こんにちは、『ローカログ』山梨担当ライターのそらたです。みなさん、山梨県甲斐市にはどんなお祭りがあるかご存じですか?甲斐市といえば、甲府盆地の北西部に位置し、山々に囲まれた自然豊かなまちです。
2004年に竜王町・敷島町・双葉町が合併して誕生したこの地域には、平安時代から続く歴史あるお祭りから、家族みんなで楽しめる現代的なイベントまで、さまざまな祭事が根づいています。今回は甲斐市のお祭り一覧として、地元で愛される年間行事をたっぷりご紹介しますね。
甲斐市3大まつりとは?
甲斐市では「甲斐市3大まつり」と称して、春・秋に開催される3つの大きなお祭りを大切にしています。それぞれ季節の風物詩として、市内外から多くの来場者が訪れる人気イベントです。
この3つのお祭りは、サクラまつり・おみゆきさん・大弐学問祭の3つ。どれも甲斐市の歴史や文化を感じられる貴重な機会ですので、ぜひチェックしてみてください。
サクラまつり【3月下旬〜4月上旬】
甲斐市の市の花である「サクラ」にちなんで開催される春の一大イベントです。会場は赤坂台総合公園、通称「ドラゴンパーク」として親しまれている場所。桜の名所として知られ、満開の時期にはじわっと心があたたまる光景が広がります。
お祭り当日は、サクラのライトアップをはじめ、市商工会などによる出店、各種ステージ演出が行われます。子どもからお年寄りまで楽しめるよう、毎年さまざまな催しが企画されているんですよ。2025年は3月23日(日)に開催予定で、ヒーローショーや働く車の展示・体験エリアなど、家族連れにうれしいコンテンツが盛りだくさんです。
わたしも息子が小さい頃、この公園でお花見をした思い出があります。芝生広場でお弁当を広げながら眺める桜は格別ですよ😊
おみゆきさん【毎年4月15日】
甲斐市を代表する伝統行事といえば、なんといってもこの「おみゆきさん」です。正式には「御幸祭」と書き、平安時代の天長2年(825年)から続く約1,200年の歴史を持つ水防祈願のお祭りなんです。
このお祭りの起源は、淳和天皇が釜無川の水難を防ぐために、一宮浅間神社・二宮美和神社・三宮玉諸神社の3社に水防祈願を命じたことにさかのぼります。甲州三大御幸祭りのひとつにも数えられる、甲府盆地を代表する伝統行事です。
見どころは、神輿を担ぐ人々の独特な姿。担ぎ手は紅おしろいを塗り、長襦袢に白足袋という女装姿で登場します。これは浅間神社の祭神が女性であることに由来しているのだとか。「ソコダイ・ソコダイ」という独特の掛け声とともに、堤を踏み固める動作で練り歩く様子はぐっと胸に迫るものがあります。
会場は信玄堤公園・三社神社・竜王1区周辺で、当日は神輿渡御をはじめ、「川除祭」の神事、信玄太鼓の演奏、みゆきソコダイ踊りなども披露されます。女装の美しさを競う「木花開耶姫 化粧コンテスト」も人気があり、露店も多数出店してにぎわいますよ。
大弐学問祭【毎年9月・秋分の日】
秋の訪れとともに開催されるのが「大弐学問祭」です。これは甲斐市出身の江戸時代の学者・思想家である山県大弐の遺徳を偲ぶお祭り。山縣神社周辺が会場となります。
山県大弐は、医学や儒学などさまざまな学問を修めた大学者で、幕末の人々にも大きな影響を与えた人物です。地元では「学問の神様」として崇拝されており、受験シーズンには学問成就を願う参拝者も多く訪れます。
お祭り当日は、学問成就祈願の神事から始まり、神輿が参道を練り歩く渡御、大弐の門下生に扮した仮装行列、信玄太鼓の演奏、みゆきソコダイ踊りなどが行われます。東海大学付属甲府高等学校吹奏楽部のマーチングバンドや、スタンプラリー、親子クイズ大会なども開催され、子どもから大人まで楽しめる内容になっています。秋の一日を、学問の神様のご加護のもとで過ごしてみてはいかがでしょうか。
甲斐市のその他の伝統的なお祭り
3大まつり以外にも、甲斐市には地域に根ざした伝統行事がいくつもあります。ここでは、知る人ぞ知るお祭りをご紹介しますね。
下福沢の道祖神祭り【1月中旬】
観光名所・昇仙峡から山ひとつ越えた下福沢地区で、毎年1月14日・15日に近い土日に開催される伝統行事です。江戸時代から続くこのお祭りは、小正月のどんど焼きとあわせて行われる「七福神のねりこみ」が特に有名。
青年会の人たちが七福神に扮し、神官を先頭にして地区内を練り歩きます。ねりこみには2つの種類があります。
- 厄払い:42歳の厄年を迎える男性の家を訪ねる
- 御祝儀祝:新婚夫婦や新築の家を訪ねてお祝いする
七福神のほか、お神輿やお囃子も加わった行列はとても華やかです。どんどの火で焼いた「繭だんご」を食べると、一年を無病息災で過ごせるという言い伝えもあるんですよ。冬の澄んだ空気のなか、地域の絆を感じられるあたたかいお祭りです。
金山祭り・金山神社祭典
甲斐市内で行われる地域のお祭りのひとつで、金山神社で執り行われる祭典です。地元の氏子さんたちが中心となり、古くからの風習を大切に守り続けています。
赤坂稲荷神社の初午祭り【3月上旬】
竜王新町に春の訪れを告げるお祭りとして知られる初午祭り。赤坂稲荷神社で行われ、笛の音色とともに地域に賑わいをもたらします。稲荷神社らしく、五穀豊穣や商売繁盛を祈願する参拝者でにぎわいます。
光照寺薬師堂祭典
甲斐市内のお寺で行われる祭典で、地域の人々に親しまれています。健康祈願に訪れる方も多く、静かな雰囲気のなかで行われる伝統行事です。
大久保の太太神楽
太太神楽(だいだいかぐら)は、神社の祭礼で奉納される伝統芸能です。大久保地区で受け継がれてきたこの神楽は、厳かな雰囲気のなかで舞が披露されます。地域の文化財として大切に守られている貴重な行事です。
甲斐市北部地域の夏祭り【8月14日】
甲斐市の北部に位置する清川(きよかわ)・吉沢(きっさわ)・睦沢(むっさわ)地区では、毎年8月14日に各地区ごとに夏祭りが行われます。お盆の時期に合わせた地域の祭りで、帰省した家族や親戚が集まり、にぎやかな一日を過ごします。
夏の夜空のもと、太鼓の音や盆踊りの輪が広がる光景はほっとする懐かしさがありますね。地元の方々の手作り感あふれるお祭りで、甲斐市の夏の風物詩として親しまれています。
甲斐市のお祭りを楽しむポイント
せっかく甲斐市のお祭りに足を運ぶなら、より楽しむためのポイントを押さえておきましょう。
| お祭り名 | 開催時期 | 主な会場 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| サクラまつり | 3月下旬〜4月上旬 | 赤坂台総合公園(ドラゴンパーク) | 桜のライトアップ、ステージイベント |
| おみゆきさん | 毎年4月15日 | 信玄堤公園・三社神社周辺 | 女装した担ぎ手による神輿渡御 |
| 大弐学問祭 | 毎年9月・秋分の日 | 山縣神社周辺 | 学問成就祈願、仮装行列 |
| 下福沢の道祖神祭り | 1月中旬の土日 | 下福沢地区 | 七福神のねりこみ、どんど焼き |
| 北部地域の夏祭り | 8月14日 | 清川・吉沢・睦沢地区 | 盆踊り、地域の絆を感じる祭り |
どのお祭りも天候や状況によって内容が変更になる場合がありますので、お出かけ前に最新情報をチェックすることをおすすめします。甲斐市の公式サイトやSNSでは、お祭りの詳細や当日の様子が発信されていますよ。
甲斐市の観光スポットも一緒に楽しもう
お祭りと合わせて甲斐市の観光スポットを巡るのもおすすめです。春と秋には、市内の観光スポットを巡る無料巡回バスが運行されることもあります。お祭りの前後に、ゆっくり甲斐市の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。
わたし自身、カメラを持って甲斐市をあちこち歩いたことがありますが、信玄堤からの景色や、四季折々の自然が本当に美しいんです。登山好きなわたしとしては、周辺の山々の眺望も見逃せないポイントですね。
甲斐市のお祭りで地域の魅力を体感しよう
甲斐市のお祭り一覧、いかがでしたか?平安時代から続く歴史あるお祭りから、家族で楽しめる現代的なイベントまで、この地域には魅力的な祭事がたくさんあります。お祭りは、その土地の歴史や文化、人々の暮らしを知る絶好の機会です。
みなさんも、ぜひ甲斐市のお祭りに足を運んで、地域のあたたかさを感じてみてくださいね。きっと素敵な思い出になるはずです🌸
「人生とは自転車のようなものだ。倒れないようにするには、走り続けなければならない」
― アルベルト・アインシュタイン
新しいことに挑戦し続けることで、わたしたちは成長できます。お祭りに出かけることも、日常から一歩踏み出す小さな冒険かもしれません。この記事が、みなさんの「甲斐市のお祭りに行ってみよう!」というきっかけになればうれしいです。それでは、また次の記事でお会いしましょう!

















