こんにちは!「ローカログ」世田谷エリア担当ライターのすーちゃんです。今日は皆さんにとって大切な情報、世田谷区の液状化リスクについてお話しします。地震大国日本に住む私たちにとって、住まいの安全性は何よりも重要ですよね。特に地盤の液状化は建物に大きな被害をもたらす可能性があります。世田谷区にお住まいの方、これから引っ越しを考えている方は、ぜひ最後までご覧ください!
世田谷区の地盤特性を知ろう
世田谷区は武蔵野台地の南部に位置しており、地盤の特性は大きく3つに分けられます。まずは「台地面(平坦地)」。区の大半を占めるこのエリアは海抜高度が高く、関東ローム層と呼ばれる火山灰土に覆われています。この関東ローム層は比較的安定しており、住宅地盤として良好な条件を備えていることが多いんです。
次に「谷底低地」。野川や仙川、谷沢川などの小さな河川によって削られて形成された低地で、台地部の間に樹枝状に分布しています。ここには再堆積した土や腐葉土などが分布しており、一部のエリアでは地盤に不安がある場所も。
最後に「台地面」。多摩川流域に広く分布する標高の低い平坦面です。ここは地下水位が高く、軟弱な粘土やシルトが厚く分布しているため、長期的な沈下が問題になっている場所もあります。こうした地域では適切な基礎補強が必要になってくるわけです。
世田谷層って何?地震リスクとの関係
世田谷区の地下には「世田谷層」と呼ばれる地層が存在しているのをご存じですか?これは武蔵野台地の世田谷区部分の地層を指し、谷埋め状に分布する軟らかい泥の層を主体とした更新世(約258万年前から約1万年前)の地層なんです。
この世田谷層、実は地盤のリスク要因になりうるとされています。調査によると、標高の高い下末吉面(約12万5000年前の地球温暖化による海面上昇でできた地層の面)は世田谷層のあるエリアでは地盤が最も軟らかいと言われており、一般的な地形分類から想定される地盤震動特性とは異なることがわかっています。
ボクが住んでいる地域も世田谷区ですが、こういった地層の特性を知ることで、より効果的な防災対策ができるようになりました。皆さんも自分の住むエリアの地盤特性を知っておくと安心ですよ!
世田谷区の液状化リスクはどうなっている?
さて、本題の液状化リスクについてです。東京都の調査によると、世田谷区内においては液状化の可能性が高いと予想されている地域は今のところないとされています。これはひとまず安心できる情報ですね!
ただし、これは区全体としての評価であり、より小さな範囲で見ると状況が異なる可能性があります。100%液状化しないとは言い切れないので、自宅や購入予定の土地については細かな調査が必要です。特に河川近くや低地では注意が必要かもしれません。
液状化対策としては、建物を建てる際にその敷地の地盤をよく調査して、地盤に合った基礎を選ぶことが重要です。例えば、基礎を十分な強さのある鉄筋コンクリート構造にしたり、地盤に杭打ちをしたりといった対策が効果的です。既存の建物でも、制振アンダーピニング工法を用いて支持層まで杭を打ち込むことで、液状化現象を抑制できる方法もあります。
液状化によってどんな被害が起こる?
液状化が起きると、どんな被害が発生するのでしょうか?大きく分けて3つの影響があります。まず「建物の沈下」。建物自体が損壊・倒壊するおそれがあり、倒壊しなくても修繕費用がかかったり資産価値が低下したりする影響が出ます。
次に「交通障害」。路面の破損・亀裂や、マンホールや地下パイプの隆起により車両通行ができなくなることがあります。これは日常生活に支障をきたすだけでなく、緊急車両も通行できなくなるため災害時の人命リスクも高まります。
そして「ライフラインの断絶」。パイプの破損による上下水道・ガスの停止や、電線のダメージによる停電など、様々な生活インフラが停止するリスクがあります。自宅の直下で液状化が起きなくても、周辺エリアで発生すれば大きな生活影響を受ける可能性があるということを覚えておきましょう。
液状化リスクを調べる方法
自分の住んでいる地域の液状化リスクを調べる方法はいくつかあります。まず東京都のウェブサイト「建物における液状化対策ポータルサイト」にある「東京の液状化予測図」で確認できます。これは東京都建設局によるボーリング調査をもとにしたもので、都内全体の液状化リスクを地図上で色別に分けています。
液状化の可能性が高い地域はピンク、可能性がある地域は黄色、可能性が低い地域は緑で表示されています。2023年に改訂版も出ていますので、最新の情報をチェックするといいでしょう。
また、世田谷区と東京都では地盤に関するボーリングデータや液状化対策に関する情報を公開しています。「せたがやiMAP」のボーリング柱状図で閲覧できるので、災害対策や建物の基礎の計画に役立てることができます。
さらに詳しく知りたい方は、東京都と一般社団法人東京建築士会が連携している「液状化対策アドバイザー制度」を利用するのがおすすめです。必要に応じて液状化について無料で相談できるため、不安な方はこの制度を活用してみましょう。事前対策、事後対策どちらについても相談可能です。
液状化対策の具体的な方法
液状化対策には様々な方法があります。地盤の転圧を行い、土の密度と強度を高める方法や、比較的軽い家を建てる、建物の重さのバランスを考えて設計するといった対策があります。
また、地盤改良工事として薬液注入工法を行うことで、水の入り込んでいる隙間をセメントに置き換えることができます。これにより地盤内の水分量を減らしつつ、それぞれの土の粒子が動きにくくなるため、液状化の危険性は大幅に低下します。
格子状改良工法という方法もあります。これは地盤内に地中壁を作り、狭い範囲で囲い込んでしまう工法で、地盤の揺れる余地を少なくすることで大規模な液状化現象を抑制します。
地震が起きる前にあらかじめ地盤内の水を抜いておく「地下水位低下法」も効果的な工法ですが、水を抜いた際に地盤沈下が起こりやすく、ポンプの維持管理費の負担も課題となっています。
まとめ:世田谷区の液状化リスクと対策
世田谷区は全体として液状化の可能性が高い地域はないとされていますが、地域によって地盤特性が異なるため、自宅や購入予定地の詳細な調査は重要です。特に谷底低地や多摩川流域の台地面では注意が必要かもしれません。
液状化対策としては、適切な基礎構造の選択や地盤改良工事などが効果的です。また、東京都の液状化予測図や液状化対策アドバイザー制度を活用して、自分の住む地域のリスクを正確に把握しましょう。
災害はいつ起こるかわかりません。事前の対策と知識が、いざというときの被害を最小限に抑える鍵となります。皆さんも自宅の安全を守るために、ぜひ液状化リスクについて理解を深めてくださいね!
「備えあれば憂いなし」- 日本のことわざ
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。皆さんの住まいが安全で快適なものでありますように。思い立ったが吉日、今日から防災対策を始めてみませんか?すーちゃんでした!


















