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世田谷区の限界集落問題を徹底調査!大蔵3丁目の現状と対策

こんにちは!『ローカログ』世田谷エリア担当ライターのすーちゃんです。皆さんは「限界集落」という言葉を聞いたことがありますか?地方の過疎地域の問題だと思われがちですが、実は東京23区内、そして私たちが住む世田谷区にも存在しているんです。

今回は世田谷区の限界集落について、ボクが詳しく調査した結果をお伝えします。思い立ったが吉日ということで、この問題について一緒に考えてみませんか?

目次

東京23区にも存在する限界集落の実態

まず、限界集落とは何かを説明しましょう。これは65歳以上の高齢者が人口に占める割合が50%を超えた地域のことを指します。地方の山間部や離島でよく聞く話ですが、実は東京23区内にも15カ所もの限界集落が存在しているんです!

政府が5年ごとに実施している国勢調査の結果を基に、23区の高齢化率を町丁目単位で調べたところ、2020年の調査で約3千ある23区の町丁目のうち、限界集落に該当する地域が確認されました。人口500人以上の町丁目に限定しても、9カ所が限界集落として認定されています。

世田谷区大蔵3丁目の深刻な状況

世田谷区大蔵3丁目は、東京23区内で2番目に高齢化率が高い地域として注目されています。2020年の調査では高齢化率が60.9%に達し、2000年と比較すると20年間で32ポイントも上昇しています。

大蔵3丁目は小田急線「祖師ヶ谷大蔵駅」から南に約1キロメートルの場所に位置し、仙川や砧公園などの自然環境に恵まれた美しいエリアです。国立成育医療研究センターにも隣接しており、本来であれば子育て世代にとって魅力的な立地条件を備えています。

限界集落化の主な原因とは?

都営住宅・公社住宅の影響

世田谷区で限界集落が生まれる最大の要因は、大規模な公営住宅の存在にあります。大蔵3丁目の場合、地区のほぼ全域を東京都住宅供給公社の「大蔵住宅」が占めているのが現状です。

この大蔵住宅は昭和34年から38年にかけて建設された30棟1,264戸からなる大規模団地で、建設から60年以上が経過しています。都営住宅の建設ピークは高度経済成長期の1969年度で、1974年度までに建てられた団地が現在でも全体の約3割を占めているんです。

入居資格の厳格化による若年層流出

1990年代後半から入居資格が厳格化され、1世帯の合計所得が制限を超えると、社会人になった子どもたちは同居できなくなりました。その結果、若い世代は団地外に独立せざるを得なくなり、高齢者だけが残る構造が生まれています。

東京都の2020年度末の調査によると、都営住宅の名義人の69.2%が65歳以上で、単身入居者に限ると82.4%に上っています。この数字を見ると、いかに高齢化が進んでいるかがよく分かりますね。

限界集落がもたらす深刻な問題

孤独死の増加

高齢化の進行に伴い、最も深刻な問題として「孤独死」の増加があります。単身生活者が誰にも看取られることなく、住居内で突発的な疾病などによって亡くなるケースが急増しているんです。

過去10年間、都営住宅内での孤独死は400人台で推移していましたが、2017年以降は上昇傾向にあり、2020年度には755人に達しました。この数字は私たちに重い現実を突きつけています。

コミュニティの衰退

高齢化が進むと、地域のコミュニティ活動も縮小していきます。町内会や自治会の活動が困難になり、地域の結束力が弱くなってしまうのです。また、商店街の活気も失われ、生活に必要なサービスが受けにくくなる悪循環が生まれています。

大蔵3丁目の建て替えプロジェクト

希望の光となる再開発計画

しかし、大蔵3丁目には希望の光が差し込んでいます!老朽化した大蔵住宅の建て替えプロジェクト「カーメスト大蔵の杜」が進行中で、これが限界集落からの脱却のきっかけになると期待されています。

この建て替えプロジェクトは全体を4期に分けて実施され、第1期工区は2022年7月に竣工しました。従前居住者の仮移転先を団地内に確保しながら、順次建て替えを進めているのが特徴です。

人口動態の変化

建て替えの検討が始まった2014年以降、大蔵3丁目の人口は大幅に減少しています。2014年1月1日時点では2,003人だった人口が、2022年には836人まで減少しました。これは定期借家契約の世帯約300世帯が2014年末に退去し、普通借家契約の世帯も約300世帯が転居したためです。

一方で、2022年1月1日時点での高齢化率は61.2%と依然として高い水準を保っていますが、新しい住宅への入居が始まれば、若い世代の流入も期待できそうです。

他地域の成功事例から学ぶ

八王子市長房町の取り組み

限界集落問題の解決策として注目されているのが、八王子市長房町の事例です。ここでは築60年の古い団地を建て替え、生まれた3万平方メートルの土地に商業、医療、福祉施設、総合商業店舗とホームセンターを建設しました。

この開発により700人の雇用が生まれ、活気ある街に生まれ変わっています。北区桐ヶ丘団地でも、この八王子のケースをモデルとした開発が企画されているそうです。

世田谷区全体の高齢化状況

世田谷区全体を見ると、高齢化率は20.2%で23区の中では比較的低い水準を保っています。最も高齢化率が高いのは北区の25.4%で、最も低いのは中央区の15.8%です。

しかし、世田谷区内でも地域によって大きな差があり、大蔵3丁目のようなホットスポット的に高齢化が進んでいる地域が存在することを忘れてはいけません。

今後の課題と展望

見守り体制の充実

限界集落問題の解決には、見守りや地域の支え合いが不可欠です。しかし、現時点では国が主体となるのか、自治体が主体となるのか、誰がどこまでやるべきなのか明確な答えがない状況です。

この問題は誰か特定の人や組織だけでなく、私たち一人一人が意識して取り組むべき課題なんです。助け合いが当たり前の社会を作っていくことが重要ですね。

多世代共生の実現

建て替えプロジェクトを通じて、若い世代と高齢者が共に暮らせる多世代共生の住環境を整備することが求められています。子育て支援施設や高齢者向けサービスを充実させ、すべての世代が安心して暮らせる街づくりを進めていく必要があります。

まとめ

世田谷区の限界集落問題は決して他人事ではありません。大蔵3丁目の建て替えプロジェクトは希望の光となっていますが、根本的な解決には時間がかかるでしょう。

私たちにできることは、まずこの問題を知ること、そして地域のコミュニティに積極的に参加することです。皆さんも自分の住む地域に関心を持ち、できることから始めてみませんか?

「変化を求めるなら、自分自身が変化になれ」- マハトマ・ガンジー

今日も皆さんにとって素晴らしい一日になりますように!思い立ったが吉日、小さな一歩から始めていきましょう♪

投稿時のリサーチ結果に基づいて記事を作成していますが、最新情報は公式サイトも必ずご確認ください

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