こんにちは!『ローカログ』世田谷エリア担当ライターのすーちゃんです。最近、世田谷区内で倒木に関するニュースを耳にすることが増えていませんか?特に等々力渓谷公園の立ち入り禁止が長期化していることで、多くの住民の皆さんが心配されているかと思います。
ボクも世田谷区に住む一人として、この問題は他人事ではありません。今回は世田谷区の倒木事情について、詳しく調査した結果をお伝えしていきますね。
等々力渓谷公園の現状と立ち入り禁止の経緯
東京23区唯一の渓谷として親しまれている等々力渓谷公園ですが、現在も広範囲にわたって立ち入り禁止が続いています。この状況の発端は、2023年7月6日に発生した大規模な倒木事故でした。
当時倒れたのは、高さ約20メートル、直径約45センチのシラカシの木で、谷沢川左岸から遊歩道に向かって倒れ込みました。幸い人的被害はありませんでしたが、この事故を受けて世田谷区は安全確保を最優先に考え、翌日から園内の一部エリアを立ち入り禁止にしたのです。
樹木調査で判明した深刻な状況
倒木事故後、世田谷区は2023年8月から11月にかけて、園内の樹木調査を実施しました。調査対象は谷沢川の利剣の橋先からゴルフ橋までの都市公園区域内で、幹周りが概ね30センチ以上の全樹木708本が対象となりました。
調査結果は想像以上に深刻で、緊急対応が必要な危険木が52本も発見されました。その内訳は剪定が必要な木が6本、伐採が必要な木が46本という状況です。さらに、樹形等が不健全傾向で今後経過観察が必要な樹木も45本確認されています。
開放に向けた取り組みと今後の見通し
世田谷区では2024年度から危険木の剪定・伐採作業を本格的に開始しています。作業は谷沢川下流側の利剣の橋先から上流のゴルフ橋に向かって順次進められており、作業が完了した区域から段階的に立ち入り禁止措置を解除していく予定です。
当初は作業に4年程度かかると想定されていましたが、専門家の意見を踏まえて作業工程を見直した結果、2025年度中には全面的な開放が可能という見通しが発表されました。多くの区民の皆さんが待ち望んでいる朗報ですね!
世田谷区内で発生している倒木の原因
世田谷区で倒木が発生する原因は複数ありますが、主なものを整理してみましょう。まず最も多いのが強風による被害です。台風やゲリラ豪雨などの異常気象が増加している近年、樹木への負荷も大きくなっています。
都市部特有の問題
世田谷区のような都市部では、街路樹特有の問題も深刻です。街路樹は限られたスペースに植えられており、地下にはガス管や水道管が埋設されているため、十分に根を張ることができない場合が多いのです。
また、樹木の老朽化も大きな要因となっています。戦後復興期や高度経済成長期に植えられた街路樹が一斉に老木化を迎えており、「ナラ枯れ」などの病気も進行しています。
気候変動の影響
近年の気候変動も倒木リスクを高めています。長期間の乾燥状態が続いた後に大雨が降ると、樹木の根系が弱くなり、倒木しやすくなります。また、台風の大型化や突発的な強風も、樹木への負荷を増大させています。
住民ができる倒木対策と予防法
皆さんのお庭や周辺の樹木についても、日頃からの観察と適切な管理が重要です。まず定期的な剪定を心がけましょう。枝葉が茂りすぎていると風の抵抗を受けやすくなり、倒木のリスクが高まります。
台風シーズンの準備
6月から10月の台風シーズンには、特に注意が必要です。事前に以下のような対策を行うことで、被害を最小限に抑えることができます。
- 枝葉の剪定で風通しを良くする
- 高さのある樹木の樹高を抑える
- 病気や害虫の早期発見・治療
- 支柱の設置や補強
専門業者への相談も重要
高さのある樹木や老木については、専門業者への相談をおすすめします。世田谷区内には多くの植木業者があり、世田谷区シルバー人材センターでも簡易な剪定作業を行っています。
特に電線に届くほど大きくなった樹木については、緊急性が高いため早急な対応が必要です。倒木が発生してからでは遅いので、予防的な措置を心がけましょう。
倒木事故が発生した場合の対処法
万が一倒木事故が発生した場合は、まず安全確保を最優先に行動してください。倒れた樹木が電線に接触している場合は、絶対に近づかず、すぐに東京電力や消防署に連絡しましょう。
掛かり木の危険性
特に注意が必要なのが「掛かり木」の状態です。これは倒れた樹木が他の木や建物に引っかかって斜めになっている状態で、内部に異常な張力がかかっているため非常に危険です。
自分で処理しようとすると、木が跳ねたり思わぬ方向に動いたりして大事故につながる可能性があります。このような場合は必ず専門業者に依頼してください。
世田谷区の支援制度と相談窓口
世田谷区では住民の皆さんが安全に樹木管理を行えるよう、様々な支援制度を用意しています。高枝切りバサミの貸し出しサービスもその一つで、簡単な剪定作業に活用できます。
近隣トラブルの解決支援
隣家の樹木が自分の敷地にはみ出している場合など、近隣トラブルについても相談窓口があります。まずは直接お隣に相談することが基本ですが、解決が困難な場合は区の弁護士相談も利用できます。
高齢で剪定ができない方については、一緒に手伝うという解決方法もあります。地域のコミュニティを大切にしながら、お互いに協力し合うことが重要ですね。
今後の展望と住民への期待
等々力渓谷公園の全面開放に向けた取り組みは着実に進んでいます。世田谷区では作業費用を集めるため、ふるさと納税制度を活用した寄付の募集も開始予定です。多くの人が安全に楽しく散策できる公園の復活が期待されています。
一方で、世田谷区全体の街路樹管理については長期的な視点での取り組みが必要です。樹木の植え替えや新しい管理手法の導入など、持続可能な緑の街づくりが求められています。
住民の皆さんも、日頃から樹木の状態に関心を持ち、異常を発見した場合は早めに相談することが大切です。みんなで協力して、安全で美しい世田谷区を維持していきましょう♪
本日の名言:「思い立ったが吉日」- 中国の諺
何事も始めるのに遅すぎることはありません。樹木の管理も、気づいた時が行動の時です!

















