こんにちは!『ローカログ』鹿児島担当ライターのたけはるです。みなさん、鹿児島県の南西部に位置する南さつま市って、実はお祭りがとても盛んな地域だとご存知でしたか?
加世田、金峰、笠沙、大浦、坊津という5つの地区が集まったこの街には、年間を通じて数多くの祭りや伝統行事が受け継がれています。今回は南さつま市のお祭りを一覧でご紹介しますので、ぜひお出かけの参考にしてくださいね。
南さつま市ってどんなところ?
南さつま市は、日本三大砂丘のひとつに数えられる吹上浜や、リアス式海岸が美しい坊津など、豊かな自然に恵まれたエリアです。古くから海上交易の拠点として栄え、鑑真和上が上陸した歴史ある土地としても知られています。
地域ごとに独自の文化が育まれてきたため、祭りや伝統芸能もバラエティ豊か。わたしも何度か足を運んでいますが、訪れるたびに新しい発見があってワクワクします。
春のお祭り(3月〜5月)
吹上浜砂の祭典
毎年ゴールデンウィークに開催される「吹上浜砂の祭典」は、南さつま市を代表する一大イベントです。砂と水だけで作られた迫力満点の砂像が立ち並び、全国から多くの観光客が訪れます。
2025年は市制施行20周年を記念し、「砂さんぽ~ようこそ!おとぎの国へ~」をテーマに開催されました。童話の世界を再現した砂像は、お子さんから大人まで楽しめる内容になっています。
お田植え踊り
4月に金峰町の尾下南方神社で奉納される「お田植え踊り」は、五穀豊穣を祈る伝統行事です。農作業の所作を取り入れた踊りは素朴であたたかみがあり、地域の人々の暮らしに根ざした文化を感じられます。
唐カラ船まつり
5月の端午の節句に坊津町泊地区で行われる「唐カラ船まつり」。かつての海上交易の歴史を今に伝えるお祭りで、華やかな船が港を彩ります。
夏のお祭り(7月〜8月)
竹田神社夏祭り
毎年7月23日に加世田の竹田神社で開催される夏祭りは、400年以上の歴史を誇る伝統行事です。島津忠良(日新公)を祀る神社で行われ、県指定無形文化財の「水車からくり」や「士踊り」が奉納されます。
境内には「日新公いろは歌」の石碑が並ぶ「いにしへの道」があり、散策にもぴったり。歴史好きの方にはたまらないスポットですね。
ヨッカブイ(高橋十八度踊り)
金峰町高橋地区に300年以上伝わる奇祭「ヨッカブイ」は、国選択無形民俗文化財に指定されています。シュロの皮を頭にかぶった「大ガラッパ(河童)」たちが集落を練り歩く光景は、一度見たら忘れられないインパクトがあります。
水害が多かったこの地域で水難除けの行事として始まったとされ、毎年8月22日に玉手神社周辺で行われてきました。ただ、担い手不足により2025年をもって従来の形式での開催が休止となり、地域の方々の想いがじんわりと伝わってきます。
金峰ふるさと夏まつり・大坂納涼祭
8月には金峰地区で「金峰ふるさと夏まつり」や「金峰2000年橋 大坂納涼祭」が開催されます。地元の方々が集まる和やかな雰囲気の中、夏の夜を楽しめるイベントです。
日本の原風景「薩摩・坊津」岬まつり
坊津町の夏の風物詩といえば「岬まつり」。美しい海と歴史ある港町を舞台に、地元の人々と観光客が一体となって盛り上がります。夕暮れの海を眺めながら過ごす時間は格別ですよ。
その他の夏祭り
夏にはこのほかにも多彩なお祭りが開催されます。
- 久志太鼓踊り(坊津町久志)
- 加世田ゆめぴか本町七夕まつり
- 星ふる岬の夏祭り(笠沙恵比寿)
- 太鼓踊り(大浦町永田)
秋のお祭り(9月〜11月)
南さつまフェスタふるさと総踊り
9月に加世田のゆめぴか本町通りで開催される「南さつまフェスタふるさと総踊り」は、市民総出の踊りの祭典です。2025年は市制施行20周年記念として盛大に開催されました。
坊津の十五夜行事
坊津地区に伝わる十五夜行事は、地域ごとに特色があり見どころ満載です。泊地区の「十五夜踊り」、鳥越地区の「ドントセ」、上之坊地区の「火とぼし」など、満月の夜に収穫への感謝を捧げる伝統的な行事が各地で行われます。
綱引きや相撲、集落を練り歩く「すじ廻り」など、昔ながらの風習が色濃く残っていて、ふるさとの原風景に出会えるような気持ちになれますね。
津貫豊祭太鼓踊り
10月に加世田の天御中主神社で奉納される「津貫豊祭太鼓踊り」は、力強い太鼓の音色と勇壮な踊りが特徴です。秋の収穫を祝う地域の大切な行事として受け継がれています。
坊ほぜどん(十二冠女)
坊津町坊地区で行われる「坊ほぜどん」は、女性たちが華やかな衣装をまとって練り歩く独特の祭りです。「十二冠女」とも呼ばれ、地域の伝統文化を今に伝えています。
大浦まつり・マリンランド笠沙フェスタ
秋には各地域でにぎやかなお祭りが続きます。
- 大浦まつり…ステージショーや餅まき、花火など盛りだくさん
- マリンランド笠沙フェスタ…海の幸を楽しめる笠沙地区のイベント
- 秋目わくわく祭り…坊津町秋目港で開催される人気イベント
- 笠沙アートフェスティバル…笠沙美術館を舞台にしたアートの祭典
金峰ふるさと産業まつり
11月に道の駅きんぽう木花館で開催される「金峰ふるさと産業まつり」は、地元の特産品が勢ぞろいする秋の収穫祭です。神村学園吹奏楽部の演奏やバナナの叩き売りなど、楽しい催しが盛りだくさん。家族連れにもおすすめのイベントですよ。
冬のお祭り(12月〜2月)
かせだ歳の市
12月に加世田で開催される「かせだ歳の市」は、年末の風物詩として親しまれています。新年を迎える準備をしながら、地域の活気を感じられる市です。
大木場山神祭(やまんかん)
大浦町大木場地区の大山祗神社で行われる「山神祭」は、山の神に感謝を捧げる伝統行事です。地域の暮らしと自然への敬意が感じられる厳かな雰囲気があります。
鑑真大和上の遺徳を偲ぶ集い
12月に坊津町秋目で開催されるこの行事は、日本に仏教を伝えた鑑真和上が上陸した地として、その功績を称えるものです。歴史のロマンを感じられる貴重な機会ですね。
鬼火焚き
1月には金峰町白川地区などで「鬼火焚き」が行われます。正月飾りを燃やして無病息災を祈る新年の伝統行事で、パチパチと燃える炎を囲む光景は心があたたまります。
お伊勢講
2月に大浦町や笠沙町で行われる「お伊勢講」は、かつて伊勢参りが庶民の憧れだった時代の名残を伝える行事です。地域のつながりを大切にする習慣が今も続いています。
大浦町の疱瘡踊り
2月に大浦地区で奉納される「疱瘡踊り」は、疫病除けを祈願する伝統芸能です。独特の衣装と踊りは、見る者を引きつける不思議な魅力があります。
南さつま市のお祭りを楽しむポイント
南さつま市のお祭りを存分に楽しむために、いくつかポイントをお伝えしますね。
- 事前に日程を確認しよう…伝統行事は日程が決まっているものが多いので、公式サイトや観光協会で最新情報をチェックしましょう
- 車での移動が便利…地区によってはバスの本数が限られるため、レンタカーなどがあると周遊しやすいです
- 地元グルメも忘れずに…お祭り会場では地元の食材を使った料理が楽しめることも。ぜひ味わってみてください
- カメラを持っていこう…伝統衣装や美しい風景など、撮影したくなる場面がたくさんあります
南さつま市へのアクセス
| 交通手段 | 所要時間の目安 |
|---|---|
| JR鹿児島中央駅からバス | 約90分(加世田バスセンターまで) |
| 鹿児島市内から車 | 約60〜70分 |
| 鹿児島空港から車 | 約90分 |
吹上浜砂の祭典などの大型イベント時には臨時バスが運行されることもあります。お出かけ前に運行状況を確認しておくと安心ですよ。
南さつま市のお祭り一覧をご紹介してきましたが、いかがでしたか? 四季折々の伝統行事や地域のイベントが目白押しで、どの季節に訪れても楽しめるのが魅力です。わたしも息子を連れて、次は砂の祭典に行ってみたいなと思っています 😊
ぜひみなさんも、南さつま市でお気に入りのお祭りを見つけてみてくださいね。きっと心に残る思い出ができるはずです。
「人生とは自転車のようなものだ。倒れないようにするには走らなければならない。」
― アルベルト・アインシュタイン
今日の名言は、物理学者アインシュタインの言葉です。お祭りを訪ねて新しい場所へ足を運ぶこと、それもまた人生を前に進める一歩。みなさんの毎日が、小さなワクワクであふれますように!


















