こんにちは、『ローカログ』鹿児島担当ライターのたけはるです。みなさん、鹿児島県の北西部に位置する出水市をご存じですか?万羽ヅルの渡来地として全国的に有名なこの街は、実は一年を通じてさまざまなお祭りやイベントが開催される、活気あふれる地域なんです。わたしも九州内での転勤を経験する中で、各地のお祭りに足を運んできましたが、出水市のお祭りは地元の人々の温かさと伝統文化が見事に融合した、心に残る祭典ばかりです。今回は、出水市のお祭り一覧として、季節ごとの見どころをたっぷりご紹介しますね 🎵
出水市を代表する夏の風物詩「夏祭りいずみ鶴翔祭」
出水市で最も盛り上がるお祭りといえば、毎年7月下旬に開催される「夏祭りいずみ鶴翔祭(かくしょうさい)」です。2日間にわたって繰り広げられるこの祭りは、まさに出水の夏の風物詩。初日は出水市本町通り商店街が歩行者天国になり、パレードや市民総踊り大会で大いに賑わいます。
学生団体や企業が参加する踊りの熱気は、見ているだけでワクワクしてきますよ。商店街のお店も軒先でビールや焼き鳥、かき氷などを販売して、お祭りムードを盛り上げてくれます。
2日目は会場をウイングドームいずみに移し、地元団体やダンススタジオによる演芸大会が行われます。そしてフィナーレを飾るのは、夜空に約5,000発もの花火が打ち上がる花火大会!打ち上げ場所から近い会場では、大迫力のパノラマで花火を楽しめるのが魅力です。
鶴翔祭の基本情報
| 開催時期 | 毎年7月下旬の土日2日間 |
|---|---|
| 1日目会場 | 出水市本町通り商店街 |
| 2日目会場 | ウイングドームいずみ・出水市総合運動公園多目的広場 |
| 花火打ち上げ数 | 約5,000発 |
| アクセス | JR出水駅から車で約5分 |
地域の絆が光る「野田郷夏祭り」と「高尾野秋祭り」
出水市には、地域ごとに大切に受け継がれてきたお祭りがあります。その代表格が「野田郷夏祭り」です。毎年8月第3土曜日に野田運動場で開催されるこのお祭りでは、野田郷島津太鼓の力強い演奏が会場に響き渡ります。
手作りの子ども神輿の披露やゲーム大会など、地元の人たちが一体となって盛り上がる様子はじんわりと心に染みますね。フィナーレには身体にずしんと響く迫力満点の花火大会が行われ、会場は最高潮の盛り上がりを見せます。
一方、「高尾野秋祭り」は毎年9月の秋分の日直近の土曜日に開催されます。以前は8月開催の夏祭りでしたが、2023年から秋祭りとしてリニューアルしました。恒例の子ども神輿や参加者総出による踊り連、ステージでの演奏・踊りなど、盛りだくさんの内容です。
高尾野秋祭りのタイムスケジュール例
- 14:00~16:30 子どもイベント
- 15:00~16:00 子ども神輿
- 16:30~17:20 総踊り
- 17:40~18:30 演奏・踊り
- 18:40~19:10 抽選会
- 19:10~19:25 兵六太鼓
- 19:20~19:45 花火大会
小学生の息子を持つ親としては、子ども向けイベントが充実しているのは本当にありがたいですよね 😊
鹿児島ならではの伝統行事「六月灯」
みなさんは「六月灯(ろくがつどう)」をご存じですか?これは旧薩摩藩領で江戸時代から続く、鹿児島県独特の夏のお祭りなんです。島津19代藩主・光久公が神社の再建時に灯籠を掲げたことが始まりといわれています。
出水市でも複数の神社で六月灯が開催されます。感応寺では毎年7月17日頃、島津家初代忠久公の命日に法要が営まれ六月灯が開催されます。踊りや島津太鼓などが祭りを盛り上げ、厳かな雰囲気の中にも賑わいがあります。
また、加紫久利神社の六月灯は7月21日頃に開催され、露店も出て家族連れで楽しめます。箱崎八幡神社では7月19日・20日に「夏越献燈祭」が行われ、地域の子どもたちが作成した色とりどりの灯籠が参道を美しく飾ります。
春の訪れを告げる「加紫久利神社春季例大祭」
奈良時代の創建といわれ、古来より薩摩二の宮として信仰されてきた加紫久利神社。ここで毎年3月上旬に行われる春季例大祭は、出水市の春を告げる大切な行事です。
特に見どころは「庭祭」という神事。境内の一角を田に見立て、そこに神を招いて稲作の手順を演じることで豊作を祈ります。仮装した田起こし牛や鼻取り役、馬鍬取りの農夫によるユーモラスな牛耕の儀は、見ていてぐっと引き込まれますよ。
例大祭に合わせて境内参道では「加紫久利初市」も開催され、出水市飲食業組合によるテイクアウト市場も楽しめます。
冬のイベント「出水市大産業祭」と「出水バードフェスタ」
秋から冬にかけても出水市のイベントは目白押しです。毎年11月中旬に開催される「出水市大産業祭」は、市内最大の産業イベント。「ふるさと出水特産市」「農林水産まつり」「飲食まつり」「くらしと木材まつり」など、出水の産業を多彩に盛り込んだ内容となっています。
出水市の特産品はもちろん、友好都市や姉妹都市の特産品も購入できるのが嬉しいポイント。家族みんなで地元の魅力を再発見できる機会です。
そして2月には「出水バードフェスタ」が開催されます。日本一のツルの越冬地である出水市ならではのイベントで、ツル博物館クレインパークいずみを会場に、ツルガイド博士による越冬地周遊バスツアーなど、ツルにまつわる様々な催しが行われます 🦢
地域の夏を盛り上げるローカル祭り
出水市には、大きなお祭り以外にも地域に根ざした素敵なイベントがあります。米ノ津東地区では28の自治会による夏祭りが開催され、地元の皆さんによるステージイベントや20店舗ほどの出店で賑わうサマーナイトマルシェが楽しめます。
12月には野田地区で「野田郷むらまつり」が開催され、地元の野菜などが一堂に集められた特産品販売や、一足早い年越しそばを楽しむことができます。餅投げ大会も実施されるので、師走の忙しさを忘れて、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
出水市のお祭りを楽しむポイント
最後に、出水市のお祭りを楽しむためのポイントをお伝えしますね。
- 夏祭りは交通規制が実施されることが多いので、公共交通機関や臨時駐車場の利用がおすすめ
- 花火大会は打ち上げ場所から近い会場が多く、迫力満点のパノラマが楽しめる
- 六月灯では子どもたちが描いた灯籠の絵を見るのも楽しみのひとつ
- 地元グルメの露店も充実しているので、食べ歩きも醍醐味
- 季節ごとに違った魅力があるので、年間を通じて訪れたい
出水市のお祭り一覧を見てみると、地元の人々が大切に守り続けてきた伝統と、新しい時代に合わせた工夫が見事に調和していることがわかります。ツルの町・出水は、人の心もあたたかく迎えてくれる素敵な場所です。ぜひ次のお出かけ先の候補に加えてみてくださいね 😄
「祭りは、人の心をつなぐ魔法の時間である」― 日本のことわざより
どんなに忙しい日々を送っていても、お祭りの場に立てば、自然と笑顔になれる。そんな瞬間を、出水市のお祭りで体験してみませんか?みなさんの心に残る思い出ができることを願っています。

















