こんにちは!『ローカログ』目黒エリア担当のライターあきこです。今日は暖かい日差しが心地よい午後ですね。みなさん、目黒区内を流れる川について考えたことってありますか?
実は目黒区には目黒川・蛇崩川・立会川・呑川・九品仏川の5つの二級河川が流れているんです。「え、そんなにあるの?」って思われる方も多いかもしれません。わたしも最近まで、目黒川くらいしか知らなかったんです。毎日が発見ですよね!
目黒区の川の全体像を知ろう
目黒区は荒川と多摩川に挟まれた武蔵野台地の東端に位置しています。北東部の水系は目黒川本支流、南西部では呑川本支流が主要な流れとなっているんです。これらの川が20から30メートルの深さの谷をつくり、起伏に富んだ地形を形成しているから、目黒区には坂が多いんですね。
驚くことに、これらの川は目黒川と呑川の一部を除いて、下水道幹線として暗渠化され、緑道として区民の憩いの場となっているんです。
目黒区最大の川・目黒川の魅力
目黒区内の一番大きな川で、世田谷、目黒、品川の三区を流れています。全長約8キロメートルもあるこの川は、春になると約800本のソメイヨシノが川沿い約4キロメートルに咲き誇る、東京屈指の桜の名所として知られています。
面白いことに、江戸時代には「垢離取り(こりとり)川」と呼ばれていたんです。目黒不動尊に参詣する人々が川の水で身を清めていたことから、この名前が付いたそうです。歴史を感じますよね♪
目黒川の支流たち
目黒川には多くの支流が注いでいます。主なものは以下の通りです:
- 空川:駒場野公園と東京大学駒場キャンパス構内の池を水源とする
- 蛇崩川:世田谷区の弦巻、馬事公苑付近から生じる
- 谷戸前川:祐天寺付近から発する
- 羅漢寺川:林試の森界隈から品川との区境近くを流れる
これらは現在、下水道の暗渠となっているほか、草木が植えられて緑道となっているところが多いんです。
蛇崩川~恐ろしげな名前の由来とは?
世田谷区の弦巻あたりを水源として、中目黒駅付近で目黒川に合流する支流です。何とも恐ろしげな名前ですが、実は蛇のようにうねって流れているからついたという説や、砂利の崖がよく崩れたので「砂崩川」、それが今の文字になったという諸説があるんです。
現在は蓋かけされて「蛇崩川緑道」として区民に親しまれています。この緑道を歩いてみると、かつてここに川が流れていたんだなあって、しみじみ感じられますよ。
立会川~昔は小魚がたくさん泳いでいた
碑文谷公園の碑文谷池と清水公園の清水池を水源とする小さな流れが合流して立会川になります。昭和39年(1964年)に蓋かけされ、川の姿を見ることはできなくなりました。
でも安心してください!代わりに川の上は道路より一段高い緑道として整備され、桜の木が立ち並ぶ多くの方の散歩道として親しまれているんです。昭和20年代までは小魚の多いきれいな小川で、子どもたちの絶好の遊び場だったそうです。
呑川~「呑む」ことができるほどの清流だった!
世田谷深沢あたりを水源とする深沢川に、駒沢川、柿の木坂支流を合わせて本流となり、さらに九品仏川と合流して東京湾に流れ込む河川です。かつては呑むことができるくらいの清流を誇っていたことにより呑川と呼ばれているんです。なんて素敵な名前の由来でしょう♪
現在は蓋かけされ「呑川緑道」となり、桜並木の遊歩道になっています。緑が丘駅付近から大田区との区境を流れる部分だけは、今でも川面を見ることができるんですよ。
九品仏川~自由が丘のベンチでひと休み
九品仏で知られる浄真寺付近の湧水地を水源としています。水路は昭和49年(1974年)に蓋かけされ、「九品仏川緑道」として改修されました。
自由が丘駅前の商店街では緑道にベンチが置かれ、憩いの場となっているんです。お買い物の合間にちょっと座って、かつてここに川が流れていたことを想像してみるのも楽しいですよね。
桜並木の歴史を知って散策がもっと楽しく
目黒川の美しい桜並木、実は昭和に入ってからの護岸工事がきっかけで始まったんです。最初の植樹は昭和2年で、西郷隆盛の孫にあたる西郷従徳らが植樹したと伝わっています。そして護岸工事があるたびに有志が桜を植樹していき、現在の姿になったんです。
昭和30年代前半は目黒川沿いでお花見なんかとても考えられなかった。川沿いには工場が立ち並び、川の水もきれいではなかった
という当時を知る方の証言もあります。こうした歴史を知ると、今の美しい桜並木が、どれだけ多くの人の努力で作られてきたのかがよくわかりますね。
現在の目黒川の環境について
昔は魚も住まないほどに汚染された目黒川でしたが、今ではアユやカワセミなど魚や野鳥の姿を見ることができるんです。これってすごい改善ですよね!現在流れている水は新宿区にある「落合水処理センター」の下水処理水が大部分で、河床からの湧き水や地下施設の漏出水なども混じっています。
船入場付近では海水が上がってくるので、ボラやスズキなどの魚やカニ、そして水鳥もやってきます。都心にいながら、意外と自然がいっぱいなんです♪
川沿いの緑道を歩いてみよう
目黒区内の川沿いの緑道は、どこも桜並木が続く素敵な散歩コースになっています。季節ごとに違った表情を見せてくれるので、何度歩いても飽きません。特に春の桜の季節は圧巻ですが、新緑の季節や紅葉の時期も美しいんですよ。
歩いているうちに「ここにも昔は川が流れていたんだなあ」って思うと、なんだかぽかぽかした気持ちになります。都市化が進んだ今でも、こうして緑道として残してくれた先人の方々に感謝ですね。
川の記憶を辿りながら歩く緑道散策、みなさんもぜひ体験してみてください。きっと新しい目黒区の魅力を発見できると思います!
「困難は分割せよ」- ルネ・デカルト
今日ご紹介した目黒区の川たちも、一つひとつ知っていくことで、この街の奥深い魅力がスッキリと見えてきます。毎日の散歩が、きっともっと楽しくなりますよ♪

















