こんにちは、『ローカログ』佐賀県担当ライターのゆうまさです。多久市といえば、孔子の里として知られる歴史と文化が息づくまちですよね。そんな多久市では、春夏秋冬それぞれに魅力的なお祭りやイベントが開催されているんです。みなさんは多久市のお祭りにどんなものがあるかご存じでしょうか?
今回は、多久市のお祭り一覧を季節ごとにまとめてご紹介します。地元の方はもちろん、佐賀県内外からお出かけを検討されている方にも参考になればうれしいです。家族連れでも楽しめる行事がたくさんありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
春のお祭り・イベント
七草がゆ会・女山大根まつり(1月上旬)
新年を迎えてすぐの1月第1土曜日に、西多久町で開催されるのがこの行事です。「正月の7日に七草がゆを食べると1年間健康に過ごせる」という言い伝えにちなんで、地元の方々が七草がゆをふるまってくれます。年末年始で疲れた胃にやさしい春の香りいっぱいのおかゆを味わえるのは、じんわりとうれしいものですよ。
孔子の里 桜まつり(3月下旬〜4月初旬)
多久聖廟や西渓公園周辺で開催される春の風物詩です。桜の名所として知られるこのエリアでは、満開の時期になると多くの花見客でにぎわいます。歴史ある多久聖廟と桜のコラボレーションは、写真撮影スポットとしてもおすすめ。ドライブがてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
多久聖廟 春季釈菜(4月18日)
多久聖廟で毎年4月18日に執り行われる伝統行事です。釈菜とは孔子をはじめとする儒学の先哲を祀る祭典で、多久聖廟が建立されてから300年以上もの間、途切れることなく続いてきました。佐賀県の重要無形民俗文化財にも指定されている貴重な祭典なんです。
見どころは中国・明時代の祭官服を身にまとった市長や祭官たちの姿。雅楽の演奏とともに厳粛に約1時間にわたって執り行われます。県外からも多くの見学者が訪れる、多久市を代表する伝統行事のひとつですよ。
夏のお祭り・イベント
蓮まつり(6月下旬〜7月上旬)
多久町にある聖光寺で見頃を迎える大賀ハスを楽しめる時期です。淡いピンク色の花が水面に浮かぶ姿は、とても幻想的。早朝が見頃といわれているので、少し早起きして訪れるのがおすすめですよ。
砂原二十三夜祭(7月23日)
北多久町の砂原地区で毎年7月23日に開催される夏祭りです。明治34年に建立された二十三夜祭塔の前にのぼりが立てられ、灯明がともされます。もともとは14名の講で始まった小さな行事が、今では地区全体の大きなお祭りへと発展したという珍しいケースなんだとか。
近年は有名アーティストによる歌謡ショーやコンサートも企画され、夏の夜を盛り上げています。地元の方々の熱気を感じられる、アットホームなお祭りですよ。
多久山笠(8月15日・16日)
多久市の夏を代表するお祭りといえば、やはり多久山笠です。毎年8月15日と16日の2日間、多久駅周辺を舞台に開催されます。夕方になると人形山車や提灯山車が、はやし方の笛や太鼓の音色を響かせながら約1キロメートルにわたって練り歩きます。
沿道にはたくさんの露店が並び、お祭り気分がぐっと高まります。そしてフィナーレには夜空を彩る約800発の花火が打ち上げられ、感動のクライマックスを迎えます。家族連れにもカップルにもおすすめの夏の風物詩です。
岸川盆綱引き(8月15日・隔年開催)
北多久町の岸川地区で2年に1度行われる、100年以上の歴史を持つ伝統行事です。使われる綱は地元の手作りで、直径50センチメートル、長さ30メートルにもなる大きなもの。かつては上地区と下地区の対戦でしたが、現在は大人対子ども、女性対男性など趣向を変えて盛り上げています。
秋のお祭り・イベント
七郎神社祇園祭(9月15日)
西多久の氏神である七郎神社で開催される秋のお祭りです。江戸時代には武運長久、多久梶峰城の守護神として栄えた歴史ある神社。昼からは旧西部小学校で奉納相撲が行われ、夕方からは太鼓浮立やカラオケ大会など、さまざまな催しが楽しめます。
多久聖廟 秋季釈菜・孔子祭(10月第4日曜日)
春の釈菜と同様に、多久聖廟で執り行われる秋の祭典です。秋には鮒やなつめ、栗などが供えられ、春とはまた違った趣があります。釈菜の舞や腰鼓、多久獅子舞なども披露され、見どころ満載の一日となります。
釈菜の舞は、孔子の生誕地である中国・曲阜市の協力を得て平成7年に創設されたもの。中国伝承の雅楽にあわせて20人の舞生が舞を披露する姿は、とても優雅で見応えがありますよ。
多久まつり(10月第4土曜日・日曜日)
昭和45年から続く、多久市民のためのお祭りです。北多久公民館周辺を会場に、市民総踊りや子どもみこし、多久よさこいなど多彩な催しが行われます。市内の飲食店や企業、団体による出店もあり、グルメも楽しめるのがうれしいポイント。
2025年は10月25日・26日の2日間で開催され、吹奏楽演奏やストリートダンス、しゃぼん玉ショー、赤ちゃんはいはいレースなど、老若男女が楽しめるプログラムが用意されていました。毎年2万人以上が来場する人気イベントです。
孔子の里 紅葉まつり(11月中旬〜下旬)
秋の深まりとともに、多久聖廟や西渓公園周辺の木々が美しく色づきます。春の桜とはまた違う風情を楽しめるこの時期、紅葉まつりが開催されます。紅葉と歴史的建造物のコントラストは、写真に収めたくなる美しさですよ。
冬のお祭り・イベント
ふいご祭り(12月)
南多久町で開催される冬のお祭りです。ふいご(鞴)とは、鍛冶や鋳物づくりに使われる送風装置のこと。鍛冶屋や金属加工に携わる人々が、道具への感謝を込めて行う伝統的な行事として受け継がれています。
聖廟周辺イルミネーション(12月15日〜)
冬の多久聖廟周辺では、美しいイルミネーションが楽しめます。歴史ある建物とキラキラ輝くイルミネーションの組み合わせは、冬ならではの風景。夜のドライブデートにもぴったりですね😊
お火たき(12月31日)
大晦日の夜、無病息災と来る年の無事を祈願して行われる年越し行事です。多久聖廟物産館横の芝生広場で、23時45分に火が灯されます。地元の東の原区が中心となって運営しており、冬の夜空に映える真っ赤な炎を囲みながら、新年を迎える特別なひとときを過ごせます。
多久市のお祭りを楽しむためのポイント
多久市のお祭り一覧をご紹介してきましたが、気になるイベントは見つかりましたか?どのお祭りも地域の方々の想いが込められた、あたたかみのある行事ばかりです。
お出かけの際は、開催日程や会場へのアクセスを事前に確認しておくと安心です。多久市は佐賀市内からも車で30分ほどと、アクセスしやすい場所にあります。わたしも家族でドライブがてら訪れることがありますが、のどかな風景の中で過ごす時間はとてもリフレッシュできますよ。
ぜひ多久市のお祭りやイベントに足を運んで、孔子の里ならではの文化と伝統を感じてみてくださいね。
「未来とは、今である。」—— マーガレット・ミード
今日ご紹介した多久市のお祭りも、先人たちが大切に受け継いできた「今」の積み重ねです。みなさんもぜひ、この瞬間を楽しみながら、素敵な思い出をつくってください。それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪


















