こんにちは、『ローカログ』長野県担当ライターのさとはです。みなさん、長野県の北部に位置する須坂市に足を運んだことはありますか?蔵の町として知られるこのまちには、じつは一年を通してたくさんのお祭りが開催されているんです。今回は須坂市のお祭り一覧をテーマに、地元で大切に守られてきた伝統行事をのんびりご紹介していきますね。
須坂市には約40もの伝統芸能保存団体が存在していて、神楽や獅子舞、念仏踊りなどが今も受け継がれています。会員の高齢化や後継者不足といった課題を抱えながらも、地域の方々が一丸となって文化を守っているんですよ。
須坂市の夏を代表する「須坂祇園祭」
須坂市で最も有名なお祭りといえば、やっぱり須坂祇園祭ではないでしょうか。毎年7月21日から25日まで、5日間にわたって開催されるこの祭りは、その期間の長さでも全国的に知られています。会場は墨坂神社芝宮とその周辺で、蔵の町並みが夏の祭華で彩られる光景は圧巻です。
祭りの初日は「天王おろし」と呼ばれ、弥栄社から祭神である牛頭天王を神輿に下ろす神事が行われます。朝7時30分ごろから祭事がスタートし、その後、神輿を中心に十一基の笠鉾と三基の神楽屋台が氏子地域を練り歩くんです。華やかな行列が蔵の町を進む様子は、まさに須坂の夏の風物詩ですね。
最終日の「天王上げ」では、夜に灯籠行列が行われます。各町の神楽や笠鉾が順番に並び、幻想的な光に包まれた行列が夜の須坂を彩ります。京都の祇園祭の流れを汲むとも言われていて、歴史好きの方にはたまらないお祭りですよ。
須坂の製糸業を今に伝える「カッタカタまつり」
須坂市といえば、明治から昭和初期にかけて製糸業で大いに栄えた歴史があります。「カッタカタ」という名前の由来、みなさんはご存じですか?これは当時の繰糸機の糸枠が回る音を表しているんです。そんな歴史的背景を大切にした市民祭りが「カッタカタまつり」です。
例年7月中旬の土曜日に開催され、2025年は7月19日に第48回を迎えます。末広町交差点付近が歩行者天国になり、マルシェや消防団音楽隊のパレード、ダンスなど盛りだくさんの内容で賑わいます。地元の方から観光客まで、みんなで須坂の夏を楽しめるイベントですね。
須坂みんなの花火大会も同時期に百々川緑地公園で開催されることが多く、夏の須坂を存分に満喫できる週末になります。カッタカタまつりと花火大会をセットで楽しむのがおすすめですよ♪
秋の訪れを告げる「須坂えびす講まつり」
一年の無事を感謝し、豊作や商売繁盛を願う秋のお祭りが「須坂えびす講まつり」です。毎年11月に西宮神社を中心に開催され、2025年は宵祭が11月1日、例大祭が11月2日、本祭が11月3日の文化の日に行われます。
本祭では芝宮神社境内が会場となり、ステージパフォーマンスや多くの屋台が出店します。歩行者天国になるエリアもあり、のんびり食べ歩きを楽しみながら秋の須坂を満喫できますよ。地元の方々が一年の感謝を込めてお参りする姿を見ると、こちらまで穏やかな気持ちになります。
獅子舞フェスティバルと伝統芸能の祭典
須坂市では毎年11月上旬に「獅子舞フェスティバル」も開催されています。須坂蔵の町スクウェアと須坂駅前から末広町区間を歩行者天国にして、市内の神楽保存会による獅子舞が披露されるんです。お餅やお菓子の振る舞いもあり、家族連れにも人気のイベントですね。
会場にはマルシェも登場し、地元の農産物やフード、ワークショップなど約15店ほどが並びます。獅子舞を見ながらおいしいものを味わって、須坂の伝統文化に触れる贅沢な時間を過ごせますよ。翌日には「うまいもん祭り」も開催されるので、週末を通して楽しむ方も多いんだとか。
春から冬まで続く須坂市の年間祭事
須坂市のお祭り一覧を見ていくと、本当に一年中どこかで祭事が行われていることに驚かされます。春には市内各所の神社で春祭りが開催され、神楽や獅子舞の奉納が見られます。代表的なものをいくつかご紹介しますね。
- 金刀比羅神社 春祭(4月上旬・九反田町)
- 白山神社 春祭り(4月上旬・二睦町)
- 高井八守神社祈年祭(4月上旬・下八町)
- 准胝観世音祭(4月中旬・屋部町)獅子舞奉納あり
- 六角堂 春例大祭(4月16日・17日・馬場町)
- 秋葉山祭礼(4月下旬・豊丘上町)
- 不動尊 春の大祭(4月下旬・新町)
どの祭事も地域の方々が大切に守り続けてきたもので、須坂の暮らしに根付いた文化を感じられます。観光で訪れる方も、タイミングが合えばぜひ地元のお祭りに参加してみてくださいね。
夏の祭事カレンダー
7月は須坂祇園祭とカッタカタまつりが注目を集めますが、豊丘ダムまつりも忘れてはいけません。百々川沿いの自然豊かな環境で開催されるこのお祭りは、地元の方々に親しまれています。夏休みの思い出づくりにぴったりですね。
秋冬の祭事と年末年始
秋にはえびす講まつりのほか、太子祭も見逃せません。太子殿と太子町公会堂で開催されるこの祭りでは、須坂市指定有形文化財「聖徳太子絵伝」などが展示されます。歴史ある文化財を間近で見られる貴重な機会ですよ。
年末年始には各神社で越年祭や歳旦祭が執り行われます。墨坂神社の歳旦祭では神楽獅子舞や巫女の舞が奉納され、新年の幕開けにふさわしい厳かな雰囲気に包まれます。二年参りに訪れる地元の方々で境内は賑わいますね。
須坂のお祭りを楽しむためのポイント
須坂市のお祭りに参加する際は、いくつかのポイントを押さえておくと、より楽しめますよ。まず、祇園祭やカッタカタまつりなどの大きなイベントでは、周辺の駐車場が混雑することがあります。公共交通機関の利用も検討してみてくださいね。長野電鉄須坂駅から徒歩圏内で楽しめるお祭りも多いです。
また、伝統行事は天候や社会情勢によって日程変更や中止になることもあります。お出かけ前に須坂市や観光協会の公式サイトで最新情報をチェックするのがおすすめです。せっかく足を運ぶなら、確実に楽しみたいですもんね。
蔵の町で感じる須坂の伝統と人のあたたかさ
須坂市のお祭り一覧を眺めていると、この町がいかに伝統を大切にしているかが伝わってきます。約40もの伝統芸能保存団体が活動しているということは、それだけ多くの方々が文化の継承に力を注いでいるということ。高齢化や後継者不足といった課題はありながらも、町区の枠を超えてネットワークを築き、協力し合っている姿には胸が熱くなります。
わたし自身、長野県内で暮らしていて、地域のお祭りには特別な思い入れがあります。普段は静かな町並みが、祭りの日には活気に満ちて、人々の笑顔があふれる。そんな風景を見るたびに、日常にまぎれた宝物を見つけたような気持ちになるんです✨
みなさんも須坂市を訪れる機会があれば、ぜひお祭りの時期に合わせてみてください。蔵の町並みと伝統行事が織りなす風景は、きっと心に残る思い出になりますよ。
本日の名言
「伝統とは火を守ることであり、灰を崇拝することではない」
― グスタフ・マーラー(作曲家)
須坂市の人々が守り続けているのは、まさにこの「火」なのだと思います。形だけを残すのではなく、お祭りに込められた想いや地域の絆を次の世代へつないでいく。そんな姿勢が、須坂のお祭りをいつまでも輝かせているのかもしれませんね。みなさんも、自分の暮らす地域の伝統に目を向けてみると、新しい発見があるかもしれません🌸


















