こんにちは!『ローカログ』目黒エリア担当ライターのあきこです。今日はひんやりした朝でしたが、みなさんいかがお過ごしですか?実は最近、「目黒区にダムってあるの?」という質問を娘から受けて、ちょっと答えに困ってしまったんです。
そこで今回は、毎日が発見の精神で、目黒区のダム事情について徹底的に調べてみました♪結論から言うと、目黒区には大規模なダムは存在しません。でも、この答えだけじゃ物足りないですよね?
目黒区の河川・湖沼・ダム事情の実態
まず驚いたのが、目黒区の河川・湖沼・海・池・ダム一覧を調べてみたところ、目黒川しかリストアップされていないということでした!つまり、目黒区内にはダムと呼べる施設が公式には存在していないんです。
でも、ちょっと待って。目黒区って東京23区の中でも住みやすい街として人気なのに、本当にダムがないの?と疑問に思いませんか?実際に詳しく調べてみると、なるほど!という理由がいくつか見えてきました。
目黒区の地形的特徴
目黒区は、東京都心部に位置する都市型の区で、面積は約14.67平方キロメートルと比較的コンパクトです。地形的には台地部分が多く、大規模なダムを建設するのに適した大きな河川や地形がないんです。
また、目黒区内を流れる主要河川は目黒川のみで、この川も都市河川として整備されているため、ダム建設のような大規模な治水施設は必要なかったというのが実情のようです。
目黒川の水源はどこから?
目黒区にダムがないなら、目黒川の水はどこから来ているの?という疑問が湧きますよね。実は目黒川には、平成7年度から落合水再生センターで処理した再生水が1日あたり約3万立方メートル供給されています。
目黒川の水の正体
調べてみてビックリしたんですが、現在の目黒川に流れている水の多くは下水処理水なんです!「城南三河川清流復活事業」として、都市河川の水量を補うために供給されているんですね。
- 落合水再生センターからの高度処理水
- 地下鉄工事などで出る地下水
- 雨水の一部
- わずかに残る湧水
昔は世田谷区の湧水や地下水が主な水源でしたが、都市化の進展とともに水環境も大きく変わってきたんです。写真で見ると、再生水送水前の目黒川と現在の清流が復活した目黒川では、本当に見違えるように変化しています。
目黒区が抱える水の課題と対策
ダムがない目黒区では、水質管理や洪水対策にどう取り組んでいるのでしょうか?実は、とても興味深い取り組みがたくさんあるんです。
目黒川の水質浄化対策
目黒川では、悪臭や白濁化といった水環境問題が発生することがあります。そのため、目黒区では以下のような対策を継続的に実施しています:
- 河床整正・浚渫:毎年、ヘドロ化した有機汚濁物が堆積しにくいように河床を整正
- 高濃度酸素溶解水の供給実験:底層の嫌気状態を解消して悪臭の原因となる硫化物の発生を防ぐ
- 底質改善材の散布実験:底泥のpHを弱アルカリ性に保つことで硫化水素を抑制
特に高濃度酸素溶解水供給施設は、10数年前からダムや沿岸域に設置されて多くのケースで環境改善が認められている技術で、目黒川でも平成21年から平成23年にかけて稼動実験が行われました。
目黒区周辺で見つけた「ダム的」な施設
目黒区内には大規模なダムはありませんが、調べてみると面白い発見がありました!実は目黒区では、雨水対策として様々な工夫をしているんです。
地下貯留施設という「見えないダム」
目黒川流域では、初期越流水の貯留施設がいくつも整備されています。これらは地下に作られた巨大な貯水タンクのような施設で、ある意味「地下ダム」とも言えるかもしれません:
| 施設名 | 流域面積 | 貯留量 | 完了年度 |
|---|---|---|---|
| 上目黒幹線 | 約84ha | 9,400立方メートル | 平成22年度 |
| 北品川五丁目再構築地区 | 約36ha | 2,500立方メートル | 平成26年度 |
| 池尻・新駒沢幹線 | 約2,988ha | 139,000立方メートル | 平成22年度 |
特に池尻・新駒沢幹線は貯留量が139,000立方メートルと、小規模なダム並みの容量があるんです!これらの施設は降雨初期の特に汚れた越流水を一時的に貯留して、河川へ流出する汚濁負荷量を削減する役割を果たしています。
意外な発見!目黒区の「謎の池」騒動
2024年には、目黒区の高級住宅街に突然「謎の池」が出現して話題になったことがありました。SNSでは「都会のど真ん中に湧き水とは」「モネの睡蓮みたい」などと話題になったんです。
この池、実は工事現場にたまった雨水だったんですが、一時的とはいえ目黒区に大きな「池」ができたということで、住民の方々も驚いていました。管理会社によると、排水ポンプが稼働していなかったため水がたまってしまったそうです。
私もはじめびっくりしました。あんなに水が出るんだなってと思って。不安です、それは不安です。
近所の方のこんなコメントからも、都市部での突然の水の出現がいかに珍しいことかがわかりますね。
目黒区の水道水を支えるダム群
目黒区内にはダムがありませんが、私たちが毎日使っている水道水は遠くの立派なダムから来ています。八ッ場ダムの運用開始も、目黒区を含む東京都の水利用に大きく貢献しているんです。
目黒区の水道を支える主要ダム
- 八ッ場ダム:総貯水量約1億750万トンで、利根川上流の大規模ダム
- 相模ダム:神奈川県にある重要な水源
- 小河内ダム:奥多摩にある東京都の主要水源
特に八ッ場ダムは、2019年の台風19号の際に約7500万トンもの水を受け止めて、下流部の被害軽減に大きく貢献しました。目黒区にダムはなくても、こうして遠くのダムが私たちの安全な暮らしを支えてくれているんですね。
目黒区独自の水環境への取り組み
ダムがない分、目黒区では独自の水環境保全に取り組んでいます。雨水浸透設備の拡充や、透水性舗装、雨水浸透桝等の整備を進めることで、下水道への雨水流入を抑制しているんです。
また、合流式下水道の改善対策として、部分分流化も推進されています。大橋地区と上目黒地区では、すでに整備が完了しているそうです。
私たちにできること
目黒区にダムがないからこそ、私たち一人ひとりの水に対する意識が大切になってきます:
- 節水を心がける
- 雨水の有効活用を考える
- 目黒川の清掃活動に参加する
- 水環境について学ぶ機会を持つ
娘と一緒に目黒川沿いを歩くときも、「この水はどこから来てどこへ向かうのかな?」なんて話をしながら歩くと、環境について考えるいいきっかけになりそうです♪
目黒区の未来の水環境
目黒区にダムはありませんが、これからも持続可能な水環境を作っていくための取り組みは続いていきます。気候変動で雨の降り方も変わってきているし、都市部での水循環をどう維持していくかは重要な課題です。
でも、技術の進歩や住民の意識向上で、きっとより良い水環境を作っていけるはず!そんなふうに前向きに考えると、目黒区の水の未来にも希望が見えてきませんか?
実は今度、目黒川沿いの水質改善の取り組みについて、もっと詳しく取材してみたいと思っているんです。きっと知らなかった発見がたくさんありそうで、今からワクワクしています!
水滴石を穿つ – 中国の古いことわざ
小さな一滴の水でも、続けることで大きな変化を生み出せるという意味ですね。目黒区にダムはなくても、私たち一人ひとりの小さな努力が集まれば、きっと素晴らしい水環境を作っていけるはず。みなさんも、今度目黒川を見かけたときは、その水がたどってきた長い旅路に思いを馳せてみてくださいね。


















