こんにちは、『ローカログ』石川県担当ライターのこはねです♪ みなさんは能登半島の七尾市と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか? わたしは断然「お祭りの街」という印象が強いんです。
実は七尾市には、全国的にも珍しい伝統行事がたくさん残っていて、一年を通じてさまざまなお祭りが開催されているんですよ。今回は七尾市のお祭り一覧として、ぜひ知っておきたい祭事をまとめてご紹介していきますね。
七尾市を代表する「七尾四大祭」とは
七尾市には「七尾四大祭」と呼ばれる、地元の人々が特に大切にしている四つのお祭りがあります。青柏祭、石崎奉燈祭、お熊甲祭、そして能登島向田の火祭がその四つ。それぞれに独自の魅力と歴史があって、県外からもたくさんの見物客が訪れるんです。
どの祭りも「ただ眺める」だけじゃなくて、その熱気や迫力に圧倒されること間違いなし! 能登の人々の祭りにかける情熱って、本当にすごいんですよ。
春の大祭「青柏祭」
ユネスコ無形文化遺産に登録された曳山行事
毎年5月3日から5日にかけて開催される青柏祭は、大地主神社(山王神社)の春祭りです。「せいはくさい」と読むこのお祭りは、神饌を青い柏の葉に盛ってお供えする儀式がその名の由来なんだとか。
高さ約12メートル、重さ約20トンにもなる巨大な曳山「でか山」が街中を練り歩く姿は圧巻のひとこと。車輪の直径も約2メートルあって、その迫力たるや言葉では伝えきれないほどです。
でか山の見どころ
青柏祭の魅力は、なんといっても3台のでか山が勢揃いする瞬間。ゴールデンウィーク期間中ということもあって、観光客で街中が賑わいます。国の重要無形民俗文化財に指定されているだけでなく、ユネスコの無形文化遺産にも登録されているんですよ。
能登で最も盛大な祭礼と言われていて、わたしも一度見に行ったことがあるのですが、あの重厚感と躍動感は忘れられません。
夏を彩るキリコ祭り
七尾祇園祭|東のおすずみ
7月第2土曜日に開催される七尾祇園祭は、「東のおすずみ」とも呼ばれる夏の風物詩。大地主神社の夏祭りで、疫病厄除けを願う祇園信仰がルーツと言われています。平安時代に京都祇園社の祭神を勧請したことが始まりなんだそう。
夕刻になると、氏子たちが大小合わせて8基の奉燈(キリコ)を担いで町内を巡行します。花火を合図に浜辺の仮宮に集まり、境内では篝火の周りを奉燈が勢いよく駆け巡るんです。
祭りの締めくくりには、祝儀唄「七尾まだら」が披露されます。鳴り響くお囃子と燃える炎の競演は、まさに祭りの真骨頂ですね。
石崎奉燈祭|漁師町の熱気
8月第1土曜日には、石崎町で石崎奉燈祭が開催されます。「いっさきほうとうまつり」と読むこの祭りは、石崎八幡神社の奉納祭。地名は「いしざき」なのに、祭りの名前は「いっさき」と呼ばれるのがちょっとユニークですよね。
漁師町ならではの圧倒的な勇ましさが特徴で、前日の金曜日には前夜祭も行われます。七尾四大祭のひとつに数えられる、夏の大イベントです。
能登島向田の火祭|日本三大火祭りのひとつ
7月最終土曜日に能登島で開催される向田の火祭は、日本三大火祭りのひとつに数えられています。高さ約30メートルもの大松明に火が灯される瞬間は、思わず息をのむ美しさ。
炎が夜空を照らす光景は、写真部出身のわたしとしてはぜひカメラにおさめたい被写体のひとつです😊
そのほかの夏祭り
七尾市では夏になると各地でキリコ祭りが開催されます。主なものをまとめてみました。
- 塩津かがり火恋祭り(7月第4土曜日)
- 新宮納涼祭(8月14日)
どの祭りもキリコと呼ばれる奉燈が練り歩き、能登ならではの熱狂を感じられますよ。
秋の奇祭「お熊甲祭」
二十日祭とも呼ばれる伝統行事
毎年9月20日に開催されることから「二十日祭(はつかまつり)」とも呼ばれるお熊甲祭は、七尾市中島町に古くから伝わる奇祭です。久麻加夫都阿良加志比古神社(くまかぶとあらかしひこじんじゃ)の秋季例大祭で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
大陸の渡来神を祀るこの神社には、19もの末社があるんです。祭り当日は、それぞれの末社から神輿や枠旗が繰り出し、本社に集まってきます。
高さ20メートルの深紅の枠旗
お熊甲祭の最大の見どころは、高さ約20メートルにもなる真紅の大枠旗。天狗面をつけた猿田彦の先導で、「イヤサカサー」の掛け声とともに練り歩く姿は勇壮そのものです。
鉦や太鼓の音が響きわたるなか、猿田彦が境内いっぱいに乱舞する様子は圧巻。お旅所の加茂原では「島田くずし」と呼ばれる大技が披露されます。枠旗を地上すれすれまで傾けるこの妙技は、祭りの最高潮を告げる瞬間ですね。
能登中島の枠旗祭
実りの秋を迎えると、中島町内の各集落では五穀豊穣に感謝する秋祭りが始まります。9月の始めから終わりまで、どこかの集落から鉦や太鼓の音が聞こえてくるそう。まさに「祭り一色」の季節なんですね。
全国でもこの地域にしか見られない枠旗祭りの伝統は、江戸時代から連綿と受け継がれてきた宝物です。
市民に愛される「七尾港まつり」
海と港の恩恵に感謝する祭典
七尾港まつりは、海の日の前日と前々日に開催される市民参加型のイベントです。古くから港町として栄えてきた七尾の発展と、海と港の恩恵に感謝することを趣旨として始まりました。
1940年(昭和15年)に七尾市が市制施行した記念日を祝って始まったのがルーツ。80年以上の歴史があるんですね。
総踊りと北國花火大会
七尾港まつりでは、七尾マリンパークを主会場にさまざまなイベントが開催されます。
- 市民参加の総踊り
- 子どもちょうちん行列
- 路上パフォーマンス
- 北國花火七尾大会
御祓川大通りを練り歩く総踊りは、地元の方々の笑顔が印象的。花火大会では約2500発もの花火が七尾の夜空を彩ります✨
七尾市のお祭りを楽しむポイント
和倉温泉お祭り会館で予習しよう
実際のお祭りに行く前に立ち寄ってほしいのが、和倉温泉お祭り会館。青柏祭の曳山行事がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念してオープンした施設です。
祭りの歴史や文化、そして脈々と受け継がれてきた情熱をダイナミックな展示で紹介しています。それぞれの祭りの特色を知ってから本番を見ると、感動も倍増しますよ。
七尾市お祭りカレンダー
七尾市のお祭りを季節ごとにまとめてみました。お出かけの参考にしてくださいね。
| 季節 | お祭り名 | 開催時期 |
|---|---|---|
| 春 | 青柏祭 | 5月3日〜5日 |
| 夏 | 七尾祇園祭 | 7月第2土曜日 |
| 夏 | 塩津かがり火恋祭り | 7月第4土曜日 |
| 夏 | 能登島向田の火祭 | 7月最終土曜日 |
| 夏 | 七尾港まつり | 海の日前日・前々日 |
| 夏 | 石崎奉燈祭 | 8月第1土曜日 |
| 夏 | 新宮納涼祭 | 8月14日 |
| 秋 | お熊甲祭 | 9月20日 |
開催日は年によって変更になる場合があるので、お出かけ前には七尾市や各神社の公式情報をチェックしてくださいね。
能登の祭り文化を未来へ
七尾市のお祭り一覧、いかがでしたか? これだけ多彩な伝統行事が残っている地域って、全国的にも珍しいと思うんです。
キリコが揺れ、太鼓が響き、人々の掛け声が夜空に響きわたる。そんな能登ならではの光景は、一度体験したら忘れられない思い出になるはず。ぜひ実際に足を運んで、その熱気を肌で感じてみてほしいなと思います😊
お祭りは、その土地に暮らす人々の想いが凝縮された文化財。わたしも季節ごとに能登へ足を運んで、カメラ片手にその瞬間を切り取りたいなと思っています。
「祭りは、人と人、人と神、人と自然をつなぐ架け橋である」
―― 折口信夫(民俗学者)
七尾市のお祭りには、地域の絆や自然への感謝、そして未来への祈りが込められています。みなさんも、能登の祭り文化にふれて、心がホッとあたたまる時間を過ごしてみませんか♪ きっと、日本の原風景のような美しさに出会えるはずですよ。













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