こんにちは。『ローカログ』熊本担当ライターのけいごです。熊本県の西に浮かぶ島々・天草エリアへ足を運んだことはありますか?青い海と豊かな自然に囲まれた天草市では、春夏秋冬を通じてさまざまなお祭りやイベントが開催されています。地元の人たちが大切に守り続けてきた伝統行事から、家族で楽しめる海辺のフェスティバルまで、魅力がいっぱいです。
今回は天草市のお祭り一覧を季節ごとにまとめてご紹介します。旅行の計画やお出かけの参考にしてもらえたら嬉しいです。
春のお祭り(3月〜5月)
牛深ハイヤ祭り(4月中旬)
天草の春を代表する一大イベントといえば「牛深ハイヤ祭り」です。毎年4月の第3週末に3日間にわたって開催され、県内外から約8万人もの観光客が訪れます。
牛深ハイヤ節は、全国各地に広まったハイヤ系民謡のルーツといわれる伝統芸能。祭りのメインである「ハイヤ総踊り」では、約5,000人の踊り手が軽快なリズムに乗って町を練り歩きます。飛び入り参加もできるので、ぜひ一緒に踊ってみてはいかがでしょうか。
ほかにも、地元の新鮮な海の幸や特産品を販売する「牛深名産ハイヤ市」や、大漁旗をなびかせた漁船団の海上パレードなど見どころがたっぷり。活気あふれる港町の雰囲気をじわっと感じられますよ。
竜洞山ウォークラリー大会(4月下旬)
雲仙天草国立公園の一角にある竜洞山で開催されるウォーキングイベントです。眼下に不知火海、天草や鹿児島の島々を一望できる絶景スポット。360度のパノラマを楽しみながら、初夏の森林浴と地元のあたたかいおもてなしを堪能できます。
下田温泉祭(5月中旬)
700年以上の歴史を持つ下田温泉への感謝を込めて行われるお祭りです。勇壮な御神輿が温泉街を練り歩く「お湯かけ御輿」は迫力満点。ブリのつかみ取り大会など、子どもから大人まで盛り上がれるイベントも開催されます。
天草国際トライアスロン大会(5月下旬)
日本トライアスロン連合公認の国際大会で、国内外から約800人のトップアスリートが参加します。本渡海水浴場をスタート・ゴール地点とし、スイム・バイク・ランの51.5kmを駆け抜ける姿は圧巻。沿道からの応援も熱気にあふれています。
初夏のお祭り(6月)
天草花しょうぶ祭り(6月上旬)
西の久保公園にある花菖蒲園を舞台にした季節の祭典です。里山の棚田を活かした全国的にも珍しい菖蒲園には、約25万株もの花菖蒲が咲き誇ります。
このお祭りならではの見どころは、菖蒲園内の木道を練り歩くハイヤ踊りの競演。ホタルが舞う夜には花菖蒲園がライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。菖蒲園を眺めながらのお茶会や地元物産品のバザールもあり、ほっとするひとときを過ごせますよ。
夏のお祭り(7月〜8月)
さざ波フェスタ(7月中旬)
有明町の四郎ヶ浜ビーチで開催される夏のイベントです。ビーチフラッグ大会や子どもカラオケ大会、ゲストショーなど多彩なプログラムが用意されています。クライマックスは海上から打ち上げられる花火。白い砂浜で眺める夜空の光は格別です。
虫追い祭り(7月中旬)
河浦町一町田エリアに伝わる豊作祈願のお祭りです。かつて害虫の被害を受けた際、老婆が赤い布を八幡宮に奉納して虫を追い払ったという言い伝えが由来とされています。竹に吹き流しをつけ、鐘と太鼓のリズムに乗って田んぼの土手を練り歩く姿は、昔ながらの農村風景を思わせます。
天草ほんどハイヤ祭り(7月下旬〜8月上旬)
天草の夏を彩る最大級のイベントです。2025年で60回目を迎える歴史あるお祭りで、見どころが盛りだくさん。
祭りは複数日にわたって開催されます。7月下旬には「天草子ハイヤ」で小学生以下の子どもたち約1,000人がかわいい衣装で元気に踊り歩き、同日夜には「天草ほんど花火大会」が開催。県下最大級となる直径400mの1.5尺大玉花火をはじめ、約7,000発の花火が夜空と海面を彩ります。
8月上旬には「道中総踊り」が行われ、約4,000人の踊り手がハイヤ節に合わせて本渡の目抜き通りを練り歩きます。「踊りの競演」ではハイヤ踊りの伝承者や愛好会が自慢の踊りを披露。屋台村も出店され、地元グルメを楽しめます。
すもと夏祭り(8月中旬)
栖本町で開催される地域のお祭りです。ストラックアウトやクイズ大会など、子どもも楽しめるイベントが盛りだくさん。約200発の花火が夏の夜空を彩り、アットホームな雰囲気の中で地域の絆を感じられます。
しんわサマーフェスティバル(8月中旬)
新和町大多尾漁港周辺で行われる夏のイベントです。伝統芸能や歌謡ショーが楽しめるほか、目玉は間近で開く「水中花火」。海面に映る光の美しさは格別で、町内外から多くの人が訪れます。
教会の見える﨑津みなとのフェスティバル(8月上旬)
世界文化遺産に登録された﨑津集落を舞台にしたお祭りです。世界平和祈願祭や﨑津ハイヤのコンテスト、各種バザーなどが行われます。満天の星空に浮かび上がる教会のライトアップと花火のコラボレーションは、異国情緒あふれる幻想的な世界を演出します。
その他の夏イベント
天草市では夏の間、さまざまなイベントが目白押しです。
- 砂月海水浴場祭り(7月下旬):魚のつかみ取りやビーチフラッグ、宝探しなど
- いさり火探検(7月〜8月):フェリー船上から棒受網漁を見学できる体験クルージング
- ビーチフットボール大会(7月中旬):白鶴浜海水浴場で開催、女性も気軽に参加可能
- 鬼池ふるさと夏祭り(8月中旬):地域住民の笑顔あふれる夏祭り
秋のお祭り(9月〜11月)
海を渡る祭礼・産島八幡宮大祭(10月下旬)
河浦町産島で行われる勇壮な海の祭りです。御神輿を乗せた船を鮮やかな大漁旗で飾り、約10隻の漁船による海上パレードが繰り広げられます。海を舞台にした美しく力強い光景は、天草ならではの風物詩です。
お魚釣りING五和(10月上旬〜中旬)
五和町の海を舞台にした鯛釣り大会です。マダイなどの釣り上げ量を競い、大漁賞や大物賞のほか、参加者には五和町の特産品がプレゼントされます。秋の海を満喫できる人気イベントです。
栖本かっぱ祭り(11月上旬)
栖本町に残る貴重な自然と川のシンボル「河童」をテーマにしたユニークなお祭りです。「かっぱ尻相撲」など楽しいイベントが行われ、地域の自然や文化を感じられます。
天草大陶磁器展(11月上旬)
国指定伝統工芸品「天草陶磁器」の魅力を堪能できる展示販売会です。天草市民センターを会場に、市内外から約70の窯元・陶芸家の作品が一堂に集まります。入場無料なので、気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイント。お気に入りの器を探してみてはいかがでしょうか。
福連木子守唄&童謡祭り(11月中旬)
天草町の福連木子守唄公園で開催される心あたたまるイベントです。福連木の子守唄をはじめ、各地の子守唄や保育園児の発表などが行われます。子守唄の伝承を大切にする地域の想いが伝わってくるお祭りです。
冬のお祭り・イベント(12月〜2月)
牛深あかね市(12月上旬)
「あかね」とは牛深の方言で「大漁だ」「良かったね」という意味。その名の通り、牛深の海の幸・山の幸が一堂に集まる冬の食の祭典です。
メインイベントは天草桜鯛1万尾が放流される鯛釣り大会。新鮮な魚介類や干物、野菜などを販売する「いきいきマーケット即売会」や、牛深ハイヤ・郷土芸能の披露など、見どころ満載です。
教会イルミネーション(12月上旬〜1月上旬)
冬の天草を幻想的に彩るイルミネーションも見逃せません。﨑津天主堂や大江天主堂がライトアップされ、重厚なゴシック様式の教会が夜空に浮かび上がります。クリスマスイブには「大江冬まつり」が開催され、サンタさんからのプレゼントやキャンドル行列も楽しめます。
Amakusa Romantic Fantasy(11月下旬〜1月中旬)
天草市内各所で開催されるイルミネーションイベントです。冬の夜を彩る光の演出で、ロマンチックな雰囲気に包まれます。家族やカップルでのお出かけにぴったりです。
えびす祭り(1月中旬)
鯛釣りのメッカとして有名な倉岳町で行われる新年の釣り大会です。大物賞や大漁賞には豪華プレゼントがあり、釣具やエサは船に準備されているので手ぶらで参加できます。その他、キス釣り大会や鯛釣り選手権大会なども開催されます。
よかとこ祭(2月上旬)
離島・御所浦で開催される冬のイベントです。御所浦小学校グラウンドを主会場に、鯛釣り大会、恐竜の鳴き声コンテスト、的当て大会、バザーなど盛りだくさん。子どもから大人まで楽しめる内容で、島ならではの温かい雰囲気を味わえます。
天草マラソン大会(2月中旬)
フルマラソンとハーフマラソンが実施される冬のスポーツイベントです。国道324号線の天草信用金庫前をスタートし、フルマラソンは苓北町西川内、ハーフマラソンは五和町御領で折り返します。海沿いのコースを走り抜ける爽快感は格別です。
天草市のお祭りを楽しむポイント
天草市のお祭り一覧をご紹介しましたが、いかがでしたか?春の牛深ハイヤ祭りから冬の牛深あかね市まで、1年を通じて魅力的なイベントが目白押しです。
お祭りに出かける際は、以下のポイントを押さえておくとより楽しめます。
- 交通アクセス:天草は離島のため、事前にフェリーや車でのルートを確認しておきましょう
- 駐車場情報:大規模なお祭りでは臨時駐車場が設けられることが多いので、公式サイトをチェック
- 宿泊先の確保:人気のお祭り時期は宿が混み合うため、早めの予約がおすすめ
- 地元グルメ:新鮮な海の幸を味わえる屋台やマルシェも見逃せません
天草の人々が大切に守り続けてきたお祭りには、土地の歴史や文化がぎゅっと詰まっています。ぜひ実際に足を運んで、その魅力を体感してみてくださいね。
「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」
— イチロー(元プロ野球選手)
今回ご紹介した天草市のお祭りも、地域の人たちが小さな一歩を積み重ねて守り続けてきたからこそ、今も多くの人を魅了しているのだと思います。みなさんもぜひ、天草の四季折々のお祭りで素敵な思い出を作ってください😊 それでは、また次回の記事でお会いしましょう!


















