こんにちは、『ローカログ』島根県担当ライターのゆうせんです。みなさん、益田市のお祭りってどれくらいご存じですか?じつは益田市には、四季折々のお祭りや伝統行事がたくさんあるんです。今回は益田市のお祭りを一覧でまとめてみました。
石見神楽の本場ともいえるこの地域では、お祭りのたびに迫力ある神楽が上演されるのも魅力のひとつ。わたし自身、島根県内をあちこち巡ってきましたが、益田市のお祭りは地域に根ざした温かみがあって、じんわりと心に残るものばかりです。
益田市の三大祭りを知っていますか?
益田市には「益田三大祭り」と呼ばれる、特に規模の大きなお祭りがあります。それが「益田まつり」「八朔祭」「七尾まつり・益田天満宮祭」の3つです。この三大祭りは、それぞれ春・夏・秋の時期に開催され、多くの市民や観光客でにぎわいます。
地元の方にとっては毎年楽しみにしている恒例行事であり、帰省のタイミングをお祭りに合わせるという方も少なくありません。それぞれのお祭りには長い歴史があり、時代を超えて受け継がれてきた伝統を感じられます。
春のお祭り一覧
益田まつり(4月第3日曜日)
益田駅前通りが歩行者天国となり、毎年約20,000人もの人出でにぎわう春の一大イベントです。昭和31年から始まり、60回以上の歴史を誇ります。見どころは何といっても「益田音頭パレード」。
編み笠に揃いの美しい浴衣を身にまとった約780名が踊る姿は、まさに圧巻のひとこと。ほかにも石見神楽公演やよさこい演舞、子ども神輿や餅まきなど、見どころがたくさんあります。
金谷城山桜まつり(4月上旬)
15世紀前半、入船山城の築城時に植えられたという桜が今も美しく咲き誇ります。約600年もの歳月を経て、毎年薄桃色の花を咲かせる姿には、歴史のロマンを感じずにはいられません。
匹見峡春まつり(5月3日)
新緑に囲まれた裏匹見峡と巨大迷路の2会場で開催されます。匹見町出身の今福優さんによる和太鼓演奏や石見神楽公演は迫力満点。鮎の塩焼きや牛ブロック丸焼き、手打ちそばなど、地元グルメも楽しめますよ。
美都温泉まつり(5月3日)
美人湯として知られる美都温泉で毎年開催されるお祭りです。石見神楽公演やステージイベントのほか、ヤマメつかみどり体験やお茶席、フリーマーケットなど盛りだくさんの内容。年間入浴券が当たるスタンプラリーも人気です。
夏のお祭り一覧
美都ほたるまつり(6月第2土曜日)
美都温泉周辺でホタルを楽しめる初夏のお祭りです。石見神楽の上演や夜店が立ち並び、絶好のホタルスポットへ案内する無料のホタルバスも運行されます。幻想的な光の舞を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごしてみませんか?
高津川いかだ流し大会(7月最終日曜日)
清流日本一に輝いた高津川で開催される夏の風物詩です。手作りのいかだで川を下るユニークな大会で、個性豊かないかだが登場します。前日には前夜祭があり、石見神楽公演や鮎つかみ取りなども楽しめます。
益田水郷祭(8月第1土曜日)
高津川河川敷で開催される益田市の夏を代表するお祭りです。約3,000発の花火が夜空を彩り、「ホーランエー」と呼ばれる神事も行われます。ホーランエーとは、御神体を乗せた御座船を提灯や大漁旗で飾った伝馬船が引く神事のこと。
暗闘に浮かび上がる舟と花火のコラボレーションは、なんとも神秘的な光景です 😊
匹見こいこい夏祭り(8月14日)
匹見総合支所裏駐車場で開催される夏祭りです。山々に囲まれた中で打ち上げられる花火は、至近距離で楽しめるのが魅力。迫力ある音も相まって、都会では味わえない体験ができます。
秋のお祭り一覧
八朔祭(9月1日)
秋祭りのトップを飾る益田三大祭りのひとつです。柿本人麻呂の誕生日とされる旧暦8月1日に、高津柿本神社で開催されます。参道には出店が並び、五穀豊穣を願う参拝客でにぎわいます。
夕方からは高津川河川敷で流鏑馬神事が行われ、騎手が射た矢が的に当たるたびに大きな歓声が上がります。
ますだ秋まつり(9月中旬)
かつては「ますだ祇園まつり」として親しまれてきた、江戸期から続く町の繁栄を願うお祭りです。益田小学校グラウンドを会場に、約1,200発の打上げ花火が祭りに華を添えます。
萩・石見空港まつり(9月下旬)
普段は入れない駐機場で飛行機の見学ができる、ちょっと珍しいお祭りです。航空機や防災ヘリ、グライダーの展示のほか、こども制服試着や紙ひこうき大会など、子どもから大人まで楽しめる内容になっています。
萩・石見空港マラソン全国大会(10月第3日曜日)
日本で唯一、現役空港の滑走路を走ることができるマラソン大会として全国的に知られています。ハーフは制限時間が3時間あるので、ビギナーでも安心して完走を目指せます。日本海を見渡す持石海岸沿いのコースは、風光明媚で気持ちよさそうですね。
雪舟さんまつり(10月上旬)
益田市ゆかりの画聖・雪舟を偲ぶお祭りです。雪舟小僧さん行列や神楽、キャラクターショー、チビッコ駅伝など、子どもも楽しめる催しがたくさん。雪舟の郷記念館は無料開放され、大喜庵では野点も行われます。
石見神楽の奉納(9月〜11月)
秋祭りの時期になると、市内各地の神社で石見神楽が奉納されます。五穀豊穣を祈る神楽は夜半まで続くこともあり、地域の人々や観光客でにぎわいます。石見神楽の本場ならではの、迫力ある舞をぜひ体感してみてください。
晩秋〜冬のお祭り一覧
七尾まつり・益田天満宮祭(11月3日)
学問の神様・菅原道真を偲ぶ、約130年の歴史を持つ益田三大祭りのひとつです。古式ゆかしい大行司・小行司の行列が町内を練り歩き、まるで時代絵巻のよう。奈良・平安時代の衣装を身にまとった総勢100数十名の行列は見応えがあります。
レディースみこしや子ども奴道中も加わり、本町本通り沿いは歩行者天国になってとてもにぎやか 🎉
みとふるさとまつり(11月3日)
美都町の「ええもん」が集まるお祭りです。美都の特産品であるゆずの時期に開催され、ゆず商品の販売やゆず釣り、ゆず苗販売など、ゆずづくしの内容になっています。
ますだ産業祭(11月上旬)
市民学習センターと周辺広場で開催される、益田市の産業を知るためのお祭りです。赤ちゃんはいはいレースや紙飛行機大会など、ユニークな催しもあります。万葉鍋500食の無料振る舞いは毎年人気です。
匹見町産業文化祭(11月23日)
匹見総合支所裏駐車場で行われる秋の収穫祭です。石見神楽とともに、地元ならではの特産品を味わえます。勤労感謝の日に、匹見の恵みを感じてみてはいかがでしょう?
グラナリエinグラントワ(11月下旬〜12月上旬)
島根県芸術文化センター「グラントワ」の冬の風物詩です。中庭の水面や回廊のガラスに反射するイルミネーションは、とてもロマンティック。期間中はミニコンサートも開催されます 🌟
ますだ石見神楽共演大会
グラントワで開催される、石見神楽ファン必見の大会です。益田市内外の神楽社中が得意の演目を披露し、老若男女の神楽ファンでにぎわいます。石見神楽面が当たる抽選会もありますよ。令和7年度は5月中旬に開催予定です。
新年を迎えるお祭り・行事
新春元旦神楽(12月31日〜1月1日)
美都温泉「湯元館」とその周辺で、大晦日から新年にかけて開催されます。除夜の鐘つきや初詣のほか、元旦には石見神楽も上演。温泉と神楽で新年を迎えるなんて、贅沢ですよね。
大道山初日遥拝登山(1月1日)
柿本人麻呂の歌にも詠まれた大道山(別名:打歌山)で開催される初日の出登山です。山頂ではしし鍋やお餅、飲み物が振る舞われ、福引きもあります。中国山脈の山々、高津川河口に広がる益田平野、そして日本海を見渡せる絶景スポットです。
新春神楽鑑賞会(1月3日)
種公民館で毎年開催される神楽鑑賞会です。新年を石見神楽で迎えたいという方にぴったりの催しですね。
水仙の里かまてウォーク(1月第3日曜日)
200万本以上の日本水仙が咲き乱れる唐音水仙公園を歩くイベントです。片道約2キロのコースで、青い日本海に浮かぶ高島や、国天然記念物の蛇岩を眺められます。しし鍋や水仙の花のプレゼントも嬉しいポイント 🌼
柿本神社節分祭(2月3日)
高津柿本神社で行われる節分のお祭りです。福男による豆まきには神楽の鬼たちも参加して、大変盛り上がります。終日、石見神楽も上演されます。
匹見町石見神楽共演大会(2月〜3月頃)
匹見町で開催される石見神楽大会で、特別な演目が披露されます。山里で見る神楽はまた格別です。
益田市のお祭りに出かけてみませんか?
益田市のお祭りを一覧でご紹介してきましたが、いかがでしたか?石見神楽が各地で上演されるのは、この地域ならではの特色といえます。春夏秋冬、それぞれの季節に魅力的なお祭りがあるので、何度訪れても新しい発見がありそうですね。
開催日程は年によって変更になることもあるので、お出かけの際は事前に確認してみてください。わたしも次は益田水郷祭のホーランエーを見に行きたいなと思っています。みなさんもぜひ、益田市のお祭りに足を運んでみてくださいね。
「遠くへ行かなくても、足元を見れば旅はある。」
― 寺山修司(劇作家・詩人)
地元や近くの町にあるお祭りには、意外と知らない魅力が眠っているものです。遠出しなくても、すぐそばに素敵な出会いがあるかもしれません。今日も穏やかな一日になりますように 😌


















