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越前市のお祭り一覧|菊人形から花火大会まで年間イベント紹介

こんにちは。『ローカログ』福井県担当ライターのれんじです。福井市で小さな印刷工房を営みながら、北陸の魅力を発信しています。今回は、越前市のお祭りを一覧でご紹介したいと思います。

みなさんは、越前市にどんなお祭りがあるかご存じでしょうか。実は越前市では、一年を通してさまざまなまつりや伝統行事が行われているんです。継体天皇ゆかりの歴史ある神事から、約1万4000発の花火が夜空を彩る夏祭りまで、その魅力は実に多彩。今日は、季節ごとの見どころをたっぷりお伝えしますね。

目次

新年を寿ぐ伝統芸能「越前万歳初舞」

越前市の祭り暦は、元日の「越前万歳初舞」から幕を開けます。この越前万歳は、日本三大古典万歳のひとつに数えられる格式高い郷土芸能なんです。国の重要無形民俗文化財にも指定されていて、その歴史は約1500年ともいわれています。

毎年1月1日、越前市池泉町にある味真野神社で初舞が奉納されます。味真野神社は、かつて継体天皇が大阪の樟葉宮に移られる前の御所跡とされる由緒ある場所。新年を祝い、繁栄を願うおめでたい歌詞を歌い舞う姿は、新春にふさわしい清々しさがあります。

わたし自身、金沢出身で北陸各地の正月行事を見てきましたが、越前万歳の荘厳さには心を打たれました。元日に訪れれば、新しい年の始まりにふさわしい体験ができますよ。

冬の伝統行事「ごぼう講」と「蓬莱祀」

約300年続く「惣田十七日講(ごぼう講)」

毎年2月17日、越前市の国中町で「惣田正月十七日講」が行われます。山盛りのごぼうを食べることから、地元では「ごぼう講」と親しまれているんです。約300年もの歴史があり、その年の宿主となった家で開催されます。

この行事の起源は、かつて貢租の重圧をはねのけるために村人同士が団結を強めたことにあるそうです。地域の絆を象徴する、温かみのある伝統行事ですね。

継体天皇ゆかりの「蓬莱祀(おらいし)」

2月11日には「蓬莱祀」が行われます。約1500年前、越前市ゆかりの継体天皇の即位を祝い、三里山(蓬莱山)を模した山車を飾って五穀豊穣と国家安全を祈ったのが始まりとされています。

式典と山車の引き回しが見どころで、古代のロマンを感じられる貴重な機会です。歴史好きな方にはたまらない行事ではないでしょうか。

春を告げる「あじまの万葉まつり」と「神と紙のまつり」

古代衣装で練り歩く「あじまの万葉まつり」

毎年5月3日から4日にかけて、万葉の里味真野苑を中心に「あじまの万葉まつり」が開催されます。万葉中学生をはじめ地元住民が古代衣装に身を包み、雅楽の優雅な音色に合わせて厳かに練り歩く姿は、まるでタイムスリップしたかのよう。

会場では地場産品の販売や万葉大茶会、バンド演奏、和太鼓、万葉相聞歌朗唱など多彩なイベントが繰り広げられます。ゴールデンウィークのお出かけ先としてもおすすめですよ。

紙の神様に感謝を捧げる「神と紙のまつり」

「神と紙のまつり」は、約1500年前に紙漉きの技術を伝えたとされる紙祖神・川上御前を祀る岡太神社・大瀧神社の春例祭です。毎年5月3日から5日までの3日間にわたり、盛大に執り行われます。

見どころは複数あります。

  • 神輿に移されたご神体が山から下りてくる初日の神事「お下り」
  • 五箇地区の神社をまわる5月5日の渡り神輿を引き留める「揉み合い」
  • 松明の火をかかげながらご神体を山の上にお送りする「お上がり」

和紙の里通りでは越前和紙の特売市が開かれ、様々な屋台や特産品のバザーも軒を並べます。越前和紙は日本を代表する伝統工芸品。その歴史に触れる絶好の機会です。

夏の風物詩「みたま祭り」と「サマーフェスティバル」

幻想的な光に包まれる「みたま祭り」

毎年7月15日、金剛院で「みたま祭り」が行われます。境内に6000本ものろうそくが置かれる様子は、言葉にできないほど幻想的。七夕飾りのお焚きあげや「地獄図絵」の展示も行われ、夏の夜にふさわしい静謐な時間が流れます。

県内最大級の花火が夜空を彩る「越前市サマーフェスティバル」

越前市最大の夏祭りといえば、8月中旬に開催される「越前市サマーフェスティバル」です。2025年は8月14日と15日の2日間にわたり、武生中央公園を中心に盛大に開催されました。

ふるさと祭りでは、サンバカーニバルやふるさと踊り、大型遊具、ワールドフードエリアなど、子どもから大人まで楽しめるコンテンツが盛りだくさん。ステージイベントも充実していて、まさに「ワクワク・わいわい」の雰囲気です。

そして最大の見どころは、8月15日に日野川河川敷で打ち上げられる花火大会。約1万4000発もの花火が夜空を彩り、その迫力は圧巻です。背景には雄大な村国山がそびえ、花火の爆音が山に反響して大迫力。スターマインを中心に、ワイドに幅広い花火が宙を舞います。

例年約3万人が訪れるこの花火大会。2025年で20回目を迎え、越前市の夏の風物詩としてすっかり定着しています。

神秘的な神事「鬼ヶ嶽火祭り」

同じく8月15日の夕方には、「鬼ヶ嶽火祭り」が行われます。松明をかかげた行列が大虫神社を出発し、鬼ヶ嶽を登っていく神事です。

鬼ヶ嶽はもともと「丹生ヶ嶽」と呼ばれていましたが、山腹に白い鬼女が住みついて村人を襲っていたところを、村の若者たちが退治したことから「鬼ヶ嶽」と呼ばれるようになったという伝説が残っています。松明の灯りが山道を照らす様子は、夏の夜に神秘的な趣を添えてくれます。

実りの秋を彩る「総社めおとみこし」と「獅子返し」

男女で担ぐ「総社めおとみこし」

毎年9月中旬、総社大神宮例祭のメインイベントとして「総社めおとみこし」が開催されます。みこしが始まった明治5年当初は男衆だけが担いでいましたが、平成5年にまちおこしの一環として女性が担ぐ「姫みこし」を実施。以降「男みこし・姫みこし」として行われてきました。

参加者の減少から現在は「めおとみこし」に形を変えて引き継がれています。時代に合わせて変化しながらも伝統を守り続ける姿勢に、地域の方々の想いを感じますね。

勇壮な「獅子返し」

9月下旬から10月上旬にかけて、村の若衆が獅子頭を持って村役や新築の家を訪れ、勇壮な獅子舞を舞う「獅子返し」が行われます。開催される地区は以下のとおりです。

  • 南中山地区:野岡町・山室町・東庄境町・赤坂町・国中町・中津山町
  • 服間地区:朽飯町・室谷町
  • 岡本地区:南坂下町

各地区の村祭りで開催されるこの行事は、地域に根ざした秋の風物詩として大切に受け継がれています。

秋の一大イベント「たけふ菊人形」

越前市の秋を代表するイベントといえば、「たけふ菊人形」を忘れてはなりません。毎年10月上旬から11月上旬にかけて、武生中央公園で開催される日本最大級の菊人形展です。

会場内には約2万株もの菊花が咲き誇り、甘い菊の香りが漂います。2025年は第74回を迎え、テーマは「菊花でつなぐ HAPPINESS STORY ~おとぎの世界と仲間たち~」。白雪姫やピーター・パン、雪の女王など人気の童話をベースとした菊人形が展示されました。

開催期間2025年10月10日(金)~11月9日(日)
開催時間9:00~17:00
会場越前市武生中央公園(福井県越前市高瀬2丁目)
休園日10月23日(木)

越前市は2025年に市制20周年を迎え、お祝い感のある展示内容となっています。北陸の秋の風物詩として、毎年多くの方が訪れる人気イベントです。

芸術と文化の祭典「武生国際音楽祭」と「千年未来工藝祭」

世界の音楽家が集う「武生国際音楽祭」

毎年9月上旬頃、約1週間にわたって「武生国際音楽祭」が開催されます。世界で活躍する音楽家の演奏を間近で聴ける貴重な機会です。

メイン会場の越前市文化センターだけでなく、寺社仏閣などでも演奏会が開かれ、まちなかに音楽が響きわたります。クラシック音楽ファンにはたまらない祭典ですね。

職人の技と人柄に触れる「千年未来工藝祭」

全国各地からさまざまな職人が越前市に集結する「千年未来工藝祭」も見逃せません。手仕事の技や製品、そして職人さんの人柄にふれながら、工芸を身近に感じてもらい、次世代への継承を目指すイベントです。

越前和紙や越前打刃物など、越前市には誇るべき伝統工芸が数多くあります。その魅力を体感できる貴重な機会として、年々注目度が高まっています。

越前市のお祭りを楽しむポイント

ここまで越前市のお祭りを一覧でご紹介してきましたが、これだけ多彩な行事があることに驚かれた方も多いのではないでしょうか。最後に、お祭りを楽しむためのポイントをまとめておきますね。

  • 春(5月)のゴールデンウィークは「あじまの万葉まつり」と「神と紙のまつり」が重なり、見どころ満載
  • 夏(8月中旬)の「サマーフェスティバル」は花火大会を中心に最も賑わう時期
  • 秋(10月~11月)は「たけふ菊人形」で約2万株の菊花を堪能できる
  • 冬から春にかけては伝統行事が多く、地域の歴史と文化に触れられる

越前市は、継体天皇ゆかりの歴史と、越前和紙に代表される伝統工芸の町。その土地に根ざした祭りには、地域の方々の想いがぎゅっと詰まっています。ぜひ一度足を運んで、越前市の魅力を肌で感じてみてください。

それでは、今日の名言をお届けします。

「伝統とは火を守ることであり、灰を崇拝することではない」― グスタフ・マーラー

越前市のお祭りは、まさにこの言葉のとおり、先人たちが灯した火を絶やすことなく、時代に合わせて形を変えながら受け継がれてきました。灰を守るのではなく、火を守る。その精神が、1500年もの歴史を持つ伝統行事を今に伝えているのだと思います。みなさんも越前市で、その「火」を感じてみてはいかがでしょうか。きっと心があたたまる体験ができるはずです。

投稿時のリサーチ結果に基づいて記事を作成していますが、最新情報は公式サイトも必ずご確認ください

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