こんにちは、『ローカログ』岐阜県担当ライターのよしきです。今回は恵那市にある岐阜県立恵那農業高等学校についてご紹介します。お子さんの進路選びをされている方や、農業系の高校に興味をお持ちの方に向けて、偏差値や倍率、進路状況などを詳しくまとめました。わたし自身、岐阜県内での転勤を何度か経験してきたなかで、地域に根ざした学校の魅力をたくさん見てきました。恵那農業高校もそのひとつ。ぜひ最後までお付き合いください 😊
恵那農業高校とは?学校の基本情報
岐阜県立恵那農業高等学校は、恵那市大井町に位置する公立の農業高校です。JR中央本線の恵那駅から徒歩圏内にあり、通学のしやすさも魅力のひとつ。創立から長い歴史を持ち、地域の農業や産業を支える人材を数多く輩出してきました。
特徴的なのは、1年次には「食の農学科群」と「花と緑の農学科群」という2つの学科群に分かれて学ぶ点です。2年次からはさらに専門性が深まり、4つの学科へと進みます。自分の興味や将来の目標に合わせて、じっくりと進路を考えられる仕組みになっています。
学科構成と学べる内容
1年次は基礎学力の定着と農業の共通科目を学び、2年次から専門分野へ。学科の選択肢は以下のとおりです。
- 食の農学科群:生産科学科、食品科学科
- 花と緑の農学科群:園芸科学科、環境科学科
生産科学科では野菜や果樹の生産を通じて、食料の生産・流通・供給について学びます。食品科学科では食品の製造や成分分析を実践的に学ぶことができます。園芸科学科では草花の生産や活用を通じて、花のある豊かな暮らしについて探求。環境科学科では測量や環境保全に関する知識と技術を身につけられます。
気になる偏差値はどのくらい?
みなさんが気になるのは、やはり偏差値ではないでしょうか。岐阜県立恵那農業高等学校の偏差値は、食の農学科群・花と緑の農学科群ともに41程度となっています。農業系の専門高校としては標準的な水準です。
偏差値だけで学校の良し悪しを判断することはできません。恵那農業高校の魅力は、机上の勉強だけでなく、実際に手を動かして学ぶ「実習」にあります。座学が苦手な生徒でも、体を動かしながら学べる環境が整っているのは大きな強みです。
入試の倍率をチェック!
入試の倍率も進路選びの重要な指標ですよね。令和7年度の第一次選抜における倍率は次のとおりです。
| 学科群 | 募集定員 | 令和7年度倍率 |
|---|---|---|
| 食の農学科群 | 70名 | 1.11倍 |
| 花と緑の農学科群 | 70名 | 0.77倍 |
食の農学科群はやや競争率が高めですが、花と緑の農学科群は定員を下回る年もあり、比較的入りやすい状況です。過去数年の推移を見ても、極端に高い倍率になることは少なく、しっかり対策をすれば十分に合格を狙える学校といえるでしょう。
進学実績と就職実績
恵那農業高校の卒業後の進路は、大きく分けて進学と就職の2つの道があります。特筆すべきは、地元企業への就職率の高さと、大学・専門学校への進学実績の両立です。
進学先の例
農業系の専門高校ながら、四年制大学への進学実績もしっかりあります。国公立では岐阜大学や信州大学、滋賀大学などへの合格者を輩出。私立では名城大学、中部大学、東京農業大学、名古屋学芸大学など、農学系や食品系に強い大学への進学者が多いのが特徴です。岐阜県農業大学校への進学も人気があります。
就職先の例
就職を選ぶ生徒も多く、地元企業から大手企業まで幅広い就職先があります。具体的には次のような企業への就職実績があります。
- JR東海
- トヨタ自動車
- 日本郵便
- 岐阜県森林組合連合会
- 山崎製パン
また、公務員を目指す生徒も一定数おり、林野庁や自衛隊、県職員・市職員として活躍する卒業生もいます。高校3年間で身につけた専門知識と実践力は、社会に出てからも大きな武器になるのです。
充実した進路サポート体制
進路選びに迷うのは当然のこと。恵那農業高校では、1年次から計画的に進路指導を行っています。「一人ひとりの特性に応じた進路実現」をモットーに、きめ細やかなサポートが受けられます。
学年別の主な進路行事
各学年で段階的に進路意識を高める行事が組まれています。
- 1年生:進路講話、職種別ガイダンス、地元企業見学、恵那市内企業説明会、進学相談会
- 2年生:卒業生と語る会、進路希望別ガイダンス、企業・大学見学、恵那市中津川市合同企業説明会
- 3年生:面接指導、履歴書・小論文指導、クレペリン検査、SPI模試
卒業生が直接語る「卒業生と語る会」は、進学・就職のリアルな体験談を聞ける貴重な機会。先輩たちの生の声は、進路を考えるうえで大きなヒントになるはずです。
実習中心のカリキュラムが魅力
農業高校といえば、やはり実習の充実度が気になるところ。恵那農業高校では週に4時間、実際に畑や施設で手を動かす実習時間が設けられています。野菜や果樹の栽培、草花の育成、食品の加工・製造、測量など、学科によってさまざまな体験ができます。
在校生からは「丸1日座って授業を受けるのが苦手だったけど、実習があるから楽しく通える」という声も。普通科では味わえない、農業高校ならではの学びがここにあります。
地域と連携した特色ある活動
恵那農業高校では、地域との連携活動も盛んです。たとえば食品科学科では、恵那市農政課や学校給食センターと協力してメニュー開発を行い、実際に学校給食として採用された実績もあります。地元小学校との交流授業なども行われており、学んだことを地域に還元する姿勢が培われます。
生産科学科では、果樹部門のナシでJGAP認証を取得しています。さらに、高校生として初めて「栗剪定ヘルパー」に認定された生徒もいるなど、専門性の高い技術が身につく環境が整っています。
学校生活の雰囲気は?
高校選びでは、学校の雰囲気も大切なポイントですよね。恵那農業高校は、先生や先輩がフレンドリーで、安心して通える環境が整っています。「いじめは絶対に許さない」という姿勢が徹底されており、生徒同士のトラブルも少ないと評判です。
行事やイベントも多く、青春を楽しみたい生徒にはぴったり。部活動も軟式野球部、バドミントン部、バレーボール部、バスケットボール部、スケート部など多彩な選択肢があります。勉強だけでなく、部活動にも打ち込みたい生徒にとって、充実した3年間を過ごせる環境が整っています。
どんな生徒に向いている学校?
恵那農業高校は、こんな中学生におすすめです。
- 座学よりも体を動かす学びが好きな人
- 食や農業、環境に興味がある人
- 将来、地元で働きたいと考えている人
- 専門的な資格や技術を高校で身につけたい人
- 実践的な経験を積んで社会で即戦力になりたい人
もちろん、進学を目指す生徒にも対応したカリキュラムがあります。自分の興味や将来の目標に合わせて、柔軟に進路を選べるのが魅力です。
アクセス・基本情報
最後に、学校へのアクセスと基本情報をまとめておきます。
| 学校名 | 岐阜県立恵那農業高等学校 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県恵那市大井町2625-17 |
| 最寄り駅 | JR中央本線 恵那駅 |
| 電話番号 | 0573-26-1251 |
恵那駅からは徒歩でアクセス可能。自然豊かな環境のなかで、のびのびと学ぶことができます。オープンスクールや学校説明会も開催されていますので、実際に足を運んで雰囲気を確かめてみてください 🌱
まとめにかえて
岐阜県立恵那農業高等学校は、偏差値や倍率だけでは測れない魅力がたくさん詰まった学校です。実習中心のカリキュラム、地域との連携活動、そして進学・就職どちらにも対応できる進路サポート。「考える前にまず試す」というわたしの座右の銘にも通じるような、実践を大切にする校風があります。お子さんの進路選びの参考になれば嬉しいです。
本日の名言
「人生とは自分を見つけることではない。人生とは自分を創ることである。」
― ジョージ・バーナード・ショー
進路選びは、まさに「自分を創る」第一歩。どんな選択をしても、その先で努力を重ねれば、きっと素敵な未来が待っています。恵那農業高校での3年間が、みなさんにとってかけがえのない時間になりますように 🍀

















