こんにちは!『ローカログ』世田谷エリア担当ライターのすーちゃんです。皆さんは世田谷区が多くの文豪に愛された街だということをご存知でしょうか?ボクも長年この街に住んでいますが、改めて調べてみると本当に驚くほど多くの文学者がこの地に足跡を残しているんです。
今回は世田谷区と文豪の深い関係について、地元ライターの視点からたっぷりとお話しさせていただきます。きっと皆さんも散歩がもっと楽しくなりますよ♪
世田谷区が文豪の街になった歴史的背景
世田谷区が文学者たちに愛されるようになったきっかけは、明治時代にさかのぼります。当時の世田谷はまだ雑木林が広がる静かな農村地帯でした。都心の喧騒から離れ、自然豊かな環境で創作活動に集中したいと考える文学者たちにとって、まさに理想的な場所だったんです。
特に明治40年(1907年)に徳冨蘆花が粕谷の地に移り住んだことが、世田谷区の文学史における大きな転換点となりました。蘆花は『不如帰』や『自然と人生』で知られる明治・大正時代の代表的な文豪です。
蘆花は世界一周の旅でロシアの文豪トルストイと出会い、半農生活を勧められたことがきっかけで世田谷に移住しました。現在でいうスローライフの先駆者だったんですね!彼が自邸を「恒春園」と名付け、約20年間この地で過ごしたことで、他の文学者たちも世田谷の魅力に気づくようになったのです。
下北沢周辺に集まった文士たち
世田谷区の中でも特に下北沢周辺は、多くの文士が居を構えた文学の聖地として知られています。この地域には驚くほど多彩な顔ぶれの作家や詩人が住んでいました。
萩原朔太郎と詩人たちの足跡
「月に吠える」で知られる詩人・萩原朔太郎は、下北沢北口の商店街付近に住んでいました。彼の革新的な詩作は、この静かな住宅街で生まれたんです。朔太郎がこの街を歩きながら詩想を練っていた姿を想像すると、なんだかロマンチックですよね?
坂口安吾と代沢小学校の縁
「堕落論」「白痴」で知られる坂口安吾は、代沢小学校付近に住み、なんと同校で代用教員を務めたこともあります。文豪が地域の教育にも貢献していたなんて、地元住民としては誇らしい限りです!
森茉莉と横光利一の文学サロン
森鷗外の娘である森茉莉は「父の帽子」「甘い蜜の部屋」で知られ、北沢川緑道付近に住んでいました。また、代表作「機械」で知られる横光利一は池ノ上駅付近に居を構えていました。これらの作家たちが同じ地域で創作活動を行っていたと思うと、当時の文学的な雰囲気が伝わってきます。
蘆花恒春園で感じる文豪の息づかい
現在、徳冨蘆花の旧宅は「蘆花恒春園」として都立公園になっており、多くの人々に愛され続けています。京王線の駅名も「芦花公園」となっているほど、この地域のシンボル的存在なんです。
園内には改修された徳冨蘆花旧宅がひっそりと佇んでおり、蘆花が自ら植え育てた竹林や夫妻の墓も残されています。武蔵野の面影を色濃く残すこの場所は、まさに文豪の生きた時代を体感できる貴重なスポットです。
ボクも家族と一緒によく散歩に行くのですが、子どもたちも自然豊かな環境を楽しんでいます。文学に興味がなくても、純粋に美しい公園として楽しめるのが魅力ですね♪
世田谷文学館で文学の世界に浸る
千歳烏山駅から徒歩約10分の場所にある世田谷文学館は、東京23区初の近代総合文学館として1995年にオープンしました。世田谷ゆかりの文学者の資料を中心に、年4回の企画展やコレクション展を開催しています。
親子で楽しめるライブラリー「ほんとわ」
2017年にリニューアルした「ほんとわ」は、親子で楽しめるライブラリーとして大人気です。大人向けエリアには世田谷ゆかりの作家コーナーや、各界のプロフェッショナルがセレクトした「本と輪」コーナーがあります。
子ども向けエリアには絵本や児童文学が充実しており、直接座って読書できるマットフロアや授乳室まで完備されています。ベビーカーでそのまま入れるので、小さなお子さん連れでも安心して利用できますよ!
現代も続く世田谷の文化的風土
戦後になると、世田谷区は政治家にも愛される高級住宅街として発展しました。佐藤栄作、竹下登、中曾根康弘といった総理大臣経験者が代沢や上北沢に居を構えたことで、さらに文化的な街としての地位を確立したのです。
現在でも多くの作家、歌手、画家などが世田谷区に住んでおり、文化人が愛する街としての伝統は脈々と受け継がれています。街を歩いていると、もしかしたら有名な作家さんとすれ違っているかもしれませんね?
文豪ゆかりの地を巡る散歩コース
世田谷区の文豪スポットを効率よく巡るなら、以下のようなコースがおすすめです:
- 芦花公園駅からスタートして蘆花恒春園を見学
- 烏山川緑道を歩いて世田谷文学館へ
- 千歳烏山駅から下北沢方面へ移動
- 下北沢周辺の文士旧居跡を散策
このコースなら半日程度で世田谷区の文学史を体感できます。お気に入りの文豪の作品を持参して、ゆかりの地で読書するのも素敵ですよね♪
地域住民として感じる文学の街の魅力
ボク自身、世田谷区に住んで長くなりますが、この街の文学的な雰囲気は日常生活の中でも感じることができます。静かな住宅街を歩いていると、文豪たちが同じ道を歩いていたかもしれないと思うと、なんだか特別な気持ちになります。
子どもたちにも「この街には昔、有名な作家さんがたくさん住んでいたんだよ」と話すと、興味深そうに聞いてくれます。地域の歴史を知ることで、より一層この街への愛着が深まりますね。
まとめ:文学と共に歩む世田谷区の未来
世田谷区と文豪の関係を調べてみて、改めてこの街の文化的な豊かさを実感しました。明治時代から現代まで、多くの文学者に愛され続けてきた世田谷区。その魅力は今後も多くの人々を惹きつけ続けることでしょう。
皆さんも機会があれば、ぜひ世田谷区の文学スポットを巡ってみてください。きっと新しい発見があるはずです!思い立ったが吉日、今度の休日にでも文豪の足跡を辿る散歩に出かけてみませんか?
「本を読むことは、自分の頭で考えることだ。」- ショーペンハウアー
皆さんも文豪たちが愛した世田谷の街で、素敵な読書時間を過ごしてくださいね♪


















