こんにちは、『ローカログ』長崎県担当ライターのこうたです。長崎県の西の端、玄界灘に浮かぶ平戸市には、歴史と自然が育んできた魅力的なお祭りがたくさんあります。平戸市のお祭り一覧を知りたいと思っている方、多いのではないでしょうか?
今回は、春夏秋冬それぞれの季節に開催される平戸市のお祭りを、地元目線でていねいにまとめてみました。旅行の計画を立てるとき、あるいは「あの祭りっていつだったっけ?」と気になったとき、ぜひ参考にしてみてください😊
春を告げる平戸の祭りと行事
平戸の春は、川内峠の野焼きから始まります。毎年2月から3月にかけて、西海国立公園にも指定されている約30ヘクタールの草原に火が入れられ、炎が草原を駆け抜ける光景は圧巻です。これは草原を維持し、防火を目的とした先人の知恵を受け継ぐ大切な風習なんです。
4月上旬になると、平戸城周辺でさくらまつりが開催されます。城と桜の組み合わせは、まさに日本の春の象徴ですよね。夜にはライトアップも行われ、幻想的な雰囲気を楽しめます。
ゴールデンウィークは渡海人祭へ
5月のゴールデンウィーク期間中には、平戸大橋公園特設会場で「平戸海道渡海人祭」が開催されます。平戸の特産品の直売や、地引網体験、魚つかみ、タコつかみなど、海にちなんだイベントが盛りだくさん。家族連れにも人気の祭りです。
この時期には「平戸お庭めぐり」も行われ、市内の武家屋敷のお庭が公開されます。ヒラドツツジの美しい姿を眺めながら、城下町の風情をじっくり味わえる貴重な機会ですよ。
夏の平戸は花火と伝統芸能の季節
平戸の夏といえば、やはり花火大会。各地区で趣向を凝らした花火が打ち上げられます。代表的なものを挙げてみましょう。
- 平戸港夏まつり(8月中旬):約2000発の花火が平戸城をバックに打ち上がります
- たびら夏祭り(8月中旬):田平港から打ち上げられる水中花火が人気
- 大島村夏まつり花火大会:大根坂港で開催
- 生月漁協花火大会:生月支所前防波堤広場にて
国の重要無形民俗文化財「平戸のジャンガラ」
お盆の時期に奉納される「平戸のジャンガラ」は、国の重要無形民俗文化財に指定されている念仏踊りです。「ジャン」は囃子の鐘の音、「ガラ」は太鼓の縁を打つ音を表しています。8月14日から18日にかけて、市内9地区で踊り継がれています。
踊り手は浴衣姿に菅笠をかぶり、腰に小さな太鼓をつけて踊ります。「ホーナゴ、ホーミデーテ(穂長う、穂も実も出て)」という囃子言葉が唱えられ、豊作祈願と先祖供養の意味が込められているんです。
各地で受け継がれるお盆の伝統芸能
平戸市にはジャンガラ以外にも、お盆に奉納される伝統芸能がいくつもあります。度島(たくしま)に伝わる「度島盆ごうれい」は、大名行列の形態をとった民俗芸能で、長崎県指定の無形民俗文化財です。江戸時代の松浦藩の頃に成立したといわれています。
また、生月地区の「舘浦須古踊行事」や、大島の盆踊りなども地域の人々によって大切に守られています。これらの伝統芸能は、めったに見ることができない貴重なものばかりです。
鄭成功まつり
7月には、平戸市で生まれた日中混血の英雄「鄭成功」を偲ぶ鄭成功まつりが開催されます。川内町の鄭成功記念館付近で神事やアトラクションが行われるほか、期間中はランタンナイトも楽しめます。歴史好きにはたまらないイベントですね。
秋は平戸くんちと食の祭典
平戸の秋を代表するお祭りといえば、なんといっても「平戸くんち」でしょう。毎年10月24日から27日の4日間、亀岡神社で行われる例大祭です。秋の収穫に感謝する、平戸地方最大規模のお祭りなんですよ。
25日には境内で「ジャ踊り」や「獅子舞」など各町による伝統芸能が披露され、神輿や甲冑を着た武者行列が市街地を練り歩く「御神幸」で街全体が賑わいます。
国指定重要無形民俗文化財「平戸神楽」
平戸くんちの一番の見どころは、10月26日に奉納される「平戸大々神楽」です。七郎神社の神職家に生まれた橘三喜(たちばなみつよし)が諸国を巡り、各社の神楽を調査研究して24番の舞として完成させたと伝えられています。
午前11時頃から日没後まで、数時間かけて全24番が通しで奉納される姿は、まさに圧巻。国指定重要無形民俗文化財にも指定されている貴重な神事です。この時期に平戸を訪れるなら、ぜひ見ておきたいですね。
城下つんのーで祭と秋の花火
平戸くんちと同時期に開催される「城下つんのーで祭」は、平戸の食を楽しめるイベントです。中心市街地の商店街が歩行者天国になり、市内の飲食店や団体が出店。平戸の秋のおいしいものが大集合します。
10月下旬には「平戸港花火大会」も開催されます。秋の澄んだ夜空に打ち上がる花火は、夏とはまた違った趣がありますよ。また、9月頃には「平戸あごグルメと寿司祭り」が開催され、旬のあご(トビウオ)を使った料理が味わえます。
冬は「幻の魚」を味わう食の祭典
平戸の冬は、グルメイベントが目白押し。特に注目なのが、11月から1月末まで開催される「平戸天然あら鍋まつり」です。「あら」とはクエの別名で、大きいものでは重さ30キロにもなる幻の高級巨大魚なんです。
養殖が難しく市場にはなかなか出回らないこの魚が、全国有数の水揚げ高を誇る平戸で堪能できます。期間中は市内の参加飲食店や宿泊施設で、贅沢なあら鍋やあら料理を味わえますよ😊
座布団級ヒラメが楽しめる「平戸ひらめまつり」
1月下旬から3月中旬にかけては「平戸ひらめまつり」が開催されます。全国有数の漁獲量を誇る平戸の新鮮なヒラメを堪能できるイベントで、体長50センチを超える「座布団級」のヒラメが自慢です。
イベント期間中には「ひらめガチャ」やインスタグラムキャンペーンなど、さまざまな企画も用意されています。冬の平戸は、海の幸を求めて訪れる価値が十分にありますね。
幻想的な冬のイルミネーション
田平公園では「光のフェスタ」が開催され、美しいイルミネーションが冬の夜を彩ります。また、「平戸ナイトミュージアム」では、平戸城や亀岡周辺がライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しめます。
寒い季節だからこそ、あたたかい鍋料理と美しい光の演出で、平戸の冬を満喫してみてはいかがでしょうか。
平戸市の年間お祭りカレンダー
最後に、平戸市の主なお祭りを月ごとにまとめてみました。旅の計画にお役立てください。
| 時期 | 主なお祭り・イベント |
|---|---|
| 1月~3月 | 平戸ひらめまつり |
| 2月~3月 | 川内峠野焼き |
| 4月 | 平戸城さくらまつり、平戸お庭めぐり |
| 5月 | 平戸海道渡海人祭 |
| 7月 | 鄭成功まつり |
| 8月 | 平戸港夏まつり、たびら夏祭り、平戸のジャンガラ |
| 9月 | 平戸あごグルメと寿司祭り |
| 10月 | 平戸くんち、城下つんのーで祭、平戸港花火大会 |
| 11月~1月 | 平戸天然あら鍋まつり、田平公園光のフェスタ |
平戸市のお祭り一覧、いかがでしたか?歴史ある伝統芸能から、旬の食材を楽しむグルメイベントまで、四季折々の魅力が詰まった平戸。みなさんも、気になるお祭りに合わせて平戸を訪れてみてくださいね。きっと、土地の空気感と人のあたたかさを感じられるはずです✨
「旅は人を謙虚にする。世界の中で自分が占める場所がいかに小さいかを悟るからだ」
― ギュスターヴ・フローベール(フランスの小説家)
知らない土地のお祭りに出会うことで、その土地の歴史や人々の想いに触れることができます。平戸の祭りには、何百年もの時を超えて受け継がれてきた地域の誇りが息づいています。ぜひ一度、平戸の風を感じに出かけてみてください。


















