こんにちは!『ローカログ』世田谷エリア担当ライターのすーちゃんです。皆さん、世田谷区には素晴らしい坂道がたくさんあることをご存知でしょうか?
ボクが長年住んでいるこの街には、なんと50箇所以上もの名前のある坂道が存在するんです。今日は地元民だからこそ知っている、とっておきの坂道情報をお届けしますよ♪
世田谷区の坂道の魅力とは?
世田谷区の坂道の最大の魅力は、武蔵野台地の地形を活かした変化に富んだ景観にあります。多摩川に沿って連なる台地には、国分寺崖線と呼ばれる段丘があり、そこを上下する坂道が数多く存在しているんです。
これらの坂道からは、南西方向に神奈川県相模野の丘陵地帯を遠望できる場所も多く、晴れた日には富士山まで見えることもあります。まさに都心部では味わえない、開放感あふれる景色が楽しめるのが世田谷区の坂道の特色なんですね。
二子玉川エリアの歴史ある坂道群
行火坂(あんかざか)
二子玉川駅から北へ300メートルほどの場所にある行火坂は、大山詣での古道として使われていた歴史ある坂道です。坂途中にある行善寺に因んで行善寺坂とも呼ばれ、別名大山道とも言われています。
坂下の丸子川から先を進むと、多摩川べりの「二子の渡し場跡」へと続く道筋で、江戸時代の人々の足跡を感じることができる貴重なスポットです。
神明坂
同じく二子玉川駅の北西方向にある神明坂は、行火坂と並ぶ大山詣でのルートとして知られています。こちらは慈眼寺ルートと呼ばれ、坂下では東の行善寺道と多摩川畔で合流する構造になっています。
馬坂
瀬田四丁目と岡本一丁目の境界にある馬坂は、静嘉堂文庫や小坂武家屋敷門など、見どころが点在する古くからの坂道です。坂下の大蔵通りから湾曲しながら北へ上る道筋は、歴史の重みを感じさせてくれます。
上野毛・等々力エリアの特色ある坂道
寮の坂
大田区田園調布の西隣り、世田谷区尾山台にある寮の坂は、環八通りから南の多摩川方向へ下る坂道です。途中にある宇佐神社の東を通り、伝乗寺前に出るルートになっています。
この伝乗寺の五重塔は芸術的な美観で知られており、坂道歩きの大きな見どころのひとつとなっています。
等々力の坂
東急大井町線等々力駅南の環八通りを渡った先にある等々力の坂は、等々力渓谷に隣接する特別な立地にあります。大都会の一角に存在する深山幽谷の趣を持つ渓谷と、太古の遺跡である御岳山古墳の脇を貫く現代の新坂という、時代の対比が面白い場所です。
坂の途中からは多摩川の南、遥か横浜ランドマークタワーまで見渡すことができる絶景スポットでもあります。
明神坂
上野毛二丁目と野毛三丁目の境にある明神坂は、環八通り多摩川IC第三京浜道路の西に位置しています。環八の坂上方向から南西坂下の丸子川に架かる明神橋へ下る道筋で、坂途中には坂名を刻んだ小さな石柱があり、地元の主要道だった歴史を物語っています。
成城エリアの高級住宅街に佇む坂道
畳屋坂
小田急線成城学園駅東の世田谷通り近くにある畳屋坂は、砧七丁目と成城一丁目の境界に位置しています。世田谷通りに対して登戸道という旧道の坂道として機能しており、仙川大蔵水道橋付近の坂下から湾曲して東方向へ上り、坂上の日本大学商学部前を走る世田谷通りに合流します。
御茶屋坂
成城三丁目にある御茶屋坂は、こもれびの庭市民緑地や成城三丁目緑地の中程を、成城の台地上から喜多見平坦地の野川方向へ上る急坂です。一帯の崖地にある他の坂道と同様に、西南にひらけた富士山方向を望む地点に設けられています。
なかんだの坂
高級住宅地として名高い成城の町にありながら、誠に鄙びた名称を持つ「なかんだの坂」。国分寺崖線の希少な眺望地点にあるこの坂は、遥かな昔から人々にとって住むに値する適地であったことを実感できる特別な場所です。
岡本エリアの絶景坂道
岡本三丁目の坂
世田谷区内を北西から東南へ連なる国分寺崖線の上からは、南西方向に神奈川県のさがみ野の伸びやかな風景が遠望できます。その中でも秀逸とされているこの地点の富士見は、まさに一幅の絵画と評されるほどの美しさです。
おんな坂
国分寺崖線の高台上にある岡本八幡神社脇の坂道で、神社東側から境内脇へ上る緩やかな坂です。これに対する男坂は鋭角に落ち込むような急な石段坂となっており、小ぶりながらキリリとした趣のお社との対比が印象的です。
坂道散策のおすすめコース
世田谷区の坂道を効率よく巡るなら、エリア別に分けて散策するのがおすすめです。二子玉川エリアでは東急田園都市線を起点に、上野毛・等々力エリアでは東急大井町線を活用すると便利ですよ。
成城エリアは小田急線成城学園駅から、岡本エリアは二子玉川駅からバスを利用するか、自転車での移動がスムーズです。それぞれの坂道には独特の歴史と景観があるので、時間をかけてゆっくりと味わってみてください。
坂道散策の注意点
世田谷区の坂道を歩く際は、いくつか注意すべきポイントがあります。まず、急坂が多いため、歩きやすい靴を選ぶことが大切です。また、住宅街を通る坂道も多いので、騒音に配慮した散策を心がけましょう。
特に畳屋坂周辺では交通量が多く、警察官による取り締まりも頻繁に行われているエリアです。車でのアクセスを考えている方は、一時停止の標識をしっかりと確認してくださいね。
まとめ
世田谷区の坂道は、単なる道路以上の価値を持つ文化的な資産です。江戸時代からの歴史を刻む古道もあれば、現代的な住宅街に溶け込む新しい坂道もあり、それぞれに異なる魅力があります。
皆さんも機会があれば、ぜひ世田谷区の坂道散策を楽しんでみてください。きっと新しい発見と感動が待っているはずです♪
「思い立ったが吉日」- 中国の古いことわざ
今日という日を大切に、新しいことにチャレンジしていきましょう!皆さんの素敵な坂道散策を心から応援しています。
















