こんにちは、『ローカログ』石川県担当ライターのこはねです♪ 能登半島の北部に位置する輪島市は、歴史ある祭礼が数多く残る地域として知られています。輪島市のお祭りを一覧でチェックしたいと思っている方、けっこう多いのではないでしょうか?
実はわたしも輪島のお祭りの魅力にすっかり惹かれているひとりです。夏から秋にかけて、能登地方ではあちこちでキリコ祭りが行われ、地域のみなさんの熱気がまちじゅうに広がります。今回は、輪島市で楽しめるお祭りの数々を、季節ごとにご紹介していきますね。
輪島大祭|輪島市最大規模の夏祭り
輪島大祭は、輪島市中心部の4つの地区で行われる夏祭りの総称で、毎年8月22日から25日にかけて開催されます。海士町の奥津比咩神社、河井町の重蔵神社、鳳至町の住吉神社、輪島崎町の輪島前神社と、それぞれの神社で連日にわたって祭礼が執り行われます。
この4日間、輪島の街はむせかえるような熱気に包まれるんです。総漆塗りの豪華なキリコが巡行する姿は、漆の里・輪島ならではの光景ですよね。
奥津比咩神社大祭(8月22日)
トップバッターを飾るのは、海士町で行われる奥津比咩神社の祭礼。神輿を担ぐのは、顔に紅を塗りカラフルな腰巻をつけて女装した若者たちという、ちょっとユニークなスタイルです。夕方になると袖ヶ浜で神輿が海に入り、浜側から子どもたちが手綱を引っぱります。このやりとりが長引くほど豊漁になるといわれているそうですよ。
重蔵神社大祭(8月23日)
河井町で行われる重蔵神社の祭礼では、蒔絵や青貝の装飾が施された「奴提灯」が見どころのひとつ。キリコの明かりに照らされて、いっそう美しく輝きます。松明神事では大松明の周りを神輿が3周し、倒れると御幣をめぐって激しい奪い合いが始まります。
住吉神社大祭(8月24日)
鳳至町の住吉神社大祭では、輪島川の三角州で松明神事が行われます。橋の上をキリコが一気に走り出す姿は、なんとも豪快!天狗や般若の面をつけた打ち手が激しく打ち鳴らす「御神事太鼓」が神輿を先導します。
輪島前神社大祭(8月25日)
フィナーレを飾るのは輪島崎町の輪島前神社。大漁と海上安全を願う鯛の形をした神輿が、町内の細い通りを勢いよく駆け抜けていきます。港には大漁旗を掲げた漁船が並び、お祭りムードを盛り上げてくれますよ。
夏に行われる輪島市のお祭り一覧
輪島大祭以外にも、夏には見逃せないお祭りがたくさんあります。それぞれに個性があって、どれも足を運んでみたくなりますね。
剱地八幡神社大祭(おさよまつり)
7月の「海の日」直前の土曜・日曜に、門前町剱地で開催されます。地元では「おさよまつり」の愛称で親しまれており、勇壮なキリコが練り歩く姿を見ることができます。
水無月祭り
毎年7月30日・31日に行われる水無月祭りは、輪島市内で行われる夏祭りのひとつ。夜空に映えるキリコの灯りが、なんとも幻想的な雰囲気を醸し出します。
名舟大祭
7月31日と8月1日に開催される名舟大祭は、御陣乗太鼓(ごじんじょだいこ)で全国的にも有名なお祭りです。鬼のような面をつけた打ち手が激しく太鼓を叩く姿は、一度見たら忘れられない迫力がありますよ。
曽々木大祭
8月17日・18日に行われる曽々木大祭は、奥能登の風情をたっぷり味わえるお祭りです。海沿いの景勝地・曽々木海岸のそばで行われるため、ロケーションも抜群ですね。
門前地区で受け継がれる伝統のお祭り
輪島市門前町エリアにも、古くから伝わる祭礼がいくつもあります。能登の山あいの静かな雰囲気の中で行われるお祭りには、どこか懐かしさを感じます。
皆月山王祭
門前町皆月地区で行われる皆月山王祭は、地域の人々によって大切に守られてきた祭礼です。素朴であたたかい雰囲気が魅力で、地元の方々との交流も楽しめます。
黒島天領祭
江戸時代に天領(幕府直轄地)だった黒島地区で行われるお祭りで、歴史の重みを感じさせます。北前船の寄港地として栄えた当時の面影が残る町並みも見どころです。
門前祭り(ごうらい祭り)
曹洞宗の大本山・總持寺祖院のおひざもとで行われる門前祭りは、地元では「ごうらい祭り」とも呼ばれています。厳かな雰囲気と祭りの華やかさが融合した、独特の魅力があります。
フキノト祭り・道下祭り
春先に行われるフキノト祭りや、「とうげまつり」の愛称で知られる道下祭りなど、門前地区には季節ごとの祭礼が点在しています。どれも地域に根ざした素朴なお祭りばかりです。
輪島市の季節を彩るイベント
伝統的な祭礼だけでなく、輪島市では季節ごとにさまざまなイベントも開催されています。地元の味覚や工芸品を楽しめる機会も多いんですよ。
輪島市民まつり
2025年は6月7日・8日の2日間にわたって開催された輪島市民まつり。マリンタウン会場と總持寺会場の2か所で、ステージイベントやキリコ展示、飲食・物販ブースなど盛りだくさんの内容でした。令和6年能登半島地震からの復興への希望を紡ぐ目的もあり、地域の絆を深める大切な機会となっています。
輪島かにまつり
冬の味覚を満喫できる「輪島かにまつり」は、毎年11月に開催されるイベントです。新鮮なカニの食べ放題が楽しめるとあって、県内外からたくさんの人が訪れます。
輪島あえの風冬まつり
冬の輪島を盛り上げる「輪島あえの風冬まつり」では、輪島の伝統工芸や冬の味覚をたっぷり堪能できます。寒い季節だからこそ感じられる、能登のあたたかいおもてなしが魅力ですね。
わじま里山里海まつり
夏に開催される「わじま里山里海まつり」は、能登の豊かな自然の恵みをテーマにしたイベントです。海の幸も山の幸も楽しめる、輪島ならではの催しとなっています。
輪島市のお祭りを楽しむポイント
輪島市のお祭りを訪れるなら、いくつか知っておきたいポイントがあります。事前にチェックしておくと、より充実した時間を過ごせますよ。
まず、キリコ祭りは夕方から夜にかけてが本番です。昼間は比較的静かでも、日が傾き始めると一気に熱気が高まります。カメラ好きの方は、夕暮れ時の撮影がおすすめ。わたしも学生時代は写真部だったので、フィルムカメラで撮りたくなる瞬間がたくさんあります♪
また、お祭りの時期は宿泊施設が混み合うことも。早めの予約を心がけてくださいね。輪島朝市とセットで楽しむプランも人気です。
能登のキリコ祭りは日本遺産に認定
能登地方で行われるキリコ祭りは、「灯り舞う半島 能登~熱狂のキリコ祭り~」として日本遺産に認定されています。江戸時代から連綿と続くこの祭りは、能登の人々の暮らしと深く結びついてきました。
輪島大祭の総漆塗りキリコはもちろん、各地区で受け継がれてきたキリコには、それぞれの地域の歴史や想いが込められています。担ぎ棒の構造ひとつをとっても、先人の知恵と技術が詰まっているんですよ。
輪島市のお祭り一覧|開催時期まとめ
輪島市で開催される主なお祭りの時期をまとめておきますね。お出かけの参考にしてください😊
- 剱地八幡神社大祭:7月「海の日」直前の土・日曜日
- 水無月祭り:7月30日・31日
- 名舟大祭:7月31日・8月1日
- 曽々木大祭:8月17日・18日
- 輪島大祭:8月22日~25日
- 輪島市民まつり:6月上旬
- 輪島かにまつり:11月
- 輪島あえの風冬まつり:冬季
開催日は年によって変更になる場合もあるので、お出かけ前に最新情報をチェックしてくださいね。
今日の名言
「祭りとは、日常を忘れて神と人とが一体となる時間である」
― 折口信夫(民俗学者)
輪島市のお祭りには、地域の人々が大切に守り継いできた歴史と想いがぎゅっと詰まっています。能登半島地震からの復興を願いながら、これからもお祭りの灯りが輝き続けることを心から願っています。みなさんもぜひ、輪島のお祭りを訪れて、その熱気と感動を体験してみてくださいね🌸


















