みなさん、こんにちは!『ローカログ』新発田エリア担当ライターのしずはです。梅雨が明けて夏本番を迎えると、わたしたちの住む新発田市では待ちに待ったあの季節がやってきます。そう、約300年の歴史を誇る「城下町新発田まつり」の季節です♪
今年も8月27日から29日まで、わたしたちの街が一年で最も熱く燃え上がる3日間がやってきます。今年のテーマは「しばた夏の一大事」。この言葉を聞いただけで、もうワクワクが止まりませんね。新発田市の夏祭りは、ただのお祭りじゃないんです。江戸時代から脈々と受け継がれてきた、まさにわたしたちの誇りと魂が込められた伝統行事なんですよ。
新発田市夏祭りの歴史と由来
みなさんは新発田市の夏祭りがいつから始まったかご存知ですか?実はこのお祭り、諏訪神社の例祭が起源となっているんです。文献に初めて登場するのは1692年(元禄5年)のことで、その後1726年(享保11年)に大きな転機を迎えます。
当時の新発田藩主、6代目の溝口直治公が「もっと賑やかなお祭りにしたい!」という思いから、飾り人形の屋台を出すようにとのお触れを出したんです。これが現在の「しばた台輪」の始まりなんですよ。藩主自らがお祭りを盛り上げようとしていたなんて、なんだか親近感が湧いてきませんか?
諏訪神社は、もともと大化4年(648年)頃に信濃国から来た人々が故郷の諏訪大社から分霊を勧請したのが始まりとされています。江戸時代には新発田藩主溝口家の厚い崇敬を受け、城の鎮守として大切にされてきました。約1400年もの歴史を持つ神社のお祭りが、現在の新発田市夏祭りの土台になっているんです。
迫力満点!しばた台輪の魅力
台輪の特徴と構造
新発田市の夏祭りといえば、なんといっても「しばた台輪」ですよね!この台輪、実は日本各地の山車とは一味違うんです。まず特徴的なのが三輪構造になっていること。長さ約5メートル、高さ約4メートル、幅約3メートルという巨大な御殿風二階造りで、朱漆塗りに金箔仕上げという絢爛豪華な装飾が施されています。
各町内会が所有する台輪は全部で6台。下町の「わ組」、上町の「一番組」、泉町の「泉組」、四之町の「し組」、三之町の「い組」、そして両町と、それぞれが独自の装飾と伝統を守り続けているんです。どの台輪も職人さんたちの技術の結晶で、見ているだけでもその美しさに圧倒されちゃいます。
圧巻の「あおり」
でも、しばた台輪の真の魅力は「あおり」にあります!これは台輪の前輪を持ち上げては下ろす動作を繰り返すもので、他の地域では見られない独特な技法なんです。特に最終日の「帰り台輪」では、6台の台輪が一斉にあおる場面があって、その迫力といったら!
男衆たちが「ワッショイ、ワッショイ」と声を張り上げながら、重い台輪を激しく上下させる姿は、まさに勇壮そのもの。時には台輪同士が競り合うように「あおり」を繰り返し、まるで喧嘩をしているかのような熱気に包まれます。だから「喧嘩台輪」とも呼ばれているんですね。毎年この瞬間を見るたびに、わたしも思わず胸が熱くなってしまいます。
子どもたちが主役!金魚台輪
大人たちの勇壮な台輪も素敵ですが、子どもたちが引く「金魚台輪」もとってもかわいらしいんです♪ これは明治時代に竹細工師の矢代周平さんが「子どもたちも楽しめるように」と考案したもので、金魚の形をしたぼんぼりが乗った小さな山車なんです。
8月16日から29日にかけて、各町内を子どもたちが「ワッショイ、ワッショイ」と元気いっぱいに引いて回る姿は、本当に微笑ましくて。わたしの息子も中学生になった今でも、小学生の頃に金魚台輪を引いた思い出を楽しそうに話してくれます。きっと新発田の子どもたちにとって、夏の大切な思い出になっているんでしょうね。
最近では各町内会がオリジナルの装飾を施した大型の金魚台輪も登場していて、電飾でキラキラと輝く姿は夜の街を華やかに彩ってくれます。伝統を守りながらも、時代に合わせて進化していく姿勢って素敵だと思いませんか?
見逃せない!多彩なイベント
市街地花火と和太鼓の響宴
メインの3日間の前、8月24日には「市街地花火と和太鼓の響宴」が開催されます。新発田城址公園での和太鼓演奏から始まり、陸上自衛隊新発田駐屯地から打ち上げられる花火が夏の夜空を彩ります。音楽に合わせて打ち上げられる花火と、力強い和太鼓の音色のコラボレーションは、まさに圧巻の一言!
新発田よさこい物語〜真夏の宴〜
8月26日の夜には、市役所のヨリネス新発田札の辻広場で「新発田よさこい物語〜真夏の宴〜」が開催されます。各団体が日頃の練習の成果を披露する姿は、見ている側にもその熱意が伝わってきて、思わず一緒に踊りたくなっちゃいます。平日の夜ですが、夏の暑さを吹き飛ばすような熱気に包まれますよ。
民踊流しとまつりパレード
8月27日の夜には市民による民踊流し、28日にはまつりパレードが行われます。各団体が趣向を凝らした衣装やパフォーマンスで街を練り歩く様子は、まさに城下町新発田の夏の風物詩。地元の企業や学校、サークルなど、さまざまな団体が参加して、街全体が一つになる瞬間です。
屋台グルメも楽しみのひとつ
お祭りといえば、やっぱり屋台グルメも外せませんよね!諏訪神社周辺には、なんと約300店もの露店が並ぶんです。朝9時半頃から夜10時頃まで営業しているので、一日中楽しめちゃいます。
- 定番のたこ焼き、焼きそば、かき氷
- 新潟名物のぽっぽ焼き(黒砂糖風味のモチモチお菓子)
- 新発田城下うどん
- 地酒を使った甘酒スイーツ
- 子どもたちに人気のチョコバナナ、わたあめ
- 牛串、からあげ、ホルモン焼きなどのがっつり系
- つぶつぶアイス、トロピカルシャーベットなどの冷たいスイーツ
特におすすめなのが「ぽっぽ焼き」!黒砂糖と小麦粉を混ぜて細長く焼き上げたこのお菓子は、新潟ならではの味で、一度食べたらやみつきになること間違いなし。わたしも毎年必ず買って、家族みんなで楽しんでいます。
混雑を避けたい方は、夕方4時頃がおすすめの時間帯。この時間なら比較的スムーズに買い物ができますよ。夜になると露店の明かりでより一層お祭りムードが高まりますが、その分混雑も激しくなるので要注意です。
おすすめの観覧スポット
せっかくの新発田市夏祭り、最高のポジションで楽しみたいですよね。地元民のわたしがこっそり教える、おすすめスポットをご紹介します!
まず「帰り台輪」を見るなら、大栄町交差点付近がベストポジション。ここは6台の台輪が集まって一斉にあおりを行う場所で、最も盛り上がるスポットなんです。ただし、相当混雑するので、早めに場所取りすることをおすすめします。
もう少しゆったり見たい方は、諏訪神社の境内もいいですね。「奉納台輪」の時は朝5時という早朝にもかかわらず、多くの人が集まってきます。朝の清々しい空気の中で見る台輪も、また格別な美しさがあるんです。
写真撮影をメインに楽しみたい方は、各町内会の台輪蔵もチェックしてみてください。特に上町の台輪蔵は中央町にあって、祭り以外の期間でも台輪を見学できるんです。じっくりと細部まで観察したい方にはぴったりですよ。
地元民からのアドバイス
最後に、地元に住むわたしから、新発田市夏祭りを120%楽しむためのアドバイスをお伝えしますね。まず服装ですが、動きやすい格好がマスト!特に最終日の「帰り台輪」を見る時は、人混みの中を移動することもあるので、歩きやすい靴で来てくださいね。
暑さ対策も忘れずに。8月下旬とはいえ、まだまだ暑い日が続きます。帽子や日傘、水分補給用の飲み物は必須アイテムです。でも、台輪の「あおり」を間近で見る時は、周りの方の邪魔にならないよう日傘は畳んでくださいね。
そして何より大切なのは、このお祭りを心から楽しむこと!約300年もの間、先人たちが守り続けてきた伝統を、次の世代へとつないでいく。そんな思いを胸に、一緒に盛り上がりましょう。きっと忘れられない夏の思い出になるはずです◎
「伝統とは火を守ることであり、灰を崇拝することではない」
— グスタフ・マーラー(作曲家)
この言葉のように、新発田市の夏祭りも時代とともに少しずつ変化しながら、その熱い魂だけは変わらずに受け継がれています。みなさんも今年の夏は、ぜひこの熱気を体感しに新発田へいらしてくださいね。わたしも家族と一緒に、今年も思いっきり楽しむつもりです!


















