みなさん、こんにちは!『ローカログ』安曇野エリア担当ライターのむぎおです。梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、安曇野の夏を彩る祭りの季節が近づいてきましたね。北アルプスの雄大な山々を背景に、地域の人々が一体となって盛り上がる夏祭りは、わたしたち地元民にとって特別な時間です。今回は安曇野市の夏祭りについて、その魅力をたっぷりとご紹介させていただきます♪
豊科の夜を熱く染める「あづみ野祭り」
7月下旬の土曜日、豊科駅前通りから国道147号にかけて繰り広げられる「あづみ野祭り」は、今年で第46回を迎える歴史ある夏祭りです。夕方5時頃から始まるこのお祭りの見どころは、なんといっても34連約2,200人もの踊り手たちが練り歩く「あづみ野ばやし踊り」でしょう。地元の企業や各地区から参加する踊り手たちの熱気は、見ているだけで心が躍ります。
オープニングでは安曇野太鼓の勇壮な演奏が響き渡り、その音色は祭りの始まりを告げる合図となります。太鼓の振動が体の芯まで伝わってきて、ぐっと気持ちが高まりますよ。続いて安曇節や豊科小唄踊り、そして安曇野市消防団音楽喇叭隊の行進と、次々に繰り広げられる演目に目が離せません。
山車も登場し、色とりどりの衣装を身にまとった踊り手たちが「わっしょい、わっしょい」と威勢のいい掛け声とともに通りを埋め尽くす様子は圧巻の一言。わたしも中学生の息子と一緒に毎年見に行きますが、その迫力に息子も目を輝かせています。地域の絆を感じる瞬間でもありますね。
夏の夜空を彩る「安曇野花火」
8月14日に開催される「安曇野花火」は、安曇野の夏の風物詩として定着した花火大会です。2025年は第18回目を迎え、安曇野市制施行20周年記念として例年以上に盛大に開催される予定です。明科の御宝田遊水池周辺(犀川河川敷)で打ち上げられる約4,000発の花火は、北アルプスの山並みと相まって幻想的な光景を作り出します。
音楽に合わせて打ち上げられるミュージック花火は特に人気で、リズムに合わせて次々と花開く光の花は、まるで夜空のコンサートのよう。フィナーレを飾る超巨大ワイドスターマインは、息を呑むほどの美しさで、犀川の水面に映る花火の光がさらに幻想的な雰囲気を演出してくれます。
会場へはJR明科駅から徒歩20分ほど。早朝の散歩が趣味のわたしは、下見も兼ねて事前に会場まで歩いてみることをおすすめします。当日は15時から22時まで交通規制があり、有料駐車場(1台3,000円)も用意されていますが、約800台分なので早めの到着が吉です。屋台も約40店ほど出店し、地元のグルメを楽しみながら花火を待つ時間も格別ですよ◎
伝統と迫力の「穂高神社御船祭り」
9月26日、27日に行われる穂高神社の御船祭りは、安曇族の祖神を祀る由緒ある祭事です。船の形をした山車(だし)に伝統的な技法で飾り付けられた穂高人形が乗せられ、その美しさは芸術的です。各地域ごとに異なる題材で作られる人形は、歴史絵巻を見ているような迫力があります。
クライマックスでは、船同士が激しくぶつかり合う様子が何度も繰り返され、その迫力に圧倒されること間違いなし。海人族である安曇氏の中興の祖、安曇比羅夫が白村江で戦死した日にちなんだ追悼の祭りとも言われており、長い歴史を持つ神聖な祭事でもあります。
山岳部出身のわたしとしては、海なし県の長野で船の祭りが行われることに特別な感慨を覚えます。これは安曇族が元々海の民であったことの名残で、安曇野の歴史の奥深さを物語っているんですね。
周辺地域の夏祭りも見逃せない
安曇野市だけでなく、隣接する池田町や松川村でも魅力的な夏祭りが開催されます。8月13日の「高瀬川納涼大花火大会」は池田町と松川村の共同開催で、約3,500発の花火が打ち上げられます。第1部では迫力満点の手筒花火も登場し、見応え十分です!
松川村の「松川ふるさと祭り」は8月第1週の土曜日に開催され、村民総参加の熱気あふれる祭りです。松川響岳太鼓の演奏や、地元の人々が趣向を凝らした模擬店など、アットホームな雰囲気が魅力的。のんびりとした村の夏祭りは、都会では味わえない温かさがありますね。
地域の小さな祭りにも注目
実は安曇野には、大きな祭り以外にも地域ごとの小さな祭りがたくさんあります。明科の潮神明宮の祭りは「ローソク祭り」「夜通し祭り」とも呼ばれ、柴舟にローソクを赤々と灯して練り歩く幻想的な祭りです。200メートル余りに続く絵巻物風のお練り行列は、まるで時代絵巻を見ているよう。
堀金の岩原山神社では、200年以上前から続く「お舟祭り」が行われています。市内で唯一残る貴重な形式の祭りで、担ぎ手不足などの課題を抱えながらも、地域の人々の努力で守り継がれています。こうした小さな祭りこそ、地域の絆を感じられる大切な文化遺産だと思います。
夏祭りを楽しむためのアドバイス
長野県松本市出身で、現在は安曇野市在住のわたしから、夏祭りを楽しむためのちょっとしたアドバイスをさせていただきます。まず服装ですが、浴衣で参加するとより一層祭りの雰囲気を楽しめます。ただし、花火大会の河川敷は足元が不安定な場所もあるので、歩きやすい履物を選ぶのがポイントです。
持ち物は、レジャーシートや虫除けスプレー、うちわや扇子があると便利。特に花火大会では場所取りが重要になりますので、早めの到着を心がけましょう。地元パン屋めぐりが趣味のわたしとしては、お祭り前に地元のパン屋さんでサンドイッチなどを買って持参するのもおすすめです♪
お子さん連れの方は、迷子対策として連絡先を書いたメモをポケットに入れておくと安心です。わたしも息子が小さい頃は、必ず連絡先を書いたカードを持たせていました。また、トイレの場所も事前に確認しておくと慌てずに済みますよ。
夏祭りがつなぐ地域の絆
安曇野の夏祭りは、単なるイベントではなく、地域の人々の心をつなぐ大切な行事です。準備から片付けまで、多くのボランティアの方々の協力によって成り立っています。わたしも地域の一員として、できる限り協力させていただいています。
祭りを通じて、普段は顔を合わせない地域の方々と交流できるのも魅力の一つ。「計画なき挑戦は無謀、挑戦なき計画は無意味」という座右の銘を持つわたしですが、祭りの運営に携わることで、計画と実行の大切さを改めて実感しています。みなさんも機会があれば、ぜひ地域の祭りに参加してみてください。きっと新しい発見がありますよ!
ほっとする瞬間、心が躍る瞬間、そして感動する瞬間。安曇野の夏祭りには、そんな特別な時間がぎゅっと詰まっています。今年の夏は、ぜひ安曇野の夏祭りで素敵な思い出を作ってくださいね。地元で待っています!
「祭りとは、人々の心を一つにする魔法である」 – 柳田國男(民俗学者)
地域の祭りは、まさに人と人とのつながりを深める魔法のような存在。安曇野の夏祭りで、その魔法を体感してみてはいかがでしょうか。きっと心に残る素敵な夏の思い出になることでしょう。

















