こんにちは、『ローカログ』熊本担当ライターのけいごです。今回は菊池市にある熊本県立菊池農業高等学校について、詳しくご紹介していきたいと思います!
ぼくには中学生の息子がいるのですが、進路選択の時期が近づいてくると、「どんな高校があるのかな」「将来に役立つ専門知識を学べる場所はないかな」と親子で話すことが増えてきました♪ そんな中で、地域に根ざしながら実践的な学びができる農業高校に注目が集まっているんです。
菊池農業高校ってどんな学校?
熊本県立菊池農業高等学校は、菊池地域にある県立の農業系専門高校です。「向学創造の精神を培う」「敬愛協同の美徳を養う」「勤労剛健の気風を興す」という三つの綱領のもと、地域農業や産業を支える人材育成に力を入れています。
学区は熊本県全域となっており、県内どこからでも受験可能なのが特徴です。全日制課程で5つの専門学科を設置していて、それぞれの学科で特色ある学びが展開されています。文部科学省からは農業経営者育成高等学校としても指定されており、実践的な農業教育を受けられる環境が整っているんです。
充実の5学科でやりたいことが見つかる
農業科(定員40名)
農業科では、1・2年次に農業の基礎・基本を中心に学び、農業への理解を深めていきます。バイオテクノロジーやパソコンを使った最新の農業技術にも取り組めるのが魅力です!
3年次になると、メロン・トマトを中心に学ぶ野菜専攻、アイガモ農法による稲作・サツマイモを教材とする作物専攻、アスパラガス・花の栽培や自然の楽しみ方を学ぶグリーンライフ専攻の3つに分かれて、より専門的な知識と技術を習得できます。
園芸科(定員40名)
園芸科は、花や野菜の栽培技術を中心に学べる学科です。実習を通じて植物と向き合う時間が多く、じわっと成長を感じられる喜びがあります。卒業後は農業関連企業や造園業、花屋さんなど、幅広い進路が開けています。
畜産科学科(定員40名)
畜産科学科では、動物との触れ合いを通じて命の大切さを学び、人としての生き方を考えながら実践的な学習に取り組みます。牛や豚、鶏などの飼育管理を学ぶ中で、責任感や思いやりの心も育まれていくんです。
近年、畜産科学科は人気が高く、推薦入試では1.40倍から2.15倍の倍率を記録しています。動物が好きな生徒さんにとって、夢を実現できる環境が整っているといえるでしょう。
食品化学科(定員40名)
食品化学科では、HACCPなどの食品衛生について学び、安全で安心な食品製造に取り組みます。食品加工の技術だけでなく、品質管理や衛生管理といった専門知識も身につけられるため、食品関連企業への就職に強いのが特徴です。
実習では実際に加工食品を作りながら学べるので、座学だけでは得られない実践力がぐっと身につきます。
生活文化科(定員40名)
生活文化科は、生活に関する幅広い知識と技術を学べる学科です。草花栽培、被服製作、調理実習(和洋中)、情報処理、家庭看護・福祉など、多彩なカリキュラムが組まれています。
体験茶摘み、田植え、ガーデニング、フラワーデザインなど、実習も豊富で、3年間で生活文化を創造できる豊かな感性を持った人材を目指せます。保育や福祉、調理関連の進路を考えている生徒さんにもぴったりですね。
気になる偏差値と入試倍率
菊池農業高校の偏差値は38程度となっており、熊本県内では比較的入りやすい学校といえます。でも、「入りやすい=価値が低い」では決してありません! むしろ、専門的な技術を学べて就職にも進学にも強いという点では、とてもコストパフォーマンスの高い選択肢なんです。
入試倍率は学科や年度によって異なりますが、近年の傾向を見てみましょう。
| 学科名 | 前期(特色)枠 | 2023年度倍率(前期/後期) | 2024年度倍率(前期/後期) |
|---|---|---|---|
| 農業科 | 50% | 1.00 / 0.08 | 1.00 / 0.04 |
| 園芸科 | 50% | 1.20 / 0.40 | 1.15 / 0.20 |
| 畜産科学科 | 50% | 2.15 / 1.20 | 1.45 / 0.55 |
| 食品化学科 | 50% | 1.45 / 0.80 | 1.90 / 0.90 |
前期(特色)選抜では定員の50%を募集しており、学科によっては倍率が高くなることもありますが、後期(一般)選抜では比較的落ち着いた倍率になっています。しっかりと準備して臨めば、合格のチャンスは十分にあるといえるでしょう。
進学実績も充実しています
「農業高校って就職するイメージだけど、大学進学はできるの?」そんな疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんね。安心してください、菊池農業高校からは毎年、大学や短大、専門学校への進学者が出ています!
過去の進学実績を見ると、以下のような大学への合格者がいます。
- 帯広畜産大学、信州大学、鹿児島大学、宮崎大学などの国立大学
- 東京農業大学、酪農学園大学、日本大学、東海大学などの農業系私立大学
- 崇城大学、熊本学園大学などの地元私立大学
- 南九州大学、西九州大学などの九州圏内の大学
特に農業系や畜産系、食品系の学部への進学に強く、高校で学んだ専門知識を活かしてさらに深く学べる環境に進む生徒さんが多いんです。専門高校推薦などの制度も活用できるため、普通科高校とは違ったルートで大学進学を目指せるのも魅力ですね♪
就職にも強い!地域で活躍できる
進学だけでなく、就職実績も充実しています。生活文化科の就職先を例に挙げると、菊池市役所、株式会社ニシムタ、エムテック株式会社、株式会社ソリューションなどがあります。
地元企業や農業関連企業、食品関連企業など、高校で学んだことを直接活かせる職場への就職が多いのが特徴です。また、公務員試験に合格して地域に貢献する道を選ぶ卒業生もいます。
高校在学中に取得できる資格も豊富で、以下のような資格にチャレンジできます。
- 被服製作技術検定
- 食物調理技能検定
- 小型車両系建設技術講習
- 各種パソコン検定
- 日本農業技術検定
こうした資格を持っていると、就職活動でもぐっと有利になりますし、社会に出てから即戦力として活躍できるんです。
地域に根ざした学びの魅力
菊池農業高校の最大の魅力は、地域社会や文化の継承に寄与できる人材育成を目指している点にあります。熊本の豊かな自然の中で、実際に土に触れ、動物と触れ合い、食品を作るという体験を通じて、教科書だけでは学べない「生きた知識」が身につきます。
また、地域との連携も盛んで、地元の農家さんや企業との交流、地域イベントへの参加など、社会とつながりながら学べる機会が多いのも特徴です。こうした経験は、将来どんな道に進むにしても、必ず役立つ財産になるはずです。
みなさんへのメッセージ
ぼくは熊本県内で育ち、いろんな地域を見てきましたが、農業や食に関わる仕事の大切さをひしひしと感じています。熊本は農業県として知られていますが、これからの時代、農業や食品産業はますます重要になってくるでしょう。
菊池農業高校は、そうした未来に向けて、確かな技術と知識を身につけられる場所です。偏差値だけで学校を選ぶのではなく、「自分が何を学びたいか」「どんな将来を描きたいか」という視点で考えたとき、専門的な学びができる農業高校は、とても魅力的な選択肢だと思います。
実習を通じて仲間と協力する経験、命と向き合う経験、自分の手で何かを生み出す喜び。そんな貴重な体験が待っている菊池農業高校で、充実した高校生活を送ってみませんか? お子さんの進路選択に悩んでいる親御さんも、ぜひ一度学校見学に足を運んでみることをおすすめします!
「小さな成功が大きな成功を呼ぶ」
けいご(座右の銘)
一歩一歩、コツコツと積み重ねていく学びこそが、将来の大きな力になります。菊池農業高校での3年間が、みなさんの人生を豊かにする素敵な時間になることを心から願っています。それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪

















