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世田谷区の保存樹木制度って何?伐採問題の実態を調査

こんにちは!『ローカログ』世田谷エリア担当ライターのすーちゃんです。皆さんは街を歩いていて「保存樹木」という札がついた大きな木を見かけたことはありませんか?実はボクの住む世田谷区には、約1,700本もの保存樹木があるんです。でも最近、この大切な緑が次々と伐採されているという問題が起きているんですよ。

今回は世田谷区の保存樹木制度について、その仕組みから現在抱えている課題まで、地域に住む一人として詳しく調べてみました。皆さんも一緒に考えてみませんか?

目次

世田谷区の保存樹木制度とは

世田谷区の保存樹木制度は、区が「みどりの基本条例」に基づいて実施している緑地保護の取り組みです。国分寺崖線や河川、湧水、農地や屋敷林など、長い年月をかけて育まれてきた貴重な緑を次の世代に残していくことを目的としています。

指定の基準は明確に定められていて、地上1.5メートルの高さで幹回りが1.2メートル以上、そして樹形が優れているものが対象となります。現在、世田谷区内には約1,700本の保存樹木と約30ヘクタールの保存樹林地が指定されているんです。

指定された樹木の種類も多彩で、ヒマラヤスギ、タイサンボク、ケヤキ、メタセコイヤ、楠、イチョウ、モミジバスズカケノキなど、街の景観を彩る様々な樹種が含まれています。これらの木々は、まさに世田谷区の緑豊かな住環境を象徴する存在なんですね。

所有者への支援制度

保存樹木に指定されると、所有者には区から維持管理の支援が提供されます。具体的には、剪定や手入れなどの管理費用の一部を区が負担してくれるんです。また、万が一枝折れや倒木などで事故が発生した場合に備えて、区が損害賠償保険にも加入してくれます。

ただし、これらの支援は区の予算の範囲内で行われるため、実際の維持管理費用と比べると十分とは言えないのが現状です。例えば、年間の補助金が8,000円程度なのに対し、実際の剪定費用は50万円から60万円かかることもあるそうです。

一方で、指定を受けた所有者には責務も生じます。指定された樹木を将来にわたって適切に保存し、樹木を良好な状態に保つために適宜剪定などの手入れを行う必要があるんです。

保存樹木が抱える深刻な問題

実は、保存樹木に指定されても簡単に解除できてしまうという大きな問題があります。所有者が申請すれば、比較的容易に保存樹木の指定を解除することができるのが現状なんです。

なぜこんなに簡単に解除できるのでしょうか?区の説明によると、「解除のハードルを高くしすぎると、保存樹木に指定したがる所有者が減ってしまうから」というのが理由だそうです。でも、これって本末転倒だと思いませんか?

実際に世田谷区内では、樹齢数十年の立派なケヤキが保存樹木の指定を解除された後、マンション建設のために伐採されるケースが発生しています。近隣住民は「まさか保存樹木が切られるとは思わなかった」と驚きを隠せません。

住民が知らないうちに進む伐採

さらに問題なのは、保存樹木の伐採が住民に十分な説明もなく進められることが多いということです。ある事例では、朝起きたら突然大きなケヤキの木にチェーンソーを持った作業員がよじ登っていて、住民が目を疑ったという話もあります。

マンション建設などの開発に伴う場合、隣接する住民には建築に関する説明義務がありますが、樹木の伐採については詳しく説明されないことが多いんです。関係区域の住民に至っては、4階建てマンションが建つことすら知らされていないケースもありました。

長年地域のシンボルとして親しまれてきた大木が、住民の知らないうちに第三者の手によって伐採されてしまう。これは本当に悲しい現実です。

所有者側の事情も複雑

一方で、樹木の所有者側にも複雑な事情があることを理解する必要があります。大きな樹木の維持管理には相当な費用がかかり、区からの補助金だけでは到底賄えません。また、固定資産税や相続税の負担も重く、土地を手放さざるを得ない状況に追い込まれることもあるんです。

実際に、先祖代々受け継いできた土地の所有者が、税金を払うために土地を民間企業に貸し出すことになり、その条件として古い大木を切らざるを得なかったという事例もあります。これは本当に苦渋の決断だったに違いありません。

また、保存樹木に指定されると、周辺住民の目があるため切りづらくなってしまうという心理的な負担もあります。落葉の処理など、近隣への迷惑を考えると、保存樹木の指定を受けることをためらう所有者も多いのが現実です。

制度改善への取り組みが必要

これらの問題を解決するためには、制度の根本的な見直しが必要だと思います。まず、保存樹木の指定解除について、もう少し慎重な手続きを設けることが重要でしょう。簡単に解除できる現在の仕組みでは、本当の意味での「保存」にはなりません。

また、所有者への支援も充実させる必要があります。維持管理費用の実態に見合った補助金の増額や、税制面での優遇措置なども検討すべきでしょう。さらに、近隣住民との協力体制を築くことで、落葉清掃などの負担を分担することも可能かもしれません。

開発業者に対しても、保存樹木の移植や保存を前提とした建築計画の検討を義務付けるなど、より踏み込んだ対策が求められています。法的拘束力のない現在の制度では、企業の善意に頼るしかないのが現状ですからね。

住民としてできること

ボクたち住民にもできることがあります。まずは、自分の住む地域にどんな保存樹木があるのかを知ることから始めませんか?散歩がてら保存樹木の札を探してみるのも楽しいものです。

そして、保存樹木の所有者の方々への理解と協力も大切です。落葉の季節には清掃を手伝ったり、樹木の美しさを褒めて感謝の気持ちを伝えたりすることで、所有者の方々の負担を少しでも軽くできるかもしれません。

また、開発計画を知った時には、積極的に情報収集し、必要に応じて住民説明会の開催を求めることも重要です。一人ひとりの声は小さくても、みんなで力を合わせれば大きな力になりますからね!

未来の世田谷のために

世田谷区の保存樹木制度は、緑豊かな住環境を守るための大切な取り組みです。でも、現在の制度には多くの課題があることも事実です。行政、所有者、住民、そして開発業者が一体となって、本当に緑を守れる仕組みを作っていく必要があります。

皆さんも、身近な緑について考えてみませんか?大きな木一本一本には、長い歴史と多くの人々の思い出が刻まれています。そんな貴重な緑を次の世代に残していくために、今ボクたちにできることから始めていきましょう♪

思い立ったが吉日!まずは近所の保存樹木を見に行ってみませんか?きっと新しい発見があるはずですよ。

「木を植えた人は、自分がその木陰で休むことはないかもしれない。しかし、それでも木を植えるのだ。」- ウォーレン・バフェット

今日も皆さんにとって素敵な一日になりますように!緑豊かな世田谷で、心も軽やかに過ごしていきましょうね。

投稿時のリサーチ結果に基づいて記事を作成していますが、最新情報は公式サイトも必ずご確認ください

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