こんにちは!『ローカログ』大田エリア担当ライターのみゆきです♪ いつも地域情報をお届けしていますが、今日は大田区で子育て中のみなさんからよくいただく質問について、じっくりとお話しさせていただきます。
大田区で待機児童数がどのような状況なのか、保活を考えている方なら一度は気になったことがあるのではないでしょうか? 区内在住の私も、実際に息子の保育園探しを経験しているからこそ、この問題の深さがよくわかります。
大田区の待機児童数、表面上は0人だけれど…
まず気になる大田区の待機児童数についてお伝えします。2024年4月時点で大田区の公表している待機児童数は0人となっており、これが3年連続でゼロを維持しているんです!
数字だけ見ると「大田区は保育園に入りやすい」と思われがちですが、実際の状況はもう少し複雑です。この0人という数字は国の定義に基づいたもので、いわゆる「隠れ待機児童」は含まれていないからです。
では隠れ待機児童とは何でしょうか?認可外保育園に通っている子どもたちや、自宅から遠い保育園を紹介されて辞退したケース、特定の保育園のみを希望している場合などは待機児童にカウントされません。実際の保活の厳しさとは、どうしてもギャップが生まれてしまうのが現状です。
保育園入園の現実的な難易度について
実は大田区の保育園事情を詳しく調べてみると、意外な事実が見えてきます。スタイルアクト株式会社が発表した「東京23区認可保育園入りにくい駅ランキング(2024年度入園版)」では、大田区は23区中2位(倍率4.16)という結果が出ているんです。
この順位は前回と変わらず、実際には大田区の保育園は入りにくい状況が続いています。2024年の新規入園決定率は74.1%で、東京23区の平均77.4%を下回っているのが現実です。
特に厳しいのが1歳児クラスです。0歳児クラスであれば基準指数22点(フルタイム共働き)で入園できる可能性が高いのですが、1歳児クラスでは22点での入園は非常に困難な状況となっています。
保育園申込み状況の推移
大田区の保育園申込み状況を見てみると、以下のような変化が起きています。
| 年度 | 新規入園申請数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 2024年 | 4,587件 | 5.4%増 |
| 2023年 | 4,351件 | 4.8%減 |
| 2022年 | 4,572件 | 1.7%増 |
| 2021年 | 4,496件 | 3.3%減 |
2024年は申込み数が大幅に増加しており、競争が激化していることがわかります。一方で保育園の定員数は昨年対比で0.7%減少しているため、今後さらに入園しにくくなる可能性が高いと予想されます。
大田区が進める待機児童対策の取り組み
大田区では2010年代半ばから保育施設の整備に力を入れており、一時期「待機児童ゼロ」を達成した実績があります。現在も多方面から対策を講じているので、主な取り組みをご紹介します。
保育施設の拡充と支援策
区では以下のような施策を実施しています。
- 土地の賃借料助成など開設・運営支援の充実
- 小規模保育所から認可保育所へのスムーズな入園を支援する連携保育園の設定
- 0歳児向けの入所予約制度の導入(12園の区立保育園で実施)
- ベビーシッター支援事業の実施
特に注目したいのが0歳児の入所予約制度です。この制度では、1歳の誕生日まで育児休業を取得する保護者が、あらかじめ入所を予約できるシステムになっています。各保育園で前期・後期に1名ずつ受け入れ予定となっており、育休明けの職場復帰をスムーズに進めることができます。
保育士の処遇改善も進行中
保育園の数を増やすだけでなく、質の向上にも力を入れているのが大田区の特徴です。常任保育士には月額1万円を個人口座に直接振り込む補助金制度が2017年から開始されており、支給対象者は年々増加傾向にあります。
また、保育士の宿舎借り上げ補助金も運営法人に支給されており、人材確保と定着を図る取り組みが継続されています。延長保育の実施率も97.4%と東京23区の平均93.9%を上回っており、働く親にとって利用しやすい環境づくりが進められています。
保活を成功させるためのポイント
実際に大田区で保活を進める際に知っておきたいポイントをお伝えします。私自身の経験も交えながら、具体的なアドバイスをさせていただきますね♪
基準指数と調整指数の仕組み
大田区では、フルタイム勤務を「月20日以上かつ8時間以上の就労を常態としている」と定義しており、親一人のフルタイムが11点、共働きで合計22点が基準となります。
しかし激戦の1歳児クラスでは22点だけでは入園が困難なため、調整指数による加点が重要になってきます。主な加点項目は以下の通りです。
- きょうだいが在園中または同時申込みの場合:2点
- 認可外保育施設などに有償委託している場合:最大2点
- 要支援児加算:詳細は入園のしおり参照
- アレルギー児加算:詳細は入園のしおり参照
ベビーシッター利用による加点制度
興味深いのがベビーシッター利用による加点制度です。週4日で1日4時間以上、かつ月2万円以上ベビーシッターを利用している場合、2点の加算が受けられます。
東京都では待機児童をもつ保護者向けにベビーシッター利用料を最大9割近く補助する制度も導入されているため、この制度を活用しながら復職し、調整指数を獲得するという戦略も考えられます。
地域別の保育園入園状況
大田区内でも地域によって保育園の入りやすさに違いがあります。人気の保育園では倍率が2倍を超えるところも少なくありません。
「蒲田駅周辺の保育園は本当に激戦でした。第一希望だった園は倍率が3倍近くて、結局第三希望の園に入園できました。でも先生方がとても親切で、今では息子も楽しく通っています」(女性/30代前半/会社員)
このように、必ずしも第一希望の園に入れるとは限りませんが、大田区内には質の高い保育園がたくさんあります。見学の際は施設の設備だけでなく、保育士さんの雰囲気や教育方針なども含めて総合的に判断されることをおすすめします。
これからの大田区保育政策の方向性
大田区では今後も待機児童問題の根本的な解決を目指し、以下のような取り組みを推進していくとしています。
きめ細やかなニーズ対応
地域ごとの待機児童状況や保護者のニーズを詳細に分析し、必要な地域に重点的に保育施設を整備する方針です。単純に園数を増やすのではなく、真に必要とされる場所への戦略的な配置を心がけているのが特徴です。
多様な保育サービスの充実
認可保育園だけでなく、小規模保育事業、家庭的保育、一時預かり、病児保育など、様々な形の保育サービスを充実させる計画が進んでいます。働き方の多様化に対応できる柔軟な保育体制の構築を目指しています。
また、地域の子育て支援センターや子育てひろば、地域住民との連携を通じて、地域全体で子育てを支えるネットワークの強化にも力を入れています。これは本当に心強い取り組みですね!
保活中のみなさんへのメッセージ
大田区の待機児童数は公式には0人となっていますが、実際の保活は決して簡単ではありません。それでも区の積極的な取り組みにより、状況は着実に改善されていると感じています。
保活を進める際は、数字だけに惑わされず、実際に保育園を見学し、お子さんに合った環境を見つけることが大切です。また、認可保育園だけでなく、認証保育所や小規模保育事業なども含めて幅広く検討されることをおすすめします。
私自身も息子の保活では悩むことが多々ありましたが、今振り返ると、その時の経験が地域とのつながりを深めるきっかけにもなりました。同じ悩みを持つママ・パパたちとの出会いも、貴重な財産になっています。
大田区で子育てをするみなさんが、安心して働き続けられる環境づくりに向けて、区も私たち住民も一緒に歩んでいけたらいいですね。困ったときは遠慮なく区役所の保育サービス課に相談してみてください。きっと親身になって対応してくれるはずです♪
「今日という日は二度とない」
ー ヘレン・ケラー
毎日が新しい発見と成長の連続です。お子さんとの大切な時間を大切にしながら、一歩ずつ前に進んでいきましょう。みなさんの保活が成功し、素敵な保育園との出会いがありますように!


















