こんにちは、『ローカログ』岩手県担当ライターのたつのりです。みなさんは、岩手県沿岸部に位置する陸前高田市にどんなお祭りがあるかご存知でしょうか? 三陸の海と山に囲まれたこの土地では、古くから受け継がれてきた伝統行事がじんわりと息づいています。今回は陸前高田市のお祭り一覧を、地元ならではの魅力とともにお届けしますね ♪
陸前高田を代表する2大七夕まつり
陸前高田市といえば、毎年8月7日(旧暦の七夕)に開催される「うごく七夕まつり」と「けんか七夕まつり」が有名です。どちらも地元の方々が大切に守り続けてきた夏の風物詩で、わたし自身も一度は現地で体感したいと思っているお祭りなんですよ。
うごく七夕まつり(高田町)
高田町で行われる「うごく七夕」は、先祖供養のために始まったとされる伝統行事です。各祭組がよりをかけて作り上げた華麗な山車を引き、「ヨーイヨイ!」という元気な掛け声とともに町を練り歩きます。
東日本大震災ではほとんどの山車が流出してしまいましたが、それでも復活を遂げた姿には胸が熱くなりますね。現在はかさ上げされた中心市街地をきらびやかな山車が巡行し、夜になると灯りが彩られて一層幻想的な光景に。アバッセたかた周辺で勇ましく立ち並ぶ山車は、まさに圧巻です◎
けんか七夕まつり(気仙町)
約900年の歴史を誇る「けんか七夕」は、気仙町今泉地区で行われる岩手県指定無形民俗文化財のお祭りです。「東北の奇祭」とも呼ばれるこの行事は、山車同士が激しくぶつかり合う豪快さが最大の見どころ。
山車に取り付けられた綱を相手の山車の背後に伸ばし、山車頭の「引けー!!」という掛け声とともに勢いよく引っ張ります。ぶつかり合う瞬間、山車の中からはお囃子が鳴り響き、会場全体が熱気に包まれるんです。一度見たら、けんか七夕の”とりこ”になること間違いなしですよ!
夏を彩るイベント
お天王さま夏祭り
毎年7月に高田町で開催される夏祭りで、2025年は7月19日〜20日に行われました。出店が立ち並び、ステージイベントも充実しています。
近年は「チャオチャオ陸前高田道中おどり」が復活したことでも話題に。地域のみなさんが一体となって踊る姿は、見ているだけでほっこりとした気持ちになります😊
秋の収穫祭・産業まつり
陸前高田市産業まつり
例年10月下旬にアバッセたかた周辺で開催される、陸前高田の魅力がぎゅっと詰まったイベントです。2025年は10月25日(土)〜26日(日)の2日間で行われます。
新鮮な海産物や農産物をはじめ、地元の特産品がずらりと並びます。ステージイベントや交流都市からの出店もあり、家族連れでも一日たっぷり楽しめますよ。陸前高田の「おいしい・楽しい・面白い」を存分に味わえる秋の定番イベントですね!
横田あゆの里まつり
陸前高田市横田町の「川の駅よこた」で毎年秋に開催されるお祭りです。2025年は10月26日(日)に第19回が開催されます。
メインはなんといっても鮎の塩焼き! 香ばしい香りが会場いっぱいに広がり、思わず足が止まってしまいます。カニのふわふわ汁や地場産品の販売、豚汁のお振舞など、横田の秋の味覚を堪能できるイベントです。開会行事は8時45分から、13時まで開催していますよ。
広田湾大漁まつり
三陸の海の恵みを満喫できる秋のイベントで、広田漁港荷さばき施設で開催されます。2019年には節目の20回目を迎えた歴史あるお祭りです。
新鮮な魚介類が格安で販売されるほか、牡蠣むきや鮭のつかみ取りなど体験型の催しも人気。普段はなかなか見られない漁港の雰囲気も楽しめて、海好きにはたまらないイベントですね♪
5年に一度の特別な祭典「式年大祭」
高田町五年祭(氷上神社・天照御祖神社 合同式年大祭)
2025年10月19日に10年ぶりに挙行された、5年に一度の特別な祭典です。本来は2020年に開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期されていました。
氷上神社と天照御祖神社それぞれで大祭式を行った後、両神社の行列が本丸公園下で合流し、約200人もの大行列となりました。東日本大震災後途絶えていた「風流山車」が15年ぶりに復活し、震災前の風景がよみがえったと話題を呼びました。
矢作町の式年大祭
矢作町の天照御祖神社でも、同様に5年に一度の式年大祭が執り行われます。2025年は10月13日に10年ぶりに挙行され、境内には総代や町民ら約100人が参集しました。地域の伝統を今に受け継ぐ、厳かで心あたたまる祭典です。
そのほかの伝統行事・イベント
陸前高田市には、まだまだ魅力的なお祭りやイベントが点在しています。代表的なものをご紹介しますね。
- 広田黒崎神社 式年例大祭 ─ 広田半島の漁師町で行われる荘厳な祭り
- 根岬梯子虎舞 ─ 勇壮な虎舞が披露される伝統芸能
- 箱根山フェスティバル ─ 箱根山展望台周辺で開催される自然満喫イベント
どのイベントも、陸前高田ならではの風土と人々の想いが込められています。季節ごとにさまざまなお祭りがあるので、何度訪れても新しい発見がありそうですね。
陸前高田市のお祭りを楽しむポイント
みなさんが陸前高田市のお祭りを訪れる際に、知っておくと便利な情報をまとめてみました。
| お祭り名 | 開催時期 | 主な会場 |
|---|---|---|
| うごく七夕まつり | 8月7日 | 高田町・アバッセたかた周辺 |
| けんか七夕まつり | 8月7日 | 気仙町今泉地区 |
| お天王さま夏祭り | 7月中旬 | まちなか広場周辺 |
| 産業まつり | 10月下旬 | アバッセたかた周辺 |
| 横田あゆの里まつり | 10月下旬 | 川の駅よこた |
| 広田湾大漁まつり | 10月 | 広田漁港荷さばき施設 |
お出かけ前には公式サイトや観光情報サイトで最新情報をチェックしておくと安心です。特に夏のうごく七夕・けんか七夕は同日開催なので、両方楽しみたい方はスケジュールを上手に組んでみてくださいね。
まちの復興と伝統の継承
陸前高田市は、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けました。多くの山車や祭りの道具が流出し、担い手も減少するという厳しい状況が続きました。
それでも地域の方々は、伝統を絶やすまいと力を合わせてきました。けんか七夕を愛する20代の若者たちが山車づくりに奮闘したり、風流山車が15年ぶりに復活したり。そんな姿を見ると、お祭りが単なるイベントではなく、地域の絆そのものなのだと感じます。
わたしも岩手県内で何度か転勤を経験しましたが、どの土地にもそこにしかないお祭りがあって、それが地域の誇りになっているんですよね。陸前高田市のお祭り一覧を眺めていると、ここにしかない魅力がサクサクと伝わってきます😊
みなさんもぜひ一度、陸前高田市を訪れてみてください。きっと心に残る思い出ができるはずです!
「道は歩くほど深まる」 ─ 日本のことわざ
わたしの座右の銘でもあるこの言葉。陸前高田市の方々が、困難な道のりを歩みながらも伝統を守り続けてきた姿と重なります。一歩一歩進むことで見えてくる景色がある。みなさんもぜひ、自分だけの「道」を歩んでみてくださいね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


















