太鼓フェスティバル(10月最終日曜日)
運動公園で開催される太鼓の祭典です。以前は8月第1土曜日に開催されていましたが、令和4年から10月最終日曜日に変更されました。
江戸から大正時代に製作された26基の大太鼓が一堂に会し、新旧大小の太鼓の競演が繰り広げられます。「新伝承・宇土太鼓26」という新しい芸能も誕生し、伝統と革新が融合したステージが見どころです。
宇土産業祭(10月〜11月)
宇土市商工会が主催する地域の産業祭です。宇土市民広場(市役所裏側の広場)で開催され、地場産品の展示即売やさまざまなアトラクションが楽しめます。フィナーレには大抽選会も実施され、多くの来場者で賑わいます。
冬のお祭り(12月)
山王さんまつり・甘酒まつり(旧暦11月申の日)
佐野山王神社に伝わる約700年の歴史を持つ奇祭です。赤い着物を着て猿に扮した若者たちが、互いに甘酒を掛け合いながら集落を巡り、五穀豊穣を祝います。
ほかではなかなか見られないユニークなお祭りで、地域の人々の絆を感じられる心あたたまる行事です。初めて見る方はその独特の光景にぐっと引き込まれることでしょう✨
宇土市のお祭り年間カレンダー
宇土市のお祭りを月別にまとめると以下のようになります。お出かけの計画にお役立てください。
| 時期 | お祭り・イベント名 | 開催場所 |
|---|---|---|
| 3月1〜3日 | 粟嶋神社春季大祭 | 粟嶋神社(新開町) |
| 3月下旬 | うと花園桜まつり | 立岡自然公園 |
| 5月上旬 | 網田マリンフェスタ | 宇土マリーナ |
| 6月 | 紫陽花マンドリンコンサート | 住吉自然公園 |
| 7月(3年に1度) | 椿原八幡宮太鼓奉納 | 椿原八幡宮(宮庄町) |
| 8月23・24日 | うと地蔵まつり | 宇土市本町ほか |
| 10月19日 | 西岡神宮秋季例大祭 | 西岡神宮(神馬町) |
| 10月最終日曜日 | 宇土大太鼓フェスティバル | 運動公園(旭町) |
| 10〜11月 | 宇土産業祭 | 宇土市民広場 |
| 旧暦11月申の日 | 山王さんまつり(甘酒まつり) | 佐野山王神社(花園町) |
宇土市のお祭りを楽しむポイント
宇土市のお祭りに参加する際に知っておくと便利なポイントをご紹介します。
- うと地蔵まつりは非常に混雑するため、公共交通機関の利用がおすすめです
- JR宇土駅から市街地までは徒歩圏内でアクセスしやすいです
- お祭りによっては交通規制がかかる場合があるため、事前に確認しておきましょう
- 夏のお祭りは熱中症対策、秋冬は防寒対策を忘れずに
宇土市は熊本市から車で約30分、天草方面への玄関口としても知られています。お祭りと合わせて、御輿来海岸の絶景や長部田海床路といった観光スポットも巡ってみてはいかがでしょうか。
ぼくも家族と一緒に宇土のお祭りに足を運ぶことがありますが、地域の方々のあたたかさにいつもほっとした気持ちになります。みなさんもぜひ、宇土市のお祭りで素敵な思い出を作ってみてくださいね。
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道だ」 ― イチロー
宇土市のお祭りも、地域の人々が何百年もの間コツコツと守り続けてきた大切な宝物です。今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。みなさんの毎日が、小さな発見と喜びであふれますように!


















