こんにちは、『ローカログ』三重県担当ライターのとわです♪ 今日は志摩市のお祭りについてお話しさせてくださいね。みなさん、志摩市って一年を通じてこんなにたくさんのお祭りが開催されているってご存じでしたか?
三重県伊勢市出身のわたしも、志摩のお祭りの豊かさにはいつも驚かされます。海と山に囲まれた志摩市ならではの、伝統的な祭事から地域の絆を感じるイベントまで、本当にバラエティ豊かなんですよ。
初夏を彩る海の幸への感謝祭
志摩市のお祭りといえば、やっぱり6月が特別な季節です。6月第1土曜日に開催される伊勢えび祭は、志摩の初夏を代表するイベントなんですよ。海の幸への感謝と豊漁を願って行われるこのお祭りでは、巨大な伊勢えびのみこしが町を練り歩く光景が圧巻♪
「じゃこっぺ踊り」のコンテストも開催されて、軽快なリズムに合わせて踊る姿は見ているだけで元気をもらえます。夕方からは約千人以上もの踊り連が参加する道中踊りが始まって、観客も一緒になって総踊り! クライマックスの花火が夜空を彩る頃には、もう心がほっこりあたたかくなっているはずです。
日本三大御田植祭のひとつ
6月24日には国の重要無形民俗文化財に指定されている伊雑宮御田植祭が行われます。千葉県の香取神宮、大阪の住吉大社と並ぶ日本三大御田植祭のひとつなんですよ。地元では親しみを込めて「おみた」と呼ばれているこの祭りは、平安時代の古式ゆかしい衣装をまとった人々が田植えを行う様子が本当に美しいんです。
特に見どころは「竹取神事」。御田の中心に向かって青竹を倒すと、近郷漁村の青年たちが下帯姿になって竹の奪い合いを繰り広げます。この竹を持ち帰って船霊に祭ると、大漁満足や海上安全のお守りになるという信仰があるんですよ。
準備段階から楽しめる大訓式
実は6月22日には、本番さながらの総練習である「大訓式」が行われるんです。衣装を着けた役人たちの練習風景を見学できるのも、このお祭りの魅力のひとつ。伝統を守り続ける地域の方々の真剣な姿に、胸がじんわりあたたかくなります。
夏の奇祭・潮かけ祭り
約800年の伝統を誇る潮かけ祭りは、旧暦6月1日(新暦では7月下旬頃)に開催される志摩市を代表する奇祭です。和具の八雲神社から大島の祠へ、女神である市岐島姫命が年に一度里帰りすることを祝うお祭りなんですよ。
海上安全と大漁を祈願する神事のあと、和具漁港の湾内で海女さんや漁師さんたちが入り乱れて、船上から激しく海水を掛け合う様子はまさに圧巻! この潮を受けると家内安全・無病息災になるという信仰があって、地元の方々だけでなく観光客の方も一緒になって楽しめるんです。朝から夜まで、みこしや太鼓、音楽ステージなども開催されて一日中にぎわいますよ♪
秋を彩る伝統行事
秋になると、志摩市のお祭りはさらに多彩になります。9月の申の日に開催されるわらじ祭りは、三重県の無形文化財に指定されている貴重な伝統行事。村を荒らす巨人ダンダラボッチを村人たちが大わらじを造って見せて退散させたという言い伝えに由来しているんですよ。
長さ3メートル、幅1.2メートルもある大わらじを5人の稚児が舞った後、海上の安全と大漁を祈願して沖合いへ流す光景は、のびのびとした地域の結びつきを感じさせてくれます。神輿や踊り子道中、夜には花火大会も開催されて、祭りの雰囲気を盛り上げてくれるんです。
400年の歴史を持つ人形芝居
9月の第2土曜日と日曜日には、国指定重要無形民俗文化財である安乗の人形芝居が安乗神社境内の舞台で上演されます。約400年以上にわたって伝承されてきた伝統芸能で、喜怒哀楽の表現が素朴で大胆、野趣に富んでいるのが特徴なんですよ。
三番叟人形は三体あって、地元では「サンバツサン」と呼び慣わされています。皇大神宮、春日大社、八幡神社を表敬するものと信じられていて、漁民の方々から深い尊崇を集めているんです。
秋祭りのにぎわい
10月には豊年・大漁・安全を祈願するええじゃんか祭りが開催されます。志摩市5大祭りのひとつで、平成7年に誕生した比較的新しいお祭りなんですよ。「ええこと」が続きますようにという願いを込めて、ノリの良い「ええじゃんか囃子」に合わせた踊りのコンテストが行われるんです。
高額な賞金も用意されているので、ダンスや踊りをされている方にはぜひ参加していただきたいイベント! グルメ屋台や縁日、フリーマーケットにワークショップなど、子どもからご年配の方まで楽しめる内容が盛りだくさんです。イベント終盤には迫力満点の花火も打ち上げられて、一日中のびのび楽しめますよ♪
年間を通じて楽しめる石神さんの祭事
「一生のうちに一事は必ず願い事を叶えてくださる石神さん」として知られる石神さんでは、年間を通じてさまざまな祭事が行われています。春祭は4月8日、秋祭は10月8日、そして正月には初祈祷が開催されるんですよ。
もともと渦見潟地方の住民が大願心を起こして建立した天照山円城寺が始まりで、境内鎮めの主神として天満大自在天神を歓請したのが由来なんです。春夏秋冬、それぞれの風景に恵まれた場所なので、季節ごとに訪れるのも素敵ですよね。
新年を祝う伝統行事
志摩市では新年を迎える行事も特徴的なんですよ。元旦の午前0時から始まる「アタラシキ」は、船頭が紋付袴と白足袋姿で日の丸の扇子を持ち、新年の祝詞を唱える伝統行事。その後「トトツリアイ」と呼ばれる行事で、火の粉を跳ね上げて大漁を祈願するんです。火が高く舞い上がった方がその年は大漁すると言われていて、漁師さんたちの熱気がじんわり伝わってきます。
伊勢神宮の別宮である伊雑宮でも初詣でにぎわい、元旦の午前中は伊雑宮奉賛会による御神酒や甘酒のふるまいも行われるんですよ。
その他の注目行事
志摩市には他にもたくさんの魅力的なお祭りがあります。漁業と商売の神様として信仰を集める片田稲荷神社の例大祭、包丁を用いずに魚を料理する「盤の魚行事」が行われる「まなばし」、海女さんが白い磯着姿で伊勢神宮へあわびとさざえを奉納する行事など、海と共に生きる志摩市ならではの伝統が息づいているんです。
真珠のふるさと英虞湾の賢島では、真珠の誕生とともに一生を終えるアコヤ貝の供養祭も行われています。真珠養殖界の振興を祈願するこの行事では、賢島港に真珠母貝や真珠珠の放生を行うんですよ。志摩らしい産業と結びついた祭事も多いんですね。
志摩のお祭りカレンダー
志摩市のお祭りは本当に多様で、それぞれに地域の歴史や文化、人々の祈りが込められています。ほっこりとした気持ちになれる地域密着型のお祭りから、国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統行事まで、一年を通じてさまざまな形で楽しむことができるんです。
みなさんも、志摩市のお祭りに足を運んでみませんか? 地元の方々のあたたかさや、受け継がれてきた伝統の重みを肌で感じられる貴重な機会になると思います。わたしも息子と一緒に訪れた時、踊りの輪に加わって楽しんだ思い出がありますよ♪
お祭りを訪れる際のポイント
お祭りに参加する際は、開催日が旧暦や特定の日(申の日など)に基づいているものもあるので、事前に確認するのがおすすめです。また、駐車場が混雑することも多いので、公共交通機関の利用も検討してみてくださいね。地域の方々が大切に守ってきた伝統を尊重しながら、楽しい時間を過ごしていただけたらと思います。
「伝統とは、火を守ることであり、灰を崇拝することではない」
― グスタフ・マーラー
志摩市の豊かな祭事は、まさに先人たちが守り続けてきた「火」そのもの。その灯火は今も地域の人々の心の中で明るく燃え続けているんです。みなさんも、その温もりをぜひ感じに来てくださいね。きっと心がふわっと軽くなる、素敵な出会いが待っていると思います♪


















