こんにちは、みなさん!『ローカログ』兵庫県担当ライターのはるなみです。今日はふらっと散歩していると、お囃子の音が聞こえてきて、ああそういえばもう秋祭りの季節なんだなぁ~と感じました。兵庫県の丹波篠山市(旧篠山市)といえば、歴史ある城下町として知られていますが、実は年間を通して様々なお祭りや伝統行事が受け継がれている、とても活気あふれる地域なんです。
わたしも家族で何度か訪れたことがありますが、どの季節に行っても何かしらのお祭りに出会えるのが魅力的で、息子も太鼓の音を聞くとワクワクして目を輝かせています。そんな丹波篠山市のお祭りの魅力を、今回はたっぷりとご紹介していきますね。
夏を彩るデカンショ祭
まず最初にご紹介したいのは、毎年8月15日・16日に開催される「デカンショ祭」です。これは丹波篠山の夏の風物詩ともいえる、西日本最大級の民謡の祭典なんです。江戸時代から歌い継がれてきた「デカンショ節」に手拍子を合わせて踊る様子は、まさに圧巻の一言!
デカンショ節の起源は、篠山地方の盆踊り唄「みつ節」が変化したものだと伝えられています。明治31年には、篠山出身の学生たちが旧制一高(現東京大学)の学生たちに伝えたことで全国的に広まったというエピソードも。そんな歴史ある民謡は、平成27年に日本遺産にも認定されているんですよ。
祭り当日は篠山城跡の三の丸広場周辺が会場となり、日本有数の巨大木造ヤグラを囲みながら総踊りが行われます。約200店舗もの屋台では、地元の名産である黒枝豆や猪肉なども味わえて、打ち上げ花火も約2000発と見応え十分。夏の思い出作りにぴったりのお祭りです。
秋の訪れを告げる三大祭り
春日神社秋祭り
10月の第3土日に開催される「春日神社秋祭り」は、350年以上の歴史を誇る丹波篠山を代表するお祭りです。寛文3年(1663年)から始まったとされるこの祭りは、京都文化の影響を受けた雅な面と勇壮さを併せ持ち、平成29年には市の無形民俗文化財に指定されました。
見どころは何といっても9基の鉾山巡行!かつては屋根の上に豪華な鉾を付けていましたが、明治時代の電線架設により一度は姿を消していました。しかし、令和5年に110年ぶりに鉾が復活したというから感動的ですよね。4台の神輿と8台の太鼓みこしも加わり、篠山城下町は笛や太鼓の音色で包まれます。
畑まつり(佐佐婆神社)
毎年10月第1土日に開催される「畑まつり」は、多紀連山のふもとにある佐佐婆神社で行われる、約400年の歴史を持つ伝統行事です。丹波篠山市の三大祭りの一つに数えられ、地域の人々に大切に守り継がれています。
畑地区という比較的小さな地域で行われるお祭りですが、その勇壮で雅な雰囲気は多くの人々を魅了し、毎年たくさんの見物客で賑わいます。山車や金みこしの渡御、流鏑馬神事など、見どころ満載のお祭りです。
秋の味覚を満喫!味まつり月間
10月の1か月間は「丹波篠山味まつり月間」として、市内各地で秋の味覚イベントが開催されます。この時期の丹波篠山は、まさに食の宝庫!10月10日に解禁となる丹波篠山黒枝豆をはじめ、栗、猪肉、山の芋など、旬の食材が最盛期を迎えます。
主なイベントは以下の通りです:
- 丹波たんなん味覚まつり(10月18日、四季の森生涯学習センター)
- 城東味まつり(10月18日・19日、城東公民館周辺)
- 篠山城跡での味まつり(10月初旬、3日間で約10万人が来場)
わたしも毎年この時期になると、黒枝豆を買いに行くのが楽しみなんです。茹でたての黒枝豆の甘みとコクは、普通の枝豆とは全然違って、一度食べたら忘れられない味ですよ♪
芸術の秋を彩る陶器まつり
10月10日から19日にかけて開催される「丹波焼陶器まつり」も見逃せません。丹波焼は平安時代末期から鎌倉時代初期に発祥したとされ、日本六古窯の一つとして日本遺産にも認定されています。
期間中は約50軒の窯元がさまざまな催しを企画し、「丹波焼窯元めぐり市」では特別販売も実施。丹波伝統工芸公園立杭陶の郷では「丹波焼うつわ市」や「陶の郷マルシェ」が開催され、実際に器を手に取って選ぶ楽しみがあります。スタンプラリーやオリジナルキーホルダー作りなどの体験イベントも充実していて、家族みんなで楽しめますよ。
地域に根ざした民俗芸能の数々
丹波篠山市には、大規模なお祭り以外にも、各地域で大切に守り継がれている民俗芸能がたくさんあります。これらは地域の人々の生活と密接に結びついた、かけがえのない文化財なんです。
夏から秋にかけての伝統行事
7月最後の日曜日には「水無月祭打込囃子」が川原の住吉神社で行われ、夏の訪れを告げます。8月第1土日には「おやまの神事能」として、波々伯部神社で胡瓜山展示と操り人形の上演が。8月31日から9月1日には「八朔祭の造り山」が熊野新宮神社で開催されます。
秋の収穫を祝う祭礼
10月は各地で秋祭りが最盛期を迎えます。特に注目したいのが「蛙おどり」(10月第1土曜日、今田町上小野原の住吉神社)です。これは神舞保存会によって守り継がれている貴重な民俗芸能。10月第3土曜日には前沢田で「鱧祭」が行われ、地域の特色ある祭りとして親しまれています。
10月21日前後の日曜日には本郷の春日神社で「本郷春日おどり」、10月9日前後の日曜日には「川内多々奴比神社秋の大祭」など、各神社で伝統的な祭礼が執り行われます。これらの祭りでは、子どもたちも積極的に参加し、地域の伝統を次世代へと繋いでいる姿が印象的です。
年間を通じた祭礼カレンダー
丹波篠山市の主な年間祭礼行事をまとめてみました:
| 月 | 祭り・行事名 | 場所 |
|---|---|---|
| 1月 | 篠山ゑびす祭(9日・10日) | 篠山市街 |
| 3月 | 丹波篠山ひなまつり | 市内各所 |
| 4月 | さくらまつり(上旬) | 篠山城跡周辺 |
| 5月 | 御田植祭(10日前後) | 藤坂春日神社 |
| 6月 | 大国寺と丹波茶まつり(上旬) | 味間奥 |
| 7月 | 水無月祭打込囃子(最終日曜) | 川原住吉神社 |
| 8月 | デカンショ祭(15日・16日) | 篠山城跡 |
| 9月 | 全国車いすマラソン大会 | 篠山市街 |
| 10月 | 各種秋祭り・味まつり | 市内各所 |
| 11月 | 篠山市菊花展 | 篠山市内 |
まとめ
丹波篠山市のお祭りは、どれも長い歴史と地域の人々の想いが詰まった素晴らしいものばかりです。デカンショ祭のような大規模な祭典から、地域に根ざした小さな祭礼まで、それぞれが大切に守り継がれています。みなさんも機会があれば、ぜひ実際に足を運んでみてはいかがでしょうか?きっと心に残る体験ができるはずです。
「伝統とは火を守ることであり、灰を崇拝することではない」
– グスタフ・マーラー –
丹波篠山の人々が祭りを通して守り続けているのは、まさに生きた伝統の火。これからも地域の宝として、次の世代へと受け継がれていくことでしょう。


















