『ローカログ』新宿エリア担当ライターのたかしです。今日は子どもたちの散歩で市谷砂土原町を歩いていたら、みなさんから「新宿区にも本当にお金持ちが住んでるエリアってあるの?」という質問をよくいただくことを思い出しました。確かに新宿といえば歌舞伎町や高層ビル街のイメージが強いですが、実は知る人ぞ知る超高級住宅街がいくつも隠れているんです!
僕も最初は半信半疑でしたが、実際に足を運んでみると、その格式の高さと美しい街並みにすっかり魅了されてしまいました。今回は新宿区で金持ちエリアと呼ばれる5つの高級住宅街について、それぞれの特徴や魅力を詳しくご紹介していきますね。
新宿区最高峰の高級住宅街「市谷砂土原町」
まずご紹介したいのが、新宿区で最も格式が高いとされる市谷砂土原町です。この街の歴史は江戸時代にまでさかのぼり、なんと徳川家康の側近だった本多佐渡守正信の別邸があった場所なんです。「佐渡原」と呼ばれていたことがこの地名の由来になっているんですよ。
防衛省の裏手に位置するこのエリアは、江戸城外堀のすぐそばの高台にあり、武家屋敷町の名残りを色濃く残しています。現在でも石造りの堀が残っていたりと、歴史を感じさせる風景に出会えるのが魅力的です。
街を歩いてみると、4〜5階建ての低層マンションが中心で、道幅は決して広くないものの、高い建物が少ないため圧迫感がありません。用途地域が第一種中高層住居専用地域に指定されているため、大規模な店舗や工場の建設が制限されており、都心でありながら驚くほど静かで落ち着いた環境が保たれています。
神楽坂に隣接する「若宮町」の優雅な暮らし
神楽坂や若宮町など、江戸時代には武家屋敷が建ち並んでいた牛込台地は人気のある高級住宅街エリアとして知られています。特に若宮町は、複数の路線が通る飯田橋駅からアクセスしやすく、実用性と格式を兼ね備えた理想的な住宅街なんです。
このエリアの最大の魅力は、なんといっても「ふらっと神楽坂へ」行ける立地の良さです。おしゃれなカフェや老舗の料亭、雑貨店など、神楽坂の洗練された文化を日常的に楽しめるのは大きな魅力ですよね。僕も時々家族で神楽坂を散策しますが、若宮町から歩いてすぐなので、まるで自分の庭のような感覚で楽しめます。
若宮町の住宅街は、戸建てと低層マンションがバランスよく配置されており、緑豊かで上品な雰囲気が漂っています。子育て世代にとっても、文教地区としての歴史があるこのエリアは安心して住める環境といえるでしょう。
政財界の著名人が愛した「下落合」
高田馬場と目白の間に位置する下落合は、新宿区にある数少ない高級住宅街として長年愛され続けています。かつては皇族や政治家、実業家、文化人など、そうそうたるメンバーが暮らした場所なんです。
具体的には、昭仁上皇(当時皇太子)、近衛文麿元総理大臣、本田宗一郎(ホンダ創業者)、堤康次郎(西武グループ創業者)、武者小路実篤、赤塚不二夫など、まさに日本の歴史を動かした人々がこの地を選んで住んでいました。
現在でもその面影は色濃く残っており、敷地の広い邸宅が多く、落ち着いた雰囲気が街全体を包んでいます。高級住宅街としての歴史の重みを感じながら、静かで上品な環境で生活できるのが下落合の大きな魅力です。僕が子どもたちと散歩していても、緑が多くて空気がきれいで、都心にいることを忘れてしまうほどです。
番町文人通りで有名な「市谷」の魅力
市谷エリアは、賑やかなオフィス街と閑静な住宅街、そして文化度の高さが見事に共存している都心屈指の高級住宅街です。エリア内には「番町」があり、江戸時代は大名屋敷の並ぶ武家地として、明治から昭和にかけては多くの作家や文化人が暮らした場所として知られています。
特に印象的なのが、新宿通りと大妻通りを結ぶ約1kmの「番町文人通り」です。島崎藤村や泉鏡花など番町を愛した作家たちにちなんで名付けられたこの通りは、現在は観光ルートのひとつにもなっています。文学好きの方なら、きっとロマンを感じられるはずです。
また、イギリス大使館やルクセンブルク大使館をはじめとした海外公館が多く、国際色豊かなエリアとしても知られています。法政大学や東京理科大学、上智大学などの教育機関も点在し、アカデミックな雰囲気も持ち合わせているのが特徴です。
市谷加賀町の上品な住環境
新宿区の高級住宅街として忘れてはいけないのが市谷加賀町です。このエリアは市谷砂土原町と同様に、江戸時代の武家屋敷の名残りを感じさせる格式高い住宅街として発展してきました。
市谷加賀町の特徴は、戸建てと低層マンションがバランスよく配置された美しい街並みです。道路は適度に整備されており、街路樹も多く、散歩していても心地よい気分になります。用途地域の制限により商業施設は限られていますが、その分住環境が守られているのが大きなメリットといえるでしょう。
また、皇居外堀や北の丸公園、靖国神社といった緑豊かなスポットが身近にあるのも魅力的です。都心でありながら自然を感じられる環境は、子育て世代にとって非常にありがたいポイントですよね。
新宿区の高級住宅街に共通する7つの特徴
これらの新宿区の金持ちエリアには、いくつかの共通点があります。東京の高級住宅街に見られる7つの特徴がしっかりと当てはまっているんです。
- 高台に位置している
- 区画の大きな邸宅が多い
- 低層マンションが中心
- 道路幅が適度に確保されている
- 街路樹が多く緑豊か
- 住宅街としての長い歴史がある
- 統一感のある美しい街並み
これらの条件を満たしているからこそ、新宿区の高級住宅街は多くの富裕層から選ばれ続けているのです。治安が良く、眺めが良く、街並みが美しい。まさに理想的な住環境が整っているといえるでしょう。
実際に住むメリットとデメリット
新宿区の金持ちエリアに住むメリットは数多くあります。まず、都心へのアクセスが抜群に良いことです。市ヶ谷駅や飯田橋駅、高田馬場駅など、複数の路線が利用できるため、通勤や通学に非常に便利です。
また、歴史と格式のある街並みで生活できることは、精神的な豊かさにもつながります。美しい環境で毎日を過ごせるのは、お金では買えない価値があると思います。教育環境も充実しており、「女子御三家」として知られる雙葉学園をはじめ、質の高い教育機関が身近にあるのも大きなメリットです。
一方で、デメリットもあります。高台に位置するエリアが多いため、坂道が多く、日常の移動が少し大変になることがあります。また、住宅街としての環境を重視しているため、大型のスーパーや商業施設が少なく、買い物に不便を感じることもあるでしょう。
さらに、当然ながら物件価格や家賃は高めに設定されており、経済的な負担は覚悟しなければなりません。ただし、これらのデメリットを上回る価値がこれらの街には確実にあると、僕は確信しています。
新宿区の高級住宅街での暮らし方
実際にこれらのエリアで生活するとなると、どんな暮らし方ができるのでしょうか。まず、文化的な生活を送りやすいのが大きな特徴です。神楽坂には老舗の料亭や洗練されたカフェが点在し、市谷には美術館や劇場などの文化施設があります。
また、国際色豊かな環境も魅力の一つです。各国の大使館が近くにあるため、インターナショナルスクールやインターナショナルスーパーも利用しやすく、グローバルな感覚を身につけられます。子どもたちにとっても、多様な文化に触れられる貴重な環境といえるでしょう。
緑豊かな環境も見逃せません。皇居外堀や北の丸公園、靖国神社など、都心にいながら四季を感じられるスポットが徒歩圏内にあります。週末には家族でピクニックを楽しんだり、ジョギングをしたりと、健康的なライフスタイルを送ることができます。
将来性と資産価値について
新宿区の金持ちエリアは、将来性についても非常に期待できます。これらの地域は長年にわたって高級住宅街としての地位を維持しており、急激な環境変化が起こりにくい特徴があります。用途地域の制限により、住環境を損なうような開発が行われる可能性も低いでしょう。
また、歴史と伝統のある街として、文化的価値も高く評価されています。番町文人通りのような観光資源もあり、街としてのブランド力は今後も維持されていくと考えられます。
資産価値の面でも、都心の一等地でありながら住環境が保護されているこれらのエリアは、長期的に安定した価値を保つ可能性が高いです。特に、歴史的背景のある土地は希少性が高く、代替の利かない価値を持っています。
「人生は自分で切り開くものだ。運命に負けるな」
本田宗一郎
かつて下落合に住んでいたホンダ創業者の本田宗一郎さんの言葉です。新宿区の金持ちエリアには、こうした成功者たちの足跡が今も残っています。みなさんも、街角に物語ありの精神で、これらの素晴らしい住宅街の魅力を実際に体感してみてくださいね。きっと新しい発見があるはずです!


















