こんにちは!『ローカログ』栃木県担当ライターのゆたきです。今日は栃木の美しい朝陽を浴びながら、みなさんに日光市の素晴らしいお祭りについてお伝えしたくて、ワクワクしながらキーボードを打っています。
日光市といえば、世界遺産の社寺だけでなく、年間を通して開催される伝統的なお祭りの数々も見逃せません。わたしも家族と一緒に何度も足を運んでいますが、そのたびに新しい発見があるんです。地元の人たちの温かさ、祭りを支える情熱、そして何よりも子どもたちの笑顔が印象的で、毎回じんわりと心が温まります。
今回は日光市のお祭りを季節ごとにまとめてみました。みなさんも気になるお祭りがあったら、ぜひ実際に訪れてみてくださいね。
春の訪れを告げる華やかな祭典
弥生祭(4月13日~17日)
「日光の春は弥生祭から」という言葉があるほど、日光市のお祭りの中でも特に重要な位置を占める弥生祭。日光二荒山神社の例祭として、なんと1200年以上も続く伝統行事なんです。
4月16日の宵祭りでは、各町内から繰り出される花家体(はなやたい)が旧日光市役所記念公園前広場に集結します。17日の本祭りには、11台もの花家体が神社境内に集まり、参道の石段に板を敷き詰めて一気に駆け上がる様子は圧巻!わたしも息子と一緒に見学しましたが、大勢で力を合わせて家体を引き上げる迫力に、思わず「がんばれー!」と声援を送ってしまいました。
軽快なお囃子の音色とともに、鮮やかに飾り付けられた花家体が町中を練り歩く様子は、まさに春の訪れを告げる風物詩。観光客の方でも引かせてもらえる家体もあるそうなので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか♪
強飯式(4月2日)
日光山輪王寺で行われる強飯式は、奈良時代から伝わる日光市のお祭りの中でも特に個性的な儀式です。山伏姿の強飯僧が、裃姿の頂戴人に三升もの山盛りご飯を「七十五杯、残さず食べろ!」と責め立てる様子は、見ているだけで思わず笑みがこぼれます。
午前11時と午後2時の2回行われるこの儀式は、無病息災・家運長久のご利益があるといわれています。最後には頂戴人たちが福徳を参拝者に分け与える「がらまき」も行われ、会場は大いに盛り上がります。わたしも一度体験しましたが、飯を頭上に乗せられた頂戴人の滑稽な姿に、会場全体が和やかな雰囲気に包まれていました。
日光東照宮春季例大祭(5月17日~18日)
毎年5月に徳川宗家の当主などが参列して行われる、日光東照宮の春の恒例行事です。17日には疾走する馬上から的を射抜く「流鏑馬神事」が行われ、その技の見事さには息をのみます。
18日のハイライトは「百物揃千人武者行列」。徳川家康公の神霊を駿府久能山から日光へ改葬した当時の行列を再現したもので、槍持ちや鎧武者など総勢千人以上が参加する壮麗な行列は必見です。歴史好きの方はもちろん、子どもたちも武者姿に目を輝かせていました。
夏の熱気あふれる祭典
男体山登拝大祭(7月31日~8月7日)
日光二荒山神社のご神体である男体山(標高2,486m)の頂上にある奥宮を参拝する、奈良時代から続く伝統的なお祭りです。1年でこの期間だけ夜間登山が許可される貴重な機会なんです。
午前零時からの夜間登山では、山頂でご来光を拝むことができます。山頂まで通常3~4時間かかる山道を、暗闇の中登っていくのは大変ですが、山頂から見る朝日は格別!期間中は「奉納花火」や「深山踊り」など、さまざまな奉納行事も実施されます。
龍王祭(7月25日)
鬼怒川・川治温泉の夏の一大イベントとして1969年から毎年開催されている龍王祭。五龍王神社御神前で執り行われる神事では、日光東照宮の神職により旅の安全と当地の繁栄が祈願されます。郷土芸能「龍王太鼓」の奉納は迫力満点で、温泉街全体が活気づきます。
百華繚乱花火~鬼怒川焔火~(8月~9月の土曜日)
鬼怒川温泉の自然豊かな山々にこだまする大迫力の花火大会。8月9日~16日および9月の土曜日を中心に開催され、約8分間の短い時間ですが、間近で見る花火の迫力は格別です。
打ち上げ場所は鬼怒楯岩大吊橋で、宿泊施設によってはお部屋から花火を楽しめるところも。夏とはまた違った雰囲気の秋の花火も趣があって素敵ですよ。
秋の豊穣を祝う祭典
日光東照宮秋季大祭(10月16日~17日)
秋の大祭では、16日に神事「流鏑馬」が奉納され、17日には「百物揃千人武者行列」と呼ばれる「渡御祭」が行われます。春季大祭とは異なる趣があり、紅葉の時期と重なることもあって、より一層華やかな雰囲気に包まれます。
月あかり花回廊(10月上旬)
鬼怒川公園で開催される秋のライトアップイベント。期間中は18:30~21:00までライトアップされ、飲食コーナーや物販、体験ブースなども設置されます。月あかりの演奏会も開催され、幻想的な雰囲気の中で秋の夜長を楽しめます。
妖怪ワンダーランド(10月~11月)
江戸ワンダーランド日光江戸村がハロウィンシーズンに妖怪仕様に変身!絵草紙から、押入れから、家の隙間から妖怪たちがぞろぞろと現れる、不思議で愉快な秋の物語が展開されます。妖怪道中、妖怪賭場、回遊型ミステリーなどが毎日開催され、特別日には妖怪活弁などの特別イベントも。子どもたちが大喜びすること間違いなしです!
冬の幻想的な祭典
湯西川温泉かまくら祭(1月31日~3月2日)
2009年に「日本夜景遺産」に認定された、湯西川温泉の冬の風物詩。沢口河川敷に作られた数百個のミニかまくらに火が灯され、幻想的な雪景色が広がります。
平家落人の里の歴史を感じられる「平家の里」でも、ミニかまくらや大型かまくらが展示され、夜間にはライトアップも。「湯西川水の郷スノーパーク」では、そり滑りをはじめとした雪遊びも楽しめます。銀世界に揺らめく炎の美しさは、一度見たら忘れられない光景です。
鬼まつり(1月25日~2月24日)
鬼怒川温泉で開催される冬のイベント。特に2月1日・2日には特別イベントが行われ、温泉街全体が賑わいます。節分の時期と重なることもあって、豆まきイベントなども開催され、家族連れで楽しめます。
生岡神社子供強飯式(11月25日)
独特のくまどり、装束姿の強力と山伏が声を張りあげ、大人に山盛りのご飯や里芋を強いるユーモラスな神事。山伏と強力に扮した少年(小中学生)が法螺貝や太鼓を合図に繰り広げる様子は、見ているだけでほっこりします。
日光市のお祭りを楽しむポイント
日光市のお祭りは、それぞれに長い歴史と深い意味が込められています。ただ見学するだけでなく、その背景を知ることで、より深く楽しむことができるはずです。
例えば、弥生祭の花家体には各町内の誇りと伝統が詰まっていますし、強飯式のユーモラスな儀式の裏には、福徳を分かち合うという仏教の教えがあります。東照宮の例大祭は、徳川家康公への敬意と感謝の気持ちが込められた神聖な行事です。
みなさんも日光市を訪れる際は、ぜひこれらのお祭りに足を運んでみてください。地元の人たちの温かいおもてなしと、伝統を守り続ける情熱に触れることで、きっと素敵な思い出ができるはずです。
アクセス情報と注意点
日光市内の主要なお祭り会場へのアクセスは以下の通りです。
- 日光二荒山神社:JR日光駅・東武日光駅から徒歩約30分、またはバス利用
- 日光東照宮:JR日光駅・東武日光駅からバスで約10分
- 輪王寺:東照宮から徒歩約5分
- 鬼怒川温泉:東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅下車
- 湯西川温泉:野岩鉄道湯西川温泉駅からバスで約25分
お祭りの日程は神事のため毎年固定のものが多いですが、天候などにより変更になる場合もあります。事前に各神社仏閣や観光協会のホームページで確認することをおすすめします。
また、人気のお祭りは混雑が予想されるため、余裕を持って行動し、公共交通機関の利用をおすすめします。特に東照宮の例大祭や弥生祭の日は、周辺道路で交通規制が行われることもあるのでご注意ください。
「地図にない道ほど夢がある」
– 冒険家 植村直己
日光市のお祭りは、まさに地域の宝物。これからも大切に守り継がれていくことを願いながら、わたしも家族と一緒に、また新しいお祭りを体験しに出かけたいと思います。みなさんも、ぜひ日光の素晴らしいお祭りを体感してくださいね!


















