こんにちは!『ローカログ』世田谷エリア担当ライターのすーちゃんです。今回は世田谷区の特別支援学級について詳しくお話しします。お子さんの成長に合わせた教育環境を探している皆さんにとって、きっと役立つ情報をお届けできると思います♪
世田谷区では、障害の状態や発達上の特性に応じた学級を区立の小学校・中学校に設置しています。特別支援教室については、小学校・中学校とも全校に設置されているんですよ。思い立ったが吉日!まずは基本的な情報から確認していきましょう。
世田谷区の特別支援学級の種類と特徴
世田谷区の特別支援学級は大きく分けて「固定学級」と「通級指導学級」の2つのタイプがあります。固定学級では、知的障害、肢体不自由、自閉症・情緒障害の3つの障害種別に対応しています。
知的障害学級の設置状況
知的障害学級は区内の多くの小学校に設置されており、各校で温かみのある学級名が付けられています。三宿小学校の「わかば学級」、世田谷小学校の「仲よし学級」、松沢小学校の「くすのき学級」など、子どもたちが親しみやすい名前になっているのが特徴的ですね。
中学校では、松沢中学校の「ときわ学級」、北沢中学校の「おおぐま学級」、弦巻中学校の「I組」など、8校に設置されています。令和7年度から9年度にかけて、さらに3校の中学校に新たに知的障害学級が開設される予定となっており、地域での学びの場がより充実していきます。
自閉症・情緒障害学級について
自閉症・情緒障害学級は、知的発達の全般的な遅れがなく、コミュニケーションや対人関係の形成に困難がある子どもたちを対象としています。小学校では多聞小学校の「ひだまり学級」、旭小学校の「こもれび学級」など5校に設置されています。
中学校では現在、喜多見中学校と世田谷中学校の2校に設置されていますが、令和7年度には玉川中学校に、令和8年度には世田谷地域に1校開設予定です。さらに令和10年度以降には奥沢中学校と砧中学校にも開設が計画されているんです!
通級指導学級の充実
通級指導学級では、弱視、難聴、言語障害に対応した専門的な指導を行っています。笹原小学校の「目の教室」、駒沢小学校の「きこえの教室」、複数校に設置された「ことばの教室」など、それぞれの特性に応じた支援が受けられます。
特別支援教室(すまいるルーム)の全校設置
世田谷区では、発達障害等の可能性がある児童・生徒のための「すまいるルーム」を全区立小・中学校に設置しています。これは全国的にも珍しい取り組みで、どの学校に通っていても必要な支援が受けられる体制が整っているんです。
すまいるルームでは、自閉症スペクトラム、注意欠陥多動性障害、学習障害等の発達上の特性がある子どもたちが、専門の教員から個別指導を受けることができます。教員は拠点校から複数の学校を巡回して指導にあたっており、小学校では27の拠点校、中学校では7の拠点校が設置されています。
就学相談の流れと実際の状況
世田谷区では、障害や発達上の特性があるお子さんの就学について、保護者と一緒に最適な教育環境を考える就学相談を実施しています。令和5年度の実績を見ると、小学校への入学相談が504件、中学校への入学相談が322件と、多くの家庭が相談を利用していることがわかります。
相談から入学までのステップ
就学相談は電話申請または電子申請で申し込むことができます。相談では、お子さんの特性や保護者の希望を丁寧に聞き取り、最適な就学先について一緒に検討していきます。必要に応じて医師診察記録の提出も求められる場合があります。
相談の結果、区立小・中学校の特別支援学級、都立特別支援学校、通常学級での支援など、様々な選択肢の中から最適な教育環境を選ぶことができるんです。
今後の整備計画と展望
世田谷区では「世田谷区立小・中学校特別支援学級等整備計画」に基づいて、特別支援教育の充実を図っています。令和7年度から9年度にかけて、知的障害学級や自閉症・情緒障害学級の新規開設が計画されており、より身近な地域で専門的な教育を受けられる環境が整備されていきます。
また、令和6年度に策定予定の「せたがやインクルーシブ教育ガイドライン」に基づき、すべての子どもたちが共に学び合える環境づくりが進められる予定です。これにより、障害の有無に関わらず、一人ひとりの個性を大切にした教育が実現されることが期待されています。
保護者の声と実際の体験談
世田谷区の特別支援教育を利用している保護者からは、多くの前向きな声が聞かれます。
「うちの子は自閉症・情緒障害学級に通っていますが、少人数でしっかりと見てもらえるので安心です。通常学級との交流もあり、様々な友達と関わることができています」(女性/40代前半/主婦)
「すまいるルームでの支援のおかげで、息子が学校生活に自信を持てるようになりました。専門の先生が個別に対応してくれるので、本当に助かっています」(男性/30代後半/会社員)
特別支援学級選びのポイント
特別支援学級を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。まず、お子さんの特性や発達段階に最も適した支援が受けられるかどうかを確認することが大切です。
学校見学の重要性
実際に学校を見学して、教室の雰囲気や先生方の指導方針を確認することをおすすめします。お子さんと一緒に見学することで、実際の環境での様子も観察できますよ。
通学の負担も考慮
特別支援学級は全ての学校に設置されているわけではないため、通学距離や交通手段についても検討が必要です。世田谷区では今後の整備計画により、より身近な地域での学びの場が増える予定なので、将来的な選択肢も含めて相談してみてください。
まとめ
世田谷区の特別支援教育は、一人ひとりの子どもの特性に応じた丁寧な支援体制が整っています。固定学級から通級指導、特別支援教室まで、多様な選択肢があるのが大きな魅力ですね。
お子さんの教育について悩んでいる皆さん、まずは気軽に就学相談を利用してみてください。専門の相談員が保護者の気持ちに寄り添いながら、最適な教育環境を一緒に考えてくれますよ♪ 思い立ったが吉日、今日から一歩を踏み出してみませんか?
「子どもは未来の希望である。その希望を大切に育てることが、私たちの使命だ」- マリア・モンテッソーリ
皆さんのお子さんが、自分らしく輝ける教育環境で成長していけることを心から願っています!

















