こんにちは、『ローカログ』岡山県担当ライターのあつやです。みなさん、瀬戸内海に面した笠岡市にはどんなお祭りがあるかご存じですか? 実は笠岡市には、国や県の重要無形民俗文化財に指定された伝統行事から、地元の人たちが楽しみにしている季節のイベントまで、一年を通してたくさんのお祭りがあるんです。今回は笠岡市のお祭りを一覧でまとめてみました。お出かけの参考にしていただけたらうれしいです♪
笠岡市の伝統行事(重要無形民俗文化財)
笠岡市には、国や県、市の重要無形民俗文化財に指定されている伝統行事がいくつもあります。地域の歴史や文化が色濃く残るお祭りばかりで、一度は見ておきたいものばかりです。
真鍋島の走り神輿
毎年5月3日から5日にかけて、真鍋島の八幡神社と本浦地区で行われる勇壮なお祭りです。元禄9年(1696年)に八幡神社の新築を祝って始まったとされています。神輿を担いだ男たちが集落の通りを猛烈なスピードで駆け抜ける姿は迫力満点! 本祭が行われるのは5月4日で、この日には多くの見物客が訪れます。
ひったか
金浦地区に伝わる源平合戦ゆかりの伝統行事で、「火を高く焚く」が語源とされる火祭りです。旧暦の5月5日に近い土曜日の夜に開催されます。源氏方と平家方の二手に分かれ、吉田川をはさんだ二つの山の中腹から、数百個の提灯でその年の世相を反映した絵模様を描いて競い合います。夜空に浮かび上がる提灯の絵は、じんわりと心に染みる美しさです。
おしぐらんご
ひったかの翌日に金浦湾で開催される伝統行事です。源氏と平家に見立てた二艘の和船で速さを競う競漕で、かつて漁師町として栄えた金浦地区の歴史を今に伝えています。力強く櫓を漕ぐ姿は見ているこちらまで熱くなりますよ!
白石踊
8月13日から16日にかけて、白石島の公民館前広場で行われる盆踊りです。源平水島合戦の戦死者を弔うために始まったと伝えられ、昭和51年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。ひとつの口説き(音頭)に合わせて、輪の中で十数種類もの踊りが一体となって踊られるのが特徴です。7月には衣装を身につけた白石踊を見学できる「白石踊鑑賞・体験ツアー」も開催されています。
大島の傘踊り
8月14日に大島中学校の校庭で披露される傘踊りです。戦国時代の領主・細川道菫(みちただ)の百回忌で供養踊りを奉納した際、夕立になったため傘を持って踊ったのが起源とされています。「大島地区ふれあい納涼の夕べ」の中で披露され、小中学生たちが華やかな傘を手に踊る姿がほっとあたたかい気持ちにさせてくれます。
神島天神祭
神島瀬戸をのぞむ天神社で行われる秋の例祭です。神島7地区からそれぞれの千歳楽が集まり、境内を一斉に練り歩く「総担ぎ」は圧巻の光景。勇壮な船での「渡り」も見どころのひとつで、瀬戸内の風情を存分に感じられるお祭りです。
神島神社の奴行列
船で参勤交代の途中、潮待ちで外浦港に足止めされた西国大名たちを慰めるため、水野藩の足軽たちが奴道中を披露したのが起源とされています。歴史ロマンあふれる行列は、タイムスリップしたような気分になれますよ。
季節を彩るイベント・お祭り
笠岡市では伝統行事だけでなく、季節ごとに楽しめるイベントも盛りだくさんです。道の駅笠岡ベイファーム周辺で開催されるフェスティバルは、花と食を同時に楽しめる人気イベントとなっています。
春のイベント
1月には六島で水仙ツアーが開催され、可憐な花と甘い香りに癒されます。旧暦1月24日には大仙院の春まつり「だいせんさま」があり、植木や衣料、食べ物などの露店が並んで賑わいます。3月の春分の日には菜の花フェスティバルが開催され、一面に広がる菜の花畑は圧巻です。旧暦3月3日ごろには北木島で「流し雛」が行われ、300年以上の歴史がある伝統行事として女性の無病息災を祈ります。
初夏のイベント
5月第3日曜日にはポピーフェスティバルが道の駅笠岡ベイファーム周辺で開催されます。初夏に見頃を迎えるポピーを眺めながら、笠岡市や近隣市町の特産品を楽しめます。飲食屋台も並ぶので、お腹も心も満たされますよ♪
夏のイベント
笠岡の夏といえば、やはり花火大会とお祭りは外せません。8月には以下のようなイベントが目白押しです。
- ひまわりフェスティバル(8月第1日曜日):100万本のひまわりが咲き誇る道の駅笠岡ベイファーム周辺で開催
- 笠岡よっちゃれの夜:笠岡市役所前県庁通り一帯で行われる夏の一大イベント。総踊りからスタートし、鼓笛演奏やダンスパフォーマンスなど多彩なアトラクションが繰り広げられます
- 笠岡港まつり花火大会:笠岡湾内で約5,500発の花火が夜空を彩る恒例イベント。特大玉の打ち上げ花火やスターマインは迫力満点です
秋のイベント
10月第2日曜日にはコスモスフェスティバルが開催されます。コスモス会場では子どもたちが遊べるイベントも用意されていて、家族連れにぴったりです。また、笠神社秋季例大祭なども行われ、秋の笠岡も見どころいっぱいですよ。
冬のイベント
11月には笠岡の木「いちょう」にちなんだ「いちょうまつり」が開催されます。多彩なアトラクションが繰り広げられ、毎年多くの人で賑わう人気イベントです。黄金色に染まるいちょうを眺めながら、秋の深まりを感じられます。
笠岡市のお祭りを楽しむポイント
笠岡市のお祭りは、島で開催されるものも多いのが特徴です。真鍋島や白石島へは住吉港から普通船または高速船を利用してアクセスできます。フェリーを使う場合は伏越港からも行けるので、事前に船の時刻表を確認しておくと安心ですね。
陸地部で行われるひったかやおしぐらんごは、臨時駐車場が用意されることが多いですが、混雑が予想されるため早めの到着をおすすめします。夏のイベントは浴衣でのんびり夕涼みしながら楽しむのも風情がありますよ😊
笠岡市のお祭りは、瀬戸内海の歴史や文化を身近に感じられる貴重な機会です。源平合戦に由来する伝統行事から、家族で楽しめる季節のフェスティバルまで、一年を通して様々なイベントが開催されています。ぜひカレンダーをチェックして、気になるお祭りに足を運んでみてくださいね。
「夢中で日を過ごしておれば、いつかわかる時が来る」― 坂本龍馬
笠岡市には、地域の人々が大切に守り続けてきたお祭りがたくさんあります。夢中になれる時間を大事に、みなさんもぜひ笠岡のお祭りで素敵な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。わたしもカメラを持って、笠岡のお祭りを巡ってみようと思います☺


















