みなさん、こんにちは!『ローカログ』新宿エリア担当ライターのたかしです。先日、息子たちと代々木公園を散歩していたときに、ふと「新宿区にも農地ってあるのかな?」という疑問が頭をよぎりました。
新宿区といえば、高層ビルがズラリと並ぶ日本有数の都市部ですよね。でも、実は農地について調べてみると、なかなか興味深い事実が見えてきたんです!
新宿区の農地面積の現状
まず、新宿区の農地の現状について見てみましょう。新宿区における農地面積は、現在では非常に限定的になっているのが実情です。統計データを見ると、2018年の耕地面積はわずか2k㎡となっています。
これって、どれくらい小さいかピンと来ますか?新宿区全体の面積から考えると、本当に微々たるものなんです。
東京23区全体の農地事情を知ろう
新宿区の農地を理解するために、まずは東京23区全体の農地事情を見てみましょう。東京23区には現在、農地のある区が10区存在しています。
- 練馬区(最大の農地面積を誇る)
- 世田谷区
- 足立区
- 葛飾区
- 江戸川区
- 大田区
- 板橋区
- 北区
- 杉並区
- 中野区
残念ながら、新宿区はこの農地のある10区には含まれていません。でも、だからといって新宿区に全く農地がないわけではないんです♪
江戸時代の新宿区は農地だった!?
実は、現在の新宿区の土地も、江戸時代には主に農地として利用されていました。武家屋敷も点在していましたが、大部分は田畑だったんです。
僕の住んでいる街が、昔は田んぼや畑だったなんて、なんだかロマンを感じませんか?時代の移り変わりとともに、農地から住宅地、そして現代の高層ビル街へと変化していったんですね。
都市化による農地の変化
明治時代以降、新宿区は急速な都市化が進みました。特に戦後の高度経済成長期には、農地から住宅地や商業地への転換が活発に行われました。
この流れは新宿区だけでなく、東京23区全体で見られる現象です。1998年から2008年の10年間だけでも、23区全体の農地面積は1,383ヘクタールから686ヘクタールへと、約半分まで減少しています。
東京都全体の農地面積から見る新宿区の位置
新宿区の農地面積をより深く理解するために、東京都全体の農地事情も見てみましょう。2021年現在、東京都の農地面積は6,410ヘクタールで、都の総面積の2.9%に相当します。
地域別の農地分布
東京都の農地は地域によって大きく偏りがあります:
- 区部:7%
- 多摩地域:76%
- 島しょ:17%
この数字を見ると、区部の農地がいかに少ないかがよく分かりますね。新宿区のような都心部では、農地を維持することの難しさが浮き彫りになります。
新宿区で農地が少ない理由とは?
では、なぜ新宿区では農地面積がこれほど少なくなってしまったのでしょうか?いくつかの要因があります。
土地価格の高騰
新宿区は東京の中心部に位置し、土地価格が非常に高いエリアです。農業を続けるよりも、土地を売却したり、賃貸住宅やオフィスビルに転用したりする方が経済的にメリットが大きいケースがほとんどです。
相続税の問題
都心部の農地は評価額が高いため、相続時に多額の相続税がかかります。その結果、農地を手放さざるを得ない農家さんが多いのが現実です。
農業従事者の減少
東京都全体でも農家数は減少傾向にあり、2020年には9,567戸まで減少し、30年間でほぼ半減しています。新宿区のような都心部では、この傾向がより顕著に現れています。
現在の新宿区周辺の農業事情
新宿区内に大規模な農地はありませんが、周辺地域では興味深い農業が営まれています。隣接する練馬区は23区最大の農地面積を有しており、都市農業の代表的な存在です。
都市農業の特徴
新宿区の周辺で行われている都市農業には、こんな特徴があります:
- 消費地に近いという立地を活かした新鮮な野菜の供給
- 共同直売所や農家の庭先直売での販売(約8割が市場を通さない販売)
- 区民農園や農業体験農園としての活用
- 都市の緑地空間としての機能
これらの機能は、新宿区の住民にとっても身近で大切な役割を果たしているんです♪
新宿区民が農業に触れる方法
新宿区内に大きな農地はなくても、僕たち新宿区民が農業に触れる機会はいろいろあります!
近隣区の農業体験
練馬区や世田谷区では、農業体験農園が運営されています。週末に家族で参加すれば、子どもたちにとって貴重な体験になりますよ。
直売所での地元野菜購入
新宿区周辺の直売所では、朝採れの新鮮な野菜を購入できます。生産者の顔が見える野菜は、安心感もバッチリです!
屋上農園やベランダ菜園
新宿区内でも、屋上農園やベランダでの小規模な菜園を楽しむ人が増えています。限られたスペースでも、ハーブや葉物野菜なら十分に栽培可能です。
新宿区の緑地政策と農地の関係
新宿区では農地面積は限定的ですが、緑地政策の一環として都市農業の価値が見直されています。
多面的機能の評価
農地は食料生産だけでなく、以下のような多面的機能を持っています:
- 都市の緑地空間としての景観保持
- 四季を実感できる癒しの場所
- 気温低下効果
- 地下水の涵養
- 自然環境の保全
これらの機能は、新宿区のような都市部でこそ、より重要な意味を持つんです。
未来に向けた新宿区の農業的取り組み
新宿区では直接的な農地は少ないものの、都市農業を支援する取り組みが徐々に進んでいます。
都市農業振興基本法の影響
2015年に制定された都市農業振興基本法により、都市農業の位置づけが大きく変わりました。これまで「宅地化すべきもの」とされていた都市農地が、「あるべきもの」として認識されるようになったんです。
新規就農者への支援
東京都では、農外からの新規就農者が増えており、新たな担い手としての期待が寄せられています。新宿区民の中にも、将来的に農業に挑戦したいと考える人がいるかもしれませんね。
データで見る農地面積の推移
最後に、数字で農地面積の変化を整理してみましょう。
東京23区の農地面積推移
| 年 | 農地面積(ヘクタール) | 農家戸数 |
|---|---|---|
| 1998年 | 1,383 | 3,451戸 |
| 2003年 | 1,036 | 2,659戸 |
| 2008年 | 686 | 1,916戸 |
この表を見ると、わずか10年間で農地面積が半分以下に減少していることが分かります。
東京都全体の動向
東京都全体では、2011年から2021年の10年間で1,190ヘクタール(減少率15.6%)の農地が失われています。特に区部の構成比の減少が他地域より大きく、市街化区域内の農地の減少が進んでいるのが現状です。
新宿区民として農業を考える
新宿区の農地面積について調べてみて、改めて都市農業の大切さを実感しました。直接的な農地は少なくても、僕たちにできることはたくさんありそうです。
例えば、近隣の農家さんが作った野菜を積極的に購入したり、子どもたちと一緒に農業体験に参加したり。小さなことでも、都市農業を支える力になれるんじゃないでしょうか?
また、ベランダ菜園やプランター栽培で、身近に「育てる」楽しさを感じることも大切ですよね。息子たちと一緒にミニトマトでも育ててみようかな♪
新宿区という都市部に住みながらも、農業や自然とのつながりを意識して生活していけたらいいなと思います。みなさんも、身近なところから農業に関心を持ってみませんか?
「種をまかなければ、何も生まれない。」
– ルイ・ラムーア
この言葉のように、今日からでも小さな一歩を踏み出してみませんか?新宿区で暮らす僕たちだからこそ、都市と農業の共存について考える機会を大切にしていきたいですね。きっと、街角に新しい物語が生まれるはずです!


















