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広島音楽高等学校の歴史と卒業生たちの輝かしい足跡を振り返る

こんにちは!『ローカログ』広島エリア担当ライターのさやです。今日は、かつて広島市西区に存在した「広島音楽高等学校」について、その歴史と卒業生たちの活躍を振り返ってみたいと思います。「広島音楽高等学校ってどんな学校だったの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

実はこの学校、2022年3月に惜しまれつつ閉校となりましたが、73年間の歴史の中で、世界で活躍する数々の音楽家を輩出してきた名門校だったんです。広島の音楽教育を語るうえで欠かせない存在だった広島音楽高等学校の魅力を、一緒に紐解いていきましょう♪

目次

広島音楽高等学校とは?その歴史と成り立ち

広島音楽高等学校は、1949年に設立された私立の音楽専門高校です。設立のきっかけは、なんと蓮如上人450回忌法要の記念事業だったんですよ。財団法人広島真宗財団によって、広島市小町(現在の中区中町付近)に創設されました。

その後、1951年に設置法人名を学校法人広島音楽高等学校に改名。1973年には法人名を「学校法人見真学園」と改め、広島市西区己斐東に新校舎を建てて移転しました。西本願寺系の龍谷総合学園加盟校として、仏教の精神を大切にした教育を行ってきたんです。

校訓に込められた想い

広島音楽高等学校の校訓は「自らを尊び他をも尊び自他の生命を拝みつゝ学ぶ」というもの。自分自身を大切にしながら、他者への敬意も忘れない。この精神が、多くの優れた音楽家を育てる土壌になっていたのかもしれませんね。

設置されていた学科

広島音楽高等学校では、音楽を本格的に学びたい生徒のために4つの専門学科が設置されていました。

  • 声楽科:歌唱技術と表現力を磨く学科
  • 器楽科:ピアノやヴァイオリンなど楽器演奏を専門的に学ぶ学科
  • 作曲科:楽曲創作の基礎から応用まで学ぶ学科
  • 舞台芸術科:演劇やミュージカルなど舞台表現を学ぶ学科

音楽の道を志す若者にとって、専門的な指導を受けられる貴重な環境だったんですね。

世界で活躍する卒業生たち

広島音楽高等学校の最大の誇りは、なんといっても卒業生たちの活躍ぶり!ここからは、世界の舞台で輝く卒業生たちをご紹介します✨

萩原麻未さん|日本人初のジュネーヴ国際コンクール優勝ピアニスト

広島音楽高等学校の卒業生として最も有名なのが、ピアニストの萩原麻未さんではないでしょうか。広島市出身の萩原さんは、5歳からピアノを始め、2005年3月に広島音楽高等学校を卒業しました。

萩原さんは2000年、わずか13歳で第27回パルマドーロ国際コンクールピアノ部門において史上最年少優勝という快挙を成し遂げています。その後、文化庁海外新進芸術家派遣員としてフランスに留学し、名門パリ国立高等音楽院修士課程を首席で修了されました。

そして2010年、第65回ジュネーヴ国際コンクールピアノ部門で日本人として初めての優勝!この快挙は日本中の音楽ファンを沸かせました。現在は東京藝術大学音楽学部器楽科の准教授として、後進の指導にもあたっています。広島で育まれた才能が、今や世界トップレベルのピアニストとして活躍しているなんて、本当に誇らしいですよね😊

野々村彩乃さん|甲子園の国歌独唱で話題になったソプラノ歌手

「甲子園で国歌を歌った人」として記憶している方も多いのでは?野々村彩乃さんは山口県下関市出身のソプラノ歌手で、広島音楽高等学校で声楽を学びました。

野々村さんの名前が全国に知れ渡ったのは、2010年の第82回選抜高等学校野球大会(春の甲子園)開会式での国歌独唱。当時、全日本学生音楽コンクール全国大会声楽部門高校の部で1位を獲得していた野々村さんの澄み渡る歌声は、球場に響き渡り、テレビで見ていた多くの人の心を震わせました。

その後、大阪音楽大学に進学し、2012年には全日本学生音楽コンクール大学の部でも優勝。高校の部と大学の部の両方で優勝するのは史上初の快挙でした!現在も、プロ野球オールスター、Jリーグ開幕戦、FIA世界耐久選手権など、様々な大舞台で国歌独唱を務め、精力的に活動を続けています。

横山菁児さん|アニメ音楽の巨匠

作曲家・編曲家として活躍された横山菁児さん(1935年〜2017年)も、広島音楽高等学校の卒業生です。なんと創立2期生として入学されたそうですよ。

中学2年生の時、先生から「音楽をやるなら作曲家にならなきゃだめだ」と言われ、広島音楽高等学校を勧められたことがきっかけで入学を決意。卒業後は国立音楽大学作曲科に進み、テレビや映画の音楽を数多く手がけました。本格的なシンフォニック・サウンドが持ち味で、特にヴァイオリンの曲調が特徴的だったそうです。

その他にも多くの音楽家が活躍中

広島音楽高等学校からは、他にも多くの音楽家が巣立っています。広島県三次市出身のある卒業生は、在学中に広島県代表として全日本滝廉太郎声楽コンクールで優良賞を受賞し、その後国立音楽大学に進学してウィーンで研鑽を積みました。

このように、広島音楽高等学校は70年以上にわたって、音楽の道を志す若者たちの夢を支え、世界へと送り出してきたんですね。

広島音楽高等学校の閉校まで

長い歴史を誇った広島音楽高等学校ですが、残念ながら2015年に生徒募集を停止。2017年に休校となり、2022年3月末をもって正式に廃校となりました。

少子化や音楽を取り巻く環境の変化など、様々な要因があったと考えられます。しかし、73年間の歴史の中で育まれた音楽教育の精神は、卒業生たちの活躍を通じて今も生き続けています。

広島の音楽教育の歴史として

広島音楽高等学校は閉校となりましたが、その存在は広島の音楽教育の歴史において重要な1ページを刻んでいます。戦後間もない1949年に設立され、被爆地・広島から世界へ羽ばたく音楽家を育てた功績は、決して色褪せることはありません。

萩原麻未さんのジュネーヴ国際コンクール優勝、野々村彩乃さんの甲子園での感動的な国歌独唱、横山菁児さんの数々の名曲。これらすべてが、広島音楽高等学校という「音楽の揺りかご」から生まれたものです。

みなさんも、テレビやコンサートで広島音楽高等学校出身の音楽家の演奏を聴く機会があれば、この学校が歩んできた歴史に思いを馳せてみてくださいね🎵

今日の名言

「音楽は、言葉で表現できないことを伝え、沈黙を破ることができる唯一のもの」——ヴィクトル・ユーゴー

広島音楽高等学校で学んだ卒業生たちは、まさにこの言葉を体現するように、音楽を通じて人々の心に感動を届け続けています。学校という形はなくなっても、そこで培われた音楽への情熱は、これからもずっと受け継がれていくはず。わたしも広島に住むひとりとして、この街から生まれた音楽の力を誇りに思います。みなさんも、今日という日を素敵な音楽と一緒に過ごしてみてくださいね!

投稿時のリサーチ結果に基づいて記事を作成していますが、最新情報は公式サイトも必ずご確認ください

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